第149回出題の回答 [ 一覧 | ドルードル学園 ]

あ〜諸君、この私がドルードル学園の事務局長である。

新学期がやってきた。
この春から生活環境がかわった、という生徒諸君がいるかもしれない。
なれない土地の探検は楽しいものだ、迷子に気をつけないとね。

そして、ドルードル学園にも新学期はやってきた。
今回から 新体制、そして新企画もスタート、どんな展開になるかたのしみだ。

は今回初登校の生徒 ・ 名前の前の"◎"は生徒会長 ・ "[ ]" カッコ内の数字は Most Droodle Player投票 の番号)


便利さを追求していくