2005.07.24

【誤字等の談話室 25】

誤字等の館 (ごじらのやかた) に寄せられる読者様のコメントに対して館主が答える「誤字等の談話室」、その第25弾です。

[072]

先日、上司(齢40過ぎ)日常茶飯事「にちじょうさはんじ」を「にちじょ
うちゃめしごと」と堂々と口にしてましてね・・・。(しかもお客さんの前
で・・・。)冗談かと気づかないふりをしてましたが、その後も使うは使う
は・・・。本人は「茶飯事」=「ちゃめしごと」の数式が出来ているらし
く・・・。とはいえ、そういう使い方が絶対ないとも限らないし、立場上
堂々と指摘できないし、どこかでこの事を伝えたいという欲求もあり書かせ
てもらいました。

「ちゃはんじ」と読むくらいなら、まだ理解できます。
「漢字の誤読」の代表例のひとつですから。
しかし「ちゃめしごと」とは、さらにその上を行きますね。

検索してみたところ、結構なページ数がヒットしました。
いずれも「意図的に間違えている」「わざとふざけた読み方をしている」と見られるページばかりです。
本気で「ちゃめしごと」だと思い込んでいるのなら、かなりのツワモノですね。

「漢字の読み」に関する間違いは、これまでにもたくさん投稿されています。
科の新設リクエストも寄せられました。
正直、これは少し迷っています。
確かに面白そうなテーマではあるのですが、このサイトの趣旨に合わせるのが難しいためです。

このサイトは、誤字をGoogleで検索して考察しています。
「読み間違い」は、それが「文字」として文章に表れない限り、検索には引っかかりません。
また、「読み」に関しては「方言」の影響が非常に強いものです。
「すくつ (巣窟)」や「ばまつ (場末)」のように掲示板で流行しているものもあり、「誤字」なのかどうかが見極めにくいという側面もあります。

どのような形にすれば料理が可能か、もう少し考えさせてください。
良いアイディアをお持ちの方は、ぜひご提案を。

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