第144回出題の回答 [ 一覧 | ドルードル学園 ]

あ〜諸君、この私がドルードル学園の事務局長である。

下のほうに、なにやら妙なマークがならんでいるではないか。これは何だ?
おぼえているだろうか、会長発案の 「ドルードルで目指せ大富豪!」 企画のしるしなのである。
回答に はいってる「ド」と「ル」の数がこれで一目瞭然だ。生徒諸君は「チャリンチャリン」と空耳しよう。

今年度いっぱい、回答に このマークが付く。コインをイメージしたつもりだが どうだろう。
かぞえまちがいがあったら知らせてほしい。

は今回初登校の生徒・名前の前の"◎"は生徒会長)


顔のパーツを探そう

▼第144回出題の問題図


出題:岩手・ロックX君

(問題図クリックで別表示)

回答やトップ賞のえらびかたは、もちろん企画とは独立しておこなう。

まずは、人のからだととらえた生徒諸君の紹介からはじめよう。
前回は このジャンルの回答が大半を占めていたけど、いつもの割合にもどった。

【8ビットポリスマンが驚いてる】(北海道・旅人君)
デコボコの数がおおいので、人の横顔だけで おさめられないところが考えどころ。
警帽 をえらんだ。帽子のなかでもゴテゴテしているものね。
おおざっぱな直線の表現もうまい。そのうまさを共感できるのは ファミコン世代にかぎられそうだけど。

【フラッシュが捉えた驚愕の警察官】(三重・日長石君)
日長石君は、警帽ふくめて白くなっているところをケアしてくれた。
ビックリした横顔は イラスト回答がほしかったね。爆笑まちがいなしだったろう。

【シルクハットの三段重ねはさすがに辛くて悲鳴をあげるレイトン教授】(神奈川・DA☆君)
「ゴテゴテ」を、帽子をかさねてる、ととらえた。
あのシルクハット、そうとう重かったのか。口もとまで かくれてしまったよ。
生徒諸君なら シルクハット というと だれをえらぶ?

【昔、ドラえもんのファミコンソフトがあったんですが、スネ夫ってドットで表現するとこんな感じでしたね】(茨城・加藤邦迦君)
ふたたび 8ビットワールドだ。髪ゴテゴテといえば、このひとを忘れてはいけない。
おどろいたときの口のかたちもぴったり。

【熱血硬派くにおくん】(茨城・藤のの乃くん)
指摘しなかったけど、ここまで 白い部分をとらえた回答と黒い部分の回答が混ざっている。
意外な人をつれてきた。顔とか髪、服などのワードを回答から外しているので、黒白どちらと とらえても回答に仕立てられるね。

【"真実の口"? もちろん知ってるよ。口がいっぱいあって、正しい口に手を入れたら幸運が訪れるんでしょ。え、これに手を入れろって? なにこのおじさ……ギャアー!!】(埼玉・詐欺師壱號君)
横顔にいろいろオプションをつけるならばいっそのことと、ぜんぶ口にしてきた。
こういうキャラクターや芸術品もあるのだろうけど、知名度は高いとはいえない。そこで 知ったかヤロー にしゃべらせたわけだ。
すなおに知らない教えてちょうだいっていえばいいものを、これでは自業自得だ。

【予想外の大波に驚いてる城みちるとイルカ】(福岡・ぎねねくん)
複数の顔が上下にならんでいる、ととらえた。
ずいぶん時代をさかのぼってチョイスした。…といいつつ局長も考えてみたけど、さいきんの人やキャラクターでこの並びとなると、どのコンビになるだろう?

