Weekend Thoughts

番外編2

「サティアン渋谷訪問記」

--- 御用始め、ちとヒマができたので、行ったきました「サティアン渋谷」 ---


サティアン渋谷について

週末思想第2回サティアンプレス vol.0 1995.11.30を参照のこと。

早速行ってきましたサティアン渋谷

週末思想第2回で行くつもりであると書いた サティアン渋谷 であるが、今日すこし時間ができたので行ってみた。 場所は第2回に書いた住所。ライ ブハウス La Mama のあるマンションの 317 号室と行ったほうが判りやすい方 もいるだろう。外に看板は出ていないし、1F の掲示板にもなにも書いていな いので非常に判りにくいが、まだやっている。

ドアは開いていて、代りにレースのカーテンでしきってあった。中は土足厳禁 で、ドアのところでスリッパに履き変えるようになっていた。奥のほうにソファー があって、修行の時に使っているような他は、雰囲気としては、マンションの 一室でやっているレコード屋(ロス・アプソンやクララ・レコード等)を明るく したような感じか。もう書店では見ることのできない書籍、カセットテープ、 ビデオテープ、その他オウムグッズが並べられている。驚いたことに、既に客 が一人いる。(その後もう一人、中年の男性が来た。彼は常連のようだった。)

入るとすぐ、店員のサマナの若い女性が、「ここは、どうやって知りまし たか?」と話かけてくる。けっして明るい感じではないのだが、気さくで話し 易い感じだ。いろいろおすすめ品を紹介するのだが、服屋の店員のようなおし つけがましさはない。そのノリの軽さは、やっぱり学園際のサークルの模擬店 のようだ。

先客の男性(年齢は20代後半から30代前半くらいか)は、オウムのロシアでのオー ケストラ「キーレーン」のテープなどを買っていたようだ(キーレーンについ ては、 新宗教の素敵な神々 に簡単な紹介がある)。金額にして7000円ほど。そんなに良く買う なぁ、と思って見ていた。その時は。レジで彼は「今サマナは何人くらいいる のか?」とか、「講演会のようなものはやっているのか?」などしきりに質問 していた。ちなみに、サマナの数は彼らははっきり把握していない(横の連絡 というのは、特にしていないようだ...やっぱり)が、マスコミの人(やはりよ く来るらしい)から聞いた話しだと800人くらい、昔は1700人くらいはいたので 半減したようだ、とのこと。講演会も行っていて、サティアンで発行している スタンプラリーカードで5000円分以上たまると、サティアンメイトになれ、ア ストラルトリップセミナーというのに一回無料参加できるのだそうだ。

結局、店員に多少話しを聞きながら、私が購入したものは、以下の通りである。

  1. イニシエーション(Book) / 2163 yen
  2. エンマの数え歌 (Cassette Tape) / 2000 yen
  3. ベストリアライゼーション番外編 大学祭講演会質疑応答集 (Video Tape) / 1200 yen
  4. オウムクッキー / 600 yen
ということで、6000円弱使ってしまって、私もリッパなサティアンメイトになっ てしまった(オウムに金を払うのは、非常に不本意だが、好奇心には勝 てなかった)。 サティアンメイトには、セミナー無料参加以外の特典もあり、 ステッカーとサティアンメイトの小冊子ももらった。また、くじ引きというの もやっていて、オウムの雑誌「えんじょいはぴねす」1992/10 ももらった。 以上のものについての感想等は、次回 亡国日本の悲しみ を取り上げるときにでも、一緒に取りあげたいと思う。しかし、テープは結局 2000円(しかも、メジャーな3曲のみ。それ以外は3500〜6000円だそうだ)。高 すぎるよなぁ。前述の先客も「ディスカウントないの?」と聞いていた。

今回は店員に対しては、あまりつっこんだ話はしなかった。少し話したかぎり では、彼女らは末端のサマナといった感じで、それほど修行も進んでいないよ うであるし、もちろん、情報も持っていない。こういう人を店員として置くと いうのも、それなりの計算の下にやっているのだろうが。まぁ、でも、他のサ ティアンにでも行く機会があったら、すこしつっこんだ質問でもしてみようか と思う。彼らの心情の本当のところは、やはり知りたいものだ。


岩間の好み度(5段階):☆☆
コメント:
ある意味で予想通り。危機感も悲壮感もない(表面上だけなのか、彼女たち だけがそうなのかは判らないが)。 オウムとはなんだったかを知りたい向きには、それなりの資料がそろっ ているし、サマナの若い女性とも話ができる。 ただグッズの値段が高すぎるのが難。
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