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第197回

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あ〜諸君、この私がドルードル学園の事務局長である。

フィールドを縦横無尽に駆けるアスリートの姿には、いつも魅了してくれる。
なかでもチームプレーのユニフォームは、細部にわたり練りに練った意匠がこらされて楽しい。

デザインには スピード感やパワー、本拠地にちなむイメージはもちろん、
選手の筋肉や関節を効率よく動かしたり、空気抵抗を減らしたりとフィジカルな効果もあるのだそう。なので種目により素材や厚み、貼り方も変わる。
たんに模様をあしたっているのではなく、緻密な設計の集大成なのだった。

目に見えるところ、見えないところで進化をつづけるユニフォーム。中継が目にとまったら、アスリートをまとっている側にも注目してみよう。

(  名前の前の "◎" は生徒会長   )


何のながれのように?

▼第197回出題の問題図


出題:心の故郷千葉・地中海刑事

(問題図を押して別表示)
今回の問題図は曲線だけの組み合わせ。
その配置もあって、ひとめ見て つぎのようなイメージをもった生徒諸君もいただろう。

【スクワット行う際は背中をまっすぐにしましょう。ではあと100回です】(三重・日長石君)
姿勢がわるい といわれる曲がりぐあいを どう活用するかが腕のみせどころ。
筋肉が歓声をあげまくってる限界点、ととらえた。へとへとになる回数は人それぞれなので、これまでの回数は触れなくて正解だね。
追加100回は、どんなレベルの人にとっても愕然とするにはじゅうぶんなボリュームだ。

【ポニーテールに憧れたこけし】(徳島・後野まつりくん)
おなじく頭に見たてて、きれいな円形がにあう主役をつれてきた。
よくペアでかざられてる日本人形はフッサフサなのに、こっちは自毛じゃないし、量もちょちょって描かれるだけ。
あこがれもひとしおだったのだろう、セットもカンペキじゃないか。

冒頭で予想したものの、意外と 黒丸を頭とした回答の投稿数はすくなめだった。
まっさきに思いついたとあって、競争率が高そうと 送るのをひかえた生徒諸君が多かったかも。

【返り血を浴びたジェイソン】(群馬・夢眠君)
そこで、白地に黒丸のコントラストがきわだってるキャラクターを発見。
仮面のデザインのちがいを逆手にとって、今まさに暴虐のかぎりをつくしているシーンにしたてた。

首から下では、どこに見たてたかな。

【股間の墨塗り、小さすぎやしませんか?】(神奈川・DA☆君)
問題図のパーツが両方とも、曲線ではあるけど きれいな図形なので 人の手が加わったあと としたわけか。っていきなりここかい。
あんな姿勢になって、そんな角度からレンズを向けると、ほうほう、ふむふむ。

【ボツ箱から脱出しようとした形跡が】(後野まつりくん)
こちらも身体そのものではなく、かつてつけたしるし と解釈した。
ながれる形が、力つきたあとにも見えてなっとくだ。
無謀なくわだてをこころみる者もいたものだ、体力をそがれるだけなのに。ほかの生徒諸君も、この末路を他山の石とするように。


あらそいを勝ちぬくものは

下側のパーツを全身に見たてた生徒も多かった。

【レイアップシュート】(DA☆君)
しなやかな ひねりの入ったポーズと、持ちあげられた丸。球技は そんなシチュエーションの宝庫だ。
派手なダンクやスリーポイントが注目をあびがちだけど、きれいなシュートには見とれてしまう。

【オリンピック競技化したアンパンマンの顔投げのピクトグラム】(旅人君)
円盤や砲丸投げを えらばなくて賢明だね。このフォームには そぐわない。
ならば何を投げようか、と えらんだ結果が。たしかに やさしく取りあつかう教材としてはうってつけだれども。
おりしも朝ドラのテーマになって あちこちにで採りあげられている。この波にぐいぐい乗ってく貪欲さは みならいたい。

【大玉転がしなのに1人で大玉を持ち上げて物議を醸す結果に】(北海道・旅人君)
メジャーな球技で もっとも大きいボールはバスケだろう。でも問題図と見くらべて さらにでっかい球をもちこみたくなる気持ちはわかる。
かくして競技はルール度外視の無法地帯へ、スポーツマンシップはどこへやら。
パン顔は あの大きさでも なんとか投げられそうだけど、あの玉をひとりで持ち上げるとは。その腕力なら ほかの競技でメダルをとれるぞ。

ボールを持ちあげるというと つぎの一族がおなじみだ。

【世界一美しいアシカショー】(旅人君)
体格も色も 問題図にぴったりだ。
さすが触れこみだけあるね、どの向きからカメラを構えても、絵になるポーズを心得ている。

【イルカには負けてられないと水上ジャンプからのボールキャッチをマスターしたアシカ】(兵庫・ryu君)
さらに ダイナミックなアクションを回答に盛りこんだ。
ヒレが問題図の枠にくっついてるにもかかわらず、空中技を見たてたのはみごと。
ちょっとでも すきまがあったら、アシカショーのプログラムはもっと多彩だったかもしれない。

まわりからの追い上げがいちじるしい、当のイルカはというと、

【目が覚めたらなんで隣にシロイルカが】(ryu君)
つぶらな瞳をたずさえながら、ベッドでほほえみをたたえていた。
まっしろなペットもたくさんいるだろうに、あえての水中生物。でも毛並みじゃなくて皮膚が白い、となるとしぼられる。
記憶がなくても事実にはあらがえない。種の垣根をのりこえて幸せにね。


どの運命をえらぶか

たべものを見たてた回答を紹介しよう。今回のおしながきは。

【アシカに憧れたひじき】(茨城・藤のの乃くん)
海草までが手本とするほど浸透しているとは、おそるべしアシカ人気。
大きさから想像するに、ひじき一家総出であつまりながらボールに挑んでいるのだろう。
本家からクレームが来やしないか心配だ。肉食らしいので一口打尽にされることはなさそうだが。

【ひじき「この面は俺がもらった!出ていけ、サイコロの1!」】(日長石君)
まさかのひじき人気。生徒諸君には海草ずきが多いんかな。
そしてこちらでも無謀なたたかいを仕掛けてしまった。枠と目の大きさのバランスもぴったりだし、つけいるスキがないぞ。
いせいよく土俵際へ追いつめたけど、追いだすパワーまで残ってるかな。黒色じゃサイコロにとってもいいことないし。

【温泉の湯気で蒸された温泉まんじゅう】(旅人君)
1コずつカスタマイズされた湯気をあててるんだ。このこまかい調整で、おいしさを最高に引き出してくれる。
温泉街の目抜きどおりで、これでもかというくらい湯気を歩道にふきだして向けてアピールしてるね、この香りが食指をそそるったら。
温泉地の観光マップで、まんじゅう屋さんをあらわす記号にいかが。すでに使われてたりしてね。

まんまるお目めといえばジェイソンやイルカなのにたいし、まんまるお口といえば。

【ハニワ、イカスミスパゲティーをすする】(後野まつりくん)
この一族がいた。なかなかどうして、おしゃれメニューをたのしんでるじゃないの。
この口で どうやったらすすれるか試行錯誤したのだろう、これで1本の超々極太麺を特注した。
ゆでるのに1時間くらいかかりそうだけど、待ちに待ったイカスミパスタは格別だろう。

【かつらむきにされる黒だいこん】(ryu君)
本当にあるんだ黒ダイコン。海外ではポピュラーに使われてるんだね。
パスタだと極太にしなきゃならないけど、野菜は包丁わざで いかようにも変形できてべんりだ。
どんな味なんだろう、イカスミにつづくブームの香りもするぞ。

【黒豆と田作りだけのおせち】(福岡◎ぎねねくん)
パーツのかたちと色にそった具材をえらんでくれた。
問題図をお重に見たてよう。1コと1匹のミニミニ重か、奄美名物モダマの黒煮&アナゴの田造り。これはこれでおいしそう。
どちらにしても、呑んべにとっちゃ申し分ない おとそのアテにはちがいない。

今回のドルードルコースはいかがだったかな。ではデザートでしめよう。

【舐められる人生を悟り哀愁漂わせるチュッパチャプス】(藤のの乃くん)
下パーツのかたちを 気分のにじみようととらえた。ふだんがまっすぐなだけに分かりやすいって。
このフォルムの食べものって、途中からもぐもぐ食べられるタイプが多いけど、これはさいごまでなめられっぱなし。
手で持ちにくくなって延命できるかもしれないぞ、でも延命しすぎて賞味期限切れのおむかえがこないように。


待ちのぞむ境地は

文字や記号ととらえた回答たちを紹介しよう。下側のニョロっとしたかたちをもつものってあったかな。

【幼児体型の四分音符】(ぎねねくん)
短いながら多くをかたるフレーズを発掘してくれた。なるほど頭が大きめだし ちょっと太めだし。
もともと上下2種類いるので さかさまになってる説明は不要だね。上下でかたちが対称なのは四分音符だけか。
なるほどとヒザをうったけど、譜面に慣れしたしんだ経験者なら自然に思いうかびそうだ。

【四分音符と四分休符が変装して禁断の密会】(DA☆君)
音符より休符のほうがニョロ度がたかいね。ふだんは横ならびの整列をしいられてた ふたりが かさなりあえた。
でも変装というにはあやしい。休符はアシカっぽく化けたけど、音符はちょっと手を伸ばそうものならバレそう。
ダイエットして手足もたたんで、全音符のフリまでできれば気づかれなさそうだ。

【0まで積分しろと言われて拗ねたインテグラル】(ぎねねくん)
ニョロぐあいも一致する記号を採用した。かつて悪戦苦闘してたせいか、記憶のかなたへ押しやってたよ。
インテグラルからしたら、定積分しかも原点へって命題はよほど不本意なんだろな、プイって裏がえってしまった。
これをきっかけに 裏積分なる新ジャンルが生まれるかも? どんな世界か想像もつかない。

机上からふたたび、実態の世界にもどろう。

【彼は私のことが…スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キr…あああああっ!】(ryu君)
結末をさとった瞬間の、視界が暗転したような こころもちがよくわかる。
いやいや あきらめるのは早い、いまはキr…でも、振りむくようアプローチしてこうじゃないか。
と景気づけてみたものの、たった6枚の花でうらなってるところから予想するに、成就はみこみうすそう。

【補助付きスケートシューズ】(後野まつりくん)
余ってるパーツを ポジティブ発想でメインのモチーフへ取りこんでくれた。
そういえば スケートリンクでも、初心者むけのシューズってあまり見ないね、これはうれしい。
かたむきそうになっても補助がささえてくれる仕掛けか。上達するにつれて補助をちっこくしていくと、ステップアップへのモチベーションになるね。

【当社の強化ガラスは、15年に渡る改良を経て野球ボールの直撃でもこの程度しか割れなくなりました】(群馬・夢眠君)
曲線だけの問題図でガラスが出てくるとは思ってもみなかった。これは夢眠君ならではの発想だろう。

「15年前の強化ガラスは第100回です」(同君)
この授業のトップ賞が、強化ガラス第一弾なのだった。さすが15年かけただけあって、みるからに安全に様変わりした。
安全しかもキレイにみえすぎて、デザインかなと手でふれる人がいるかも。はやいとこ交換しとこう。


その力のみなもとは

今回の授業も佳境に入ってきた。スケールアップしていくよ。

【北海道に栄養を取られた本州】(ぎねねくん)
実際のかたちから変わりはてたわけを 簡潔にあらわしてくれた。いつのまに こんな形勢に。
本州を主人公に据えたことが さらに悲哀をさそう。北海道のもとで だらーんとぶらさがってる配置も 関係を象徴してるかのようだ。
ところで四国と九州がみあたらないんだけど、きっと問題図の下にいることだろう。どんな姿かは知るよしもないけれど。

【ナメクジ宇宙怪獣、地球を襲撃】(DA☆君)
軟体生物+丸というと カタツムリ&殻 が浮かびそうだけど、思いもかけないスケールへ飛躍した。
ぬめ〜っとした体表がじわじわ接近してくる絶望感は はかりしれない。
世界じゅうが 生ぐっさいネバネバまみれになるとは、どの終末予言にもみられまい。

【実はプラナリアが地球を支えているんです】(日長石君)
プラネットサイズの軟体生物が まさかかぶるとは。立場が敵・味方にわかれたところが興味ぶかい。
位置関係も回答に取りいれた。古代インドの想像図だっけ、象3頭がかりの任務を一手に引きうけるとは 地球からの信頼は絶大だ。
託すあいてが ゆるゆるうごく動物でよかった。アシカの鼻先に持ってかれた日には のべつポンポコされて落ちつかないだろな。