イルカにつづけて、動物とした生徒諸君を紹介していこう。

【亀の上に子亀乗せて〜♪・・・この亀相当しゃくれてるな】(旅人君)
イルカに人をのせられるのは 1,2人ってとこだけど、カメはどんどん重ねられるね。
しかし、バランスをとるのはむずかしいぞ。さらに しゃくれてるぶんハンデもある。

【枝毛になっちゃったバーバモジャ】(三重・ryu君)
湿気をすって広がった、と見ることもできるね。
どちらにしても程度がハンパではない。ふだん きれいにまとまってるのに四角く広がってしまったよ。

【雪焼けし過ぎたピグモン】(千葉人民民主主義共和国・トミーQ君)
もともと こういう毛(?) のキャラクターを採用した。
「日焼け」から文字をふやすことなく、まわりが真っ白なところも取りこんだのがうまい。
あの重心がひくい体型、たしかにスノースポーツが得意そうではある。
あるけれども想像してみよう、かなりシュールな映像だ。

【ゴジラの襲来にテレビクルーはカメラを投げ捨てて逃げてしまった!これはその時の映像である(右イラスト)】(ryu君)
この背中の角度とかたち、まさにガッジーラ。実物の背中はもうすこし規則ただしいんだけど、回答を見ると これこそゴジラ、と思えてしまうものだ。
クルーの命ともいえるカメラを 放りなげてしまうとは、ショックのほどが推しはかれる。

【なんか揺れるな〜って思ったら、なんだ、ゴジラが散歩してたのか】(埼玉・詐欺師壱號君)
初お目見えのときは てんやわんやだったけど、日常化してきたらこんなもん。
こまかいしごとをしてる人にとっちゃ迷惑このうえないけど、数分たつと ゆれもおさまるだろう、休憩タイムだ。

【太陽に近づき過ぎたイカロスの翼は燃え尽きてしまいましたとさ】(ryu君)
毛があつまっている という点では、髪と羽もおなじジャンルといえる。
髪をつかった回答を思いついたら、それと対になる羽の回答もつくれるかな、と考えてみたい。
太陽で焼けてしまったのはピグモンとおなじだけれど、彼は致命傷にいたってしまった。

ふたたび 人の身体のどこかをとらえた回答にもどるよ。

【高見山のもみ上げ】(トミーQ君)
でっかいもみあげを育ててる有名人はおおいけど、さらに天パとなるとしぼられる。
今回の問題図ほどモジャってる もみあげとなると、この時代までさかのぼるか。

【8ビットのブラック・ジャックの髪の毛】(トミーQ君)
白色と黒色が分かれてる、といえば彼の出番。このナナメぐあいは まさにBJヘア。
生徒諸君の 8ビット出現率のたかさにおどろいた。昔のゲームはこんな感じ、と知識として使っている層と、リアルタイムで遊んでた層と両方いるだろう。
どうも後者のほうが多いように感じるが。

【ほら,顕微鏡で見るとこんなにダメージを受けているんですよ!】(北東京・まさきち君)
きゅーてぃくる の層が はがれているので、長方形にもなじむね。
髪ひとつとっても、これだけ さまざまなとらえかたがあるわけだ。あらためて生徒諸君の自力におどろかされる。

視点をすこし下にうつすと、

【「ちょっと!ちょっとちょっと!」とツッコミを入れる三人官女と五人囃子】(ぎねねくん)
イビツすぎる階段に味付けをした回答、この後も紹介するけど その第一弾。
登場人物が和装なところも問題図に合ったね。図をみると、男雛・女雛や牛とかもツッコミを入れてそう。
なにを目撃したのだろう…とかんがえたけど、この時期にかざられてる時点で総ツッコミものだ。

【野郎ども、変装は済んだか!? よし張り込みだ!(右イラスト)】(心の故郷千葉◎地中海刑事)
問題図が黒白にわかれていて、白エリアのほうに人を配置する発想は なかなか出てこないよ。
野郎ってことは、コレ全員男なのか??
どれだけ準備したのか わからないけど、3秒もたたず 犬に けたたましくほえられて 張りこみ ジ・エンドとなる予感しかしない。


