さいさい様よりの投稿3

 メリカ在住、さいさい様から3通目の投稿を頂戴致しました。やはり異なる言葉の外国で暮らすというのはいろいろ御苦労も多いようでございまして、さいさい様からは以前にも「マップネタ」の投稿を頂いておりますが、今回もまた英語がらみでございまして…

 メリカで暮らしていると妙に日本食が恋しくなるもので、私とトラ(主人)さんは、チョコチョコと日本食のお店を見つけては食事に行っております。

 る日本食の店に出掛けた時の事、アメリカ人らしき調理人の方が目の前の鉄板でお肉を焼いておられました。彼は、私達が日本人だと分かると、

「コンニチハ、スシ。スシハオイシデスネ・・。」

と、片言の日本語で話しかけてこられました。それにしても、外国人の人って、なんで日本人を見ると、「スシー。」とか、「コンニチハー。」とか言いたがるんでしょう?「こんにちは」はわかるんですが、「すし」と唐突に言われても、何と言ってよいのやら・・・。
でも、日本語を話そうとしてくださる志に喜びを感じ、

「オー、ジャパニーズ(日本語)!」

と言ったら、してやったりな表情で、

「ノー、アイム アメリカン。アイムフロム テキサスゥー!(ニヤリ)」

と返されてしまった。笑点で座布団持ってかれちゃう落語家さんて、こんな気持ちかなぁ??なんて、考えつつ、その日はそそくさと食事を済ませ帰ったのでした。

 かにJapanese・ジャパニーズという言葉には「日本人」と「日本語」という両方の意味がございます。しかし「あら、日本語!」と言った客に対して「へへ〜ん、日本人じゃないよ〜ん。オラ、アメリカ人だよ〜ん」と答えて喜ぶとは…アメリカ人はオチャメであると言うよりは、どちらかというと「外人相手にそんなヒッカケ問答して嬉しいのか?オマエ?」と言いたくなって参ります。

 ういう時はナマジ「相手の言葉」で対抗しない方がいいのかも知れませぬ。相手がタドタドしい日本語で話し掛けてくるなら、こっちも日本語で応じた方がいい場合もあるようでございます。ワタクシ、バンコクの街を歩いていて「ヘイ、シャチョサン、イイミセアルヨ」といった日本語で迫ってくるポン引きの多さに閉口し、ついに日本語モードで対抗したことがございます。

 「ヘイ、シャチョサン!ソープランド イキマセンカ?」「行かないよ」「ヤスイヨ、ヤスイ」「行かないの。いーかーなーいーの。わかった?」「オウ!ワカリマス!ワタシ ニホンゴ スコシ ワカリマス!」…あまり分かって頂けないようでございましたが…。さいさい様、このたびは投稿ありがとうございました。

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