【紆余曲折があった軌道エレベーター】(夢眠君)
地面をはしるのりものは 多少ぐねったほうが効率いいこともあるけど、宇宙に効率なんて かんがえる余地もないはず。
しかしそんな空間にも、軌道を曲げる 見えざるちからがはたらく。おらが国から発着させようとするちからは なおも健在なのだった。
あちこち引っぱられたあげく、もじどおり曲がって折れる軌道にしあがった。宇宙技術の結晶になるはずが みっともないありさまに。

つづいて見たてたのは この星だ。

【月からの滑り台】(日長石君)
大人の みにくい引っぱりあいを まのあたりにしたあとだけに、平和な回答にほっとする。
エレベータとするとぐにゃぐにゃに見えるけど、すべり台なら カーブがゆるく見えるね、
ただ、左右がゆるいのはスリルに直結でもある。垂直のかたむきはわからない、じつは直滑降なのかも!

【ブラックホールに吸い込まれる黒一反木綿】(夢眠君)
さらに猛スピードへ引きこむ天体に見たてた。黒色も符合したね。
ホワイトボディが最大のアイデンティティだったのに、ダークサイドへ衣替えとは なにがあった?
闇チームにくわわる関門がブラックホールからの生還なのか、それとも反対に、吸われまいと あらがっていて、強力な摩擦で 焦げてしまったのかも。

生徒諸君は ボツ箱に閉ざされないよう注意をおこたるでないぞ。
さあトップ賞だ。数ある回答のから抜きんでたのは!

◆◆◆ トップ賞 ◆◆◆
【北海道に栄養を取られた本州】
(福岡・ぎねねくん)

おおきく様がわりしたふたつの島。ひとことで両方の変わりようを表現した。
やせこけながらも、かろうじて もとの姿をほうふつとさせる体型なので共感できるね。
ん、てことは四国や九州も まきこまれた?

2025年度の会長に就任してから好調のぎねねくん。
昨年度末の授業から、間をおかずにトップ賞獲得だ。おめでとう!
だんだん獲得のハードルは高くなっていくけれど、この勢いで走りつづけてほしいぞ。


第195回授業の投票

▼第195回出題の問題図


(問題図クリックで授業を表示)
「195回。数合わせでひねりだした苦し紛れの回答が、まさかのトップ賞でびっくりです。世の中分かんないもんですね。
新年度も盛り上がって参りましょう!と少しは生徒会長らしいことを言ってみる」(ぎねねくん)

つくりかたは さまざま。送った回答がおおいほど、トップ賞ゲットのチャンスが上がるのはまちがいない。
ざんねんなのは、もはやすっかり新年度感がなくなってることだったm(_o_)m

その第195回。生徒諸君も 登校するときに それぞれ1つずつ、これがベストという回答をえらんでもらっている。
人気を博した回答はどれだろう。

3票:【学校から帰ってきたけどすぐ遊びに出かけるので玄関に放り投げられたランドセル】(ryu君)
  • 位置をウマいこと利用しましたねー

2票:【新人の仕事ぶりをチェックする 先輩お掃除ロボ】(ぎねねくん)
  • けど多分新人の方が性能いいんだろうな(予算ケチってなきゃ)って部分も含めて
  • トップ賞にふさわしい回答だと思います

1票:【スリングショットを来た爆乳黒人女性が寝そべる水着グラビア】(ryu君)

1票:【オレオレオレオ】(藤のの乃くん)
  • サスケェ!お前の前の棚のオレオ取ってオレオ!

1票:【ニっと笑う「ニ」】(藤のの乃くん)

もっとも票をあつめたのはランドセルだった。
現役でつかってる生徒諸君は たぶんいないだろう。そいえばこんなだったな、という共感があつまったかな。
トップ賞も複数票をあつめた。物理的にも立場的にもズレてる関係がコミカルだ。


おバカ回答投票

おつぎは、第195回の「おバカ回答」の投票結果だ。
こちらは2024年度のイベントで、今回が1年間さいごの発表だ。イベントの趣旨は 資料室 を参照しよう。

2票:【オレオレオレオ】(藤のの乃くん)

1票:【マジで入れ歯飛び出す5秒前】(ぎねねくん)

1票:【予算をケチったらデコレーションが半分になったウエディングケーキ】(ryu君)

1票:【ニっと笑う「ニ」】(藤のの乃くん)

1票:【オーストリアとインドネシアが揉めているらしい】(DA☆君)

1票:【首長族のしまむらで一番人気の首輪】(旅人君)