ぴったりフィット

黒い部分に注目した生徒諸君を紹介しよう。
下にいくにつれて広がっているものというと、まずは

【クリスマスツリーが見切れちゃった〜!】(旅人君)
きれいに大きくなってく種類を選んでくれた。
クリスマスに かかせない存在だけど、主役ではない。さすが自分の立ち位置をわきまえている。

【キコリ乱打】(地中海刑事)
木の幹が きれいなまま倒すのが腕のみせどころなのに、これじゃ商品価値ゼロじゃないか。
ことし花粉症デビューしてヤケになった? 植えられた木のほうもいい迷惑だが。

木は 白黒どちらでもとらえられるので便利な素材だ。

【キツツキの大群と不器用なきこりに耐えた樹木】(日長石君)
ツリーは黒、乱打は白黒どちらもありうる。対してこの回答、耐えたというからには 白色ととらえるべきだね。
幹にダメージをあたえるのは自然界にもいた。大群とはいえ、受けたダメージの大半は人間のしわざだろう。
なんとか耐えてるけど、梅雨の湿気と その後やってきた猛暑で傷口はひろがってるんじゃないか。

直線だけの問題図なので、やはり木は加工したあと、ととらえるほうが回答をつくりやすい。

【ジェンガの奇蹟】(徳島・後野まつりくん)
これも耐えまくり。さっき乱打されてた木だとしたら、切られたあともバランスを試されるとは因果なものだ。
抜いたパーツを わざと外側に はみ出るように置いていかないと こういう形にはならないぞ。
ハイレベルなプレイヤーどうしのたたかいとなると、こんな鬼プレイもあたりまえの世界なのだろう。

【抽斗を閉めても別の抽斗が飛び出る。閉めても閉めても別のところが飛び出る。ドリフ版賽の河原】(地中海刑事)
職人技の紹介で よくみかけるシーンだね。
こんな医者の薬箱のような小さい ひきだしで ぴっちりおさめるのは並大抵のワザではないぞ。
これが うまいこと加藤や志村のデコや乳首、股間に当たるようにサイズ調整されているんだよね。これもまた職人技。

【ビフォーアフターでお蔵入りになった匠特製収納棚(ロフトへの階段を兼ねてるヤツ)】(ぎねねくん)
そうか、さいきんじゃ職人のことを匠というのだった。番組は不定期になってしまったけどね。
細かさにこだわるまではよかったが、空気を逃がす穴を忘れてしまったか。収納棚がお蔵入りとは皮肉なもの。

「あの番組って依頼者思いのイイ匠と、使えないアイデアに走る悪い匠が居ましたよね。。。。」(同くん)
実際のところは分からないけれど、リフォームで完成まで自分ちを見られないって相当なギャンブル。
よかれと思って作品づくりにいそしんだのだろうけど、依頼者の反応が まちまちだったのはたしか。
ほとぼりがさめたあと、使えん棚とかをオークションに出したりしてなければいいのだが。

【死の十……えーっと、この階段何段?】(後野まつりくん)
階段そのものとした生徒諸君はすくなかった。当然といえばとうぜんか。
のぼるとき 足もとに気にかける余裕はないだろう。引っこんでるところで足をグキッ、バランスをくずして下にポトッ、てことにもなりかねん。おそろしい死の階段。

【ごめんなさい 27番のタバコは売り切れです】(ぎねねくん)
長さがさまざまの横棒をならばせる方法。棒は こまかく分かれているととらえればよかったのだった。
しょっちゅう目にしているはずだけど、ここは盲点だったよ。毎週買っている生徒諸君なら すぐ思いついたかな。
値上げ前、かけこみ買いの予測はむずかしい。店長が愛煙家でなければなおさらだ。

