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ほかの何より大きい と見える至福を手にして その魔力に充ちた大きさに 私は満足し 測るのもやめた それは我が夢の極み 祈りの焦点 絶望のように充足し 完璧な しびれるような歓びだった この魂の内なる新しき価値 地上の最高の総和ゆえに 欠乏も悪寒も 共に幻となり 私はもはやそれを知らなかった 地上の天も 天上の天も より鮮やかな青にかすみ 生の自由がたっぷりと現出し 「審判」は消滅した なぜ 至福が支払いをしぶるのか なぜ 天国がぐずぐずするのか なぜ 洪水が小鉢に盛られて出てくるのか 私はもう 考えもしない |