1票:【体力も大事なので、どろんこ○×クイズの走るところに反り立つ壁を設置!】(ryu君)

今回ゆいいつ、複数票をゲットしたのが ぜいたくオレオ。
だれもがいちどは夢見ただろう。カンタンにできるはずなんだけど、夢を現実にするのは やはりハードルがたかいのか。

1年間つづけてきたイベントも、今回でひと区切り。
期間をつうじて もっとも票をあつめた生徒には、初代「おバカ王」の称号が授与される。
だれもがうらやむ、この栄誉に浴する生徒はだれなのか! 近日公開予定だ、こうご期待。


おまけアンケート「最近しちゃった わすれもの をこっそり告白しましょう」

毎日持ってくものが変わっていた学生時代のほうが、わすれる頻度はおおかったはず。
ただ、年をかさねると持ってくものがほぼ固定されるぶん、忘れたときのダメージは はかりしれない。
ダメージがちいさいころの失敗経験から、わすれものをへらす それぞれの方法を確立してきたのだろう。

とはいえ、わすれることはあるもの。生徒諸君の経験談を のぞき見していこう。

「実際に忘れたとなると傘ですかね。降りそうって時にもっていくので降らないと忘れがちに・・・」(旅人君)
固定してない持ちもので、いちばん頻度が高いもののひとつだね。
ビニールじゃない、ちゃんとしたタイプを忘れたときのダメージはおおきい。行方しれずのときはなおさらだ。

「傘もレインコートもなくて、ずぶ濡れになって帰ったことですかね」(ryu君)
雨具をあげた生徒がもうひとり。物理的なダメージを受けてしまった。
そんなときにかぎって、コンビニやスーパーが近場になかったりする。夏場ならまだましだけど、カゼひかなかったかな。

「前日はりきって作ったお弁当」(日長石君)
いつ気づくかでダメージも変わる。移動中だったら調達できそうだけど、昼やすみにかばんをあけて、だとショックで動けなくなりそう。
どちらにしても、夜に自宅で もしゃもしゃしてるときのわびしさは変わらないけれど。

「忘れた、というか、職場のIDカードをなくした! と大騒ぎした後に、自分の机の下のゴミ箱に落ちてたということが。その日はゴミの回収日だったので危うかったです」(DA☆君)
あぶないあぶない、見つかってよかった。
とってもたいせつなカードをなくして、あとしまつが超大変だったという話をきくたび、カードをとめるヒモが ひきしまるよ。

局長は パブリックビューのイベントに めがねを持っていかず がっかりな目にあった。
ふだんコンタクトやめがねは使ってなくて、そのまま出かけてしまったのが運のつき。
ちいさい字が映されつづけて、まわりのリアクションから すっかりとりのこされてしまったよ。もう忘れないぞ。

アンケートの後半は、モノではないタイプの わすれものだ。

「仕事にかかわる資格の申請をうっかり忘れて、危うくおじゃんになるところでした。担当の方にお手間をかけてしまった」(ぎねねくん)
これもあぶないあぶない、申しこみできてよかった。
つぎの機会は1年後ということもよくあるし、お金がからむことも多い。その方にはいずれ借りを返さなきゃだね。

「年を取ると何を忘れたのかを忘れます・・・」(夢眠君)
あるあるだね。思いあたることは1コや2コじゃすまない。
じぶんが損をこうむるだけなら自業自得だけど、知らず知らずに 担当の方にお手間をかけてしまってるようなことがありませんように。

「記憶(おい)。やる準備をしていた記憶もその後済ませたって思った記憶も鮮明にあるのに肝心の部分の記憶がなくて。
結果伴ってないんだからしてないんだろうけど、そこまで準備してなんでしなかったのか? とか、それともエラーとかでやってたけど結果に繋がらなかったのか? とかその辺りがまるで記憶にない。
前後も曖昧ならうっかりも忘れるのもわりとあることだけどなまじはっきりしてるだけに・・・・逃避で記憶捏造したか?」(後野まつりくん)

年1回のちょっとしたルーティーン作業とか、その前の年とごっちゃにしてるかも。そうかんがえてくと、これもあるあるだ。
人の脳って記憶の捏造、いいかえれば補完がうまい。やっぱ紙に書いとくのが最強だ。

さまざまな告白をかいま見てしまった。
ひとごととは思えないのばかり。ときどき今回のアンケートを読んで気をひきしめよう。

今回の授業はこれまで!

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