【質の悪いセロテープを使用中によくやる悲劇】(岩手・ロックX君)
実物は透明だけど、悲劇をきわだたせる演出として この色わけはわかりやすい。読んでて違和感なかったね。
10年くらい前のテープを発掘した? もったいないから使おうという気持ちも分かるが、爪カリカリやってるのに費やす時間のほうがよっぽどもったいない。
こないだ買ってきた新品を使いなって。

「爪で剥がそうとして、中々剥がれないセロテープを見て、今回の図を作りました」(同君)
最近の実話だったのか。 掲載できたことだし、いちおう苦労はむくわれた。結局はがせたのかな。

【途中で詰まってシュレッダーから無理矢理引っ張り出した紙】(藤のの乃くん)
四角いギザギザは まさにシュレッダー。幅が不規則なところがムリヤリ感でているね。
こんなナナメに紙をツッこんだら、はじっこがグシャッとなってしまう。そりゃシュレッダーもクレームを入れるって。

「問題図をシュレッダーにかけようかと思ったのですが、競争率が高そうで…」(地中海刑事)
意外と、シュレッダーを採用した回答は少なかったよ。
でも掲載まで至ったはこのひとつ。判断が ただしかったかどうかは、やっぱり回答によるね。

【アマゾンのネットショッピングで騙されて買わされた粗悪過ぎるノコギリ】(トミーQ君)
ギザギザ、ななめ、となるとノコギリもラインナップに加わるね。
惜しいのは店のチョイス。何十年もホコリがかぶったような雑貨屋のほうが粗悪品がにあうんじゃないかな。またはメルカリ。


ピタゴラス的転回

たべもの回答はひとつだけ。きちょうなメニューは、

【ボロボロこぼれないように改良されたルマンド】(ロックX君)
不規則なギザギザだけど全体でななめ、ミルフィーユやバウムクーヘンだとこうはならない。
改良といっても、しっとりさせて食感がかわってしまったら元も子もない。その担当はバームロールにまかせよう。
ついに唯一の弱点が克服されたか。さすがブルボンの開発力、王朝は安泰だ。

建物が横に生えている、という回答はおおかった。90°まわすと 毎日見なれた風景という生徒諸君もおおいだろう。
生徒諸君の工夫をくらべていくよ。

【会社の屋上で横になりながらのぞくビル群】(日長石君)
問題図の下のほうが街のセンターだね。
この会社は センターから少しはなれたところにあるのだろう、すこし郊外から街を見わたせる いい立地だね。

【頬にあたるアスファルトは冷たく,暗い色はビルまで続いていた】(まさきち君)
主人公の体勢はそのまま、居場所が 屋上から地面に移動した。
語りかたしだいで、印象もまったくかわる好例だ。頬がアスファルトから ふたたび離れることは ないのではと思ってしまう。

【インセプション】(DA☆君)
説明をはぶいて正解だね。映画を観た生徒はもちろん、観ていない生徒でも 検索画像の強烈さを感じるには タイトルだけでじゅうぶんだ。
もうすこし映画の知名度があれば、読んですぐ共感できる生徒は さらに多くなっていただろう。

建物ではないけれど、四角い建造物にはこういうものもある。

【崖に横向きに墓を建てることで土地不足を解消しました】(ryu君)
ビルを横向きにたてるのは さすがにムリがあった。じゃあ 墓 ならばという発想も相当だが。
ガケに地価は設定されてないだろうから、墓と設置の実費だけですむわけか。「○○家之墓」も横書きなのだろう。
墓まいりしながら「いずれここで落ち着くのか」という気分にはなりそうもないが。

断崖がでてきたところで、地形とみたてた回答にうつろう。
見るからに重機で改造された海岸線、どんな経緯でつくられたのか?

【本気出して防波堤つくりまくったリアス式海岸】(ロックX君)
防波堤に関係する人たちは多方面、この海岸では スピード命の人たちが指揮権をとったようだ。
速攻でコンクリで埋めてしまえ作戦はみごと成功、設計図も3分でつくれそうだし。
だれが いちばん本気を出すかによって、海岸線の形もずいぶんかわるろう。

【日本の場合、波も四角四面でやってくるため、このようなリアス式海岸になってくるのです】(加藤邦迦君)
自然の適応力にはおどろかされる。画一的に造成したい感をただよわせていると、ついに波のほうが察知するのか。
ロックX君の海岸線のかたちはおなじだけど、つくられた過程は正反対だ。
波のほうから寄せてるとなると、大波が押しよせてきたときにも 海岸線に被害はなさそうだ。

【浜の穴ー、あなーなー、あなーあなー、あななー、なーのなー、なーあなー、あなたーもう寝ましょうよ♪】(加藤邦迦君)
浜にやってきた四角い波。リアスのへっこんでるとこを 穴 とぶのは言い得てるね。

「カール・ブッセの「山のあなた」は、この人が広めたようなものでしたね。合掌。https://www.youtube.com/watch?v=OgYXCEArRFI」(同君)
山のあなたには 幸 が住んでいるという話だけど、浜のあなたにはだれが住んでるのだろう?


はじっこにあつめよう

細い横長のモノがならんでいる、という見方をした回答はどうかな。
さっき紹介した、たてものとした生徒が多数派だったけど、

【子供たちが教室でいっせいにぞうきんがけ】(DA☆君)
ぬりつぶす、という視点でとらえた生徒は意外と少なかった。
上からふたりめの子が1等賞だね。ぞうきんが小さいから速かっただけのような気もするが。
それよか、これ教室の床だよね。競争の見ばえがよくなるのかもしれないけど、それまで そうじせず よごれっぱなしじゃ本末転倒じゃん!

【「『轟』という字を書こうと思ったんだけど、名前書くスペース空けたらこうなっちゃいました」「いや、そもそも墨つけすぎだから」】(詐欺師壱號君)
回答を読んで問題図を見かえしてみると、あの線がココ、あの四角いのがソコだな、と一致してくるものだ。
墨をたっぷりふくませて書きつつ…というか塗りつつ、名前スペースに半紙の大半をのこしてる。よほど自己アピールのつよい子だろう。
おおかた名前も■■■■ってなるんだろうけどね。

そうか、浜のあなたに住んでるのは 轟 だったか。たしかに にあっている。
文字の回答を紹介したながれで、記号や図形ととらえた生徒にうつろう。

【オンチな子守唄聴いてひっくり返ったギザギザハート】(ロックX君)
縦横の線で構成されてて、さらに引っこんでるところもあるこの図形で ハートはなかなか出てこない。
押しよせる80年代感に かくれてるけど たいしたものだ。
せっかく いやされようとしてたのに。起きあがったときには、成長して トゲトゲ になってそう。

【ガーベッジコレクションの進行中】(加藤邦迦君)
むだなモノを捨ててサッパリ、バラバラになってるのを整理してスッキリ!
いっぽう、ハードディスクのデフラグは なつかしワードになりつつあるね。整理する必要ないほど容量がでっかくなってるし。

【どうしても横棒をタテに使えない人のテトリス】(詐欺師壱號君)
白黒どちらがブロックかで 状況の深刻さがずいぶん変わる。たぶん黒だろうけど、白なら…もはや見守るしかない。
でも、遊び慣れてる人にとっては おもしろそうなシバリだ。棒だけじゃなく、ぜんぶ回転しないという超ハイレベルも考えられる。
もっとも、おもしろそうなだけで 4列消しが封じられちゃ、つまんなくてすぐ飽きそ。

【横風に煽られたQRコード】(DA☆君)
パーツをあつめるという見方ではテトリスと同じだけど、あのかたちを見なれてると 寄せる という発想はなかなかでない。
だいぶよごれてても読めるようにできてるそうだけど、風には弱かったか。
ここまで寄っちゃったら もはや復元できない。ひっくり返してトントンしても左側にあつまるだけだし。

【日本の人口ピラミッドとインドの人口ピラミッドを合体させてみたらピッタリ!】(地中海刑事)
ピラミッドにもデコボコなもの、さらに倒れそうなものもあるのだった。
かたちはちょうど逆だけど、横軸の縮尺は変えないといけないね。70年くらい前と今の日本どうしなら そのまま合いそうだ。

おおぴったりだ! などと よろこんでいる場合ではないぞ。

【「少子高齢化は解消したようじゃないか」「先行きだけでも明るくしようって白にしたじゃないですか」】(まさきち君)
ふたりが見てるのはピラミッドだけど、ほかのキーワードをつかって そのものの単語を使わないテクニックを示してくれた。
明るいと思っているのは つくった本人だけだったようだ。背景がまっくろじゃ先がおもいやられるぞ。

これは たべもの回答には入らないね。

【トウフと醤油の年齢代別の割合を帯グラフにまとめたそうです……血圧との戦い?】(後野まつりくん)
若い世代ほど 濃い味つけを 好むのはわかる。わかるけど、しょうゆ のほうが広いぞ?
このまま何年か経つと、ほんとに高血圧の割合のグラフになりそ。

【だいぶ進んで、ちょっと戻る。時には、ちょっと進んで、だいぶ後退。だけど確実に右肩あがり。成功者と呼ばれる人たちの人生の階段】(北海道・夢有奈くん)
階段という名はおなじでも、自己満足のわざが作りあげたヘンテコな形の収納にできれば、人生のグラフにもできる。
ときどき後退をはさむほうが、そのあと より大きくジャンプできるのだろう。あとは、一番上で待ちかまえているのが絞首刑のロープでないことを願うばかりだ。

さあトップ賞にいこう。今回はこの回答だ!

◆◆◆ トップ賞 ◆◆◆
【「『轟』という字を書こうと思ったんだけど、名前書くスペース空けたらこうなっちゃいました」「いや、そもそも墨つけすぎだから」】
(埼玉・詐欺師壱號君)

いかにも毛筆を習いたてという授業風景。
「一」からはじめるところなんだけど、このテの字を書きたくなる気持ちはわかるぞ。
さらに なまえにも 轟 がはいってようものなら、小筆さばきに四苦八苦することだろう。

前回のロックX君のトップ賞は 超ひさしぶりだったけれど、今回の詐欺師壱號君もなかなか。
最近トップ賞を獲得したのは 第78回。ひさしぶりトップ賞の流れがつづくかもしれない。
詐欺師壱號君は これで 2回目の獲得、おめでとう!
つぎの獲得は何年後…と、ならないように精進をつづけよう。

     *     *     *

授業はおしまいだけど、しばらくのあいだ ここに注目のコーナーが入るぞ。
「ドルードルで目指せ大富豪!」企画の目玉、NGワード だ。

さっそく 第144回 のNGワードと、みごとビンゴした回答を発表しよう。

NGワード1: ビル
【会社の屋上で横になりながらのぞくビル群】(日長石君)
【頬にあたるアスファルトは冷たく,暗い色はビルまで続いていた】(まさきち君)

NGワード2: ピラミッド
【日本の人口ピラミッドとインドの人口ピラミッドを合体させてみたらピッタリ!】(地中海刑事)

NGワード3: ボルダリング
該当なし

最初ということもあって、「ド」「ル」を含んで、回答が多そうな単語を選択した。
まずは好調な出だしだろう。

複数のNGワードが含まれている回答は その数の分だけカウントされる。
地中海刑事は発案者だけあって、ハンデキャップをほかの生徒に与える余裕っぷりを披露してくれた。さすがだね。

NGワードは、ここからもダウンロードできる。 パスワードは N/M}7kJR=w"&}yW.&ZfX9%mp だ。
この zip ファイルは 第144回の回答を募集しているあいだに つくっている。もちろん、当時送ってきている回答は見ていないぞ。

今回は 該当する回答は なかったけれど、NGワードがカタカナで、ひらがなで送ってきたらどうなるの? など、もろもろのボーダーラインはすべて 局長のフィーリング とする。
あの回じゃセーフだったのに、なんで今回はダメなん? という異議申し立ては、ホームルームやメールなどで送ってみよう。

この企画、生徒諸君の獲得金額は、年度末の授業公開後に 総額を発表する予定だ。
興味のある生徒は計算してみよう。


おまけアンケート「最初に「はまった」ゲームを教えて!」

ひとくちにゲームといってもジャンルはさまざま。生徒諸君の世代によっても かわるだろう。
アンケートを発表したとき局長がふれたように、テレビやスマホのゲームにかぎらないよ。

と いいつつ、最初に紹介するのはテレビやスマホを挙げた生徒諸君から。

「黒猫のウィズにはまっています。クイズ好きだからでしょうね」(加藤邦迦君)
クイズゲームも昔からあるけど「はまった」のは これが最初なのかな。
ひたすらストイックにクイズを解いていくものから、ゲーム性のたかいものまで、好みにぴたりとあうタイプに出会えるといいね。

「テレビゲームでなくてもよいと言われたのにテレビゲームの話ですが、ぷよぷよをはじめほとんどのパズルゲームは苦手なのですが、なぜかパネポンだけは大得意な子どもでした。
ほとんどのパズルは前もってその後の展開を考えながらプレーしないと強くなれませんが、パネポンは先を読む能力よりもその場その場を瞬時に判断してアドリブで対応していく能力の方が大事なので、僕はそれが得意なのかもしれません。全盛期は一番難しいモードのボスでも楽勝なほどでした。
今でも実家に帰ると時々スーファミを引っ張り出してやってみたりするのですが、一番の敵はゲームが途中でフリーズすることです。20年以上前のソフトなのでね……」(ryu君)

パネルでポン、プレイ動画を 見てみたけど、そうとうな瞬発力が必要じゃないか。
どっちのタイプも苦手な局長にとっては うらやましいよ。
パネポン、もうすぐ出る
小っちゃいスーファミ にも入ってるじゃないか、こりゃー今つかってるテレビの下に入れなきゃね!

「タイトルは忘れたけどセガサターンでウルトラ兄弟と歴代の怪獣達が戦うヤツ。兄弟達の出す光線の音に胸を熱くしたものです。
そう言えば僕はギャルゲーもロールプレイングゲームもやったことないけどコレって僕だけ?」(トミーQ君)

すきな兄弟と怪獣をえらんで戦わせることができる? これは楽しそうだ。
RPGを遊んだことがない人って結構いるんじゃないかな。ゲームはスマホだけ、っていう世代はとくにね。

「なんだろ。ドラクエやFFも寝食忘れてやったけども。
誰かや本の勧めでなく、自分で見つけて心底気に入って自分の金で買って、ストーリーから音楽からバトルから何から何まで納得しつつやりこんだのは、PC-98版「スタークルーザー」、かな」(DA☆君)

がっつりRPGをやりこんだDA☆君は、PC-98までさかのぼってくれた。
このアンケートで初めてタイトルを知って動画も見たよ。これはハマりそうだ。

「なんかスカッシュゲームだったかと。ダイヤル回して上下に棒を動かして打ち合い」(藤のの乃くん)
テニスじゃなくスカッシュなんだ。対戦もできたんかな。
もし現役で動いてたら、そうとうな価値がありそう。
これも遊んでみたい。10分もたたず あきそうだけどね。

だんだん、アナログ的なゲームに移っていくよ。

「マジカル頭脳パワーのマジカルバナナのマシーンとか持っていた記憶があるのでたぶんそれ系かと。ビデオゲームならマリオカートとかですかね?」(旅人君)
そういえば、テレビ番組発のボードゲームも ぞくぞくと発売されてたね。
いまでも新しいのが売られてるんだろうか? スマホアプリが出るくらいかな。

「多分トランプ。最初に覚えたのは、ページワン(notアメリカン)。トランプについての本を買ってくれと親にねだった時期もありました」(ロックX君)
ページワンおもしろいね。アメリカンルールは初めて知ったよ。
あまりメジャーじゃない遊びを 本から発掘するのもおもしろそう。

「家族でやっていた花札ですね.正月にもらったお年玉が,そのままなくなってしまったこともしばしば……」(まさきち君)
カードゲームをもうひとつ、なんだけど!
お年玉が増えた年があるのかが気になる。トータルでマイナスになってない?
20歳になったとき、それまで巻き上げ…もとい、預かったぶんがまとめて返ってきた、と信じよう。

道具もつかわない遊びもあるよ。

「手遊びの「アルプス一万弱」かなぁ?歌をだんだん速くしていって、最後、歌も手も高速になるんだけど、最後の高速バージョンが楽しかったんだと思います」(夢有奈くん)
なかまうちできめた「これがMAX!」っていうスピードがあるんだろう。手は無意識に動かせるけど、舌がまわんなくなったりして。
いま遊んだたら、局長がまっさきについていけなくなりそう。

「小1の頃「三目並べ」にハマりました。先手で真ん中に◯を書くのが必勝法かと思いきや、角に書く方が意外と勝てるんですよね」(ぎねねくん)
小1なら たまにミスっちゃうこともあるだろうね。
三目ならべといえば、以前まさきち君が紹介してくれた tic tac toe が、さしずめエクストリームバージョンってとこかな。

「すごろく。自作してました。あがりの前でスタートに戻るとか」(日長石君)
子どもが作るゲームは容赦ない。ゴールへたどり着ける確率が 6の10乗分の1 だったりとか。
局長もつくってたよ。どういうつくりにすればおもしろくなるかを学習していって それなりにいい出来になった覚えがあるけど、どんな内容だったかは もう記憶の彼方だ。

「小学生のとき、"じょうせん"というゲームにはまっていて、休み時間ごとに友達と遊んでいました。机の上で定規を消しゴムで弾いて、相手の定規を落としたら勝ちで、何人でも遊べます。知ってる人いますか?」(詐欺師壱號君)
じょうせん、このアンケートで初めて知ったよ。おもしろそう! 小学生生活の3割くらい損した気分。
はやってたところと そうでないところで分布がありそうだ。生徒諸君は遊んだことある?

「積み木ですね。聞いた話ではもう1歳半から熱中してて、覚えている限りでは6歳くらいまでハマってました。
なにか積み上げるわけじゃないんです。30ピースくらいの積み木を、箱からはみ出ずにしまうのが大好きでした。毎日毎日飽きずに、積み木を出して、一度も積まずに箱にしまうことの繰り返しでした。
でも思うに、物心つく前にハマっていたのは、どうアクションしたらおっぱいがもらえるかの駆け引きにハマってたんじゃないかな」(地中海刑事)

後半のは、いまハマってることなんじゃ? というツッコミはさておき。
プラパズルには 子どもでも遊べるやさしいラインナップもあるけど、それとも ちがって シンプルに箱から出しては入れるんだ。
パターンを何種類も考えながらしきつめてたとか? こんどはこのパーツをココに置いてみたら…という感じで。いずれにしても、今にいたる糧になってることはまちがいないと思うぞ。

テーマを「いま」はまっているゲーム、とすると、スマホのゲームが半分以上になるのかな。
おもちゃ売り場をのぞいてみると、むかしながらのボードゲームもあったりする。
なつかしさと同時に、こんな感じに進化してるのか、とおどろきながら遊んでみるのもたのしそうだ。

アンケートを見て「わたしもやってた!」とか「これも楽しかった」というコメントも待っているぞ。

今回の授業はこれまで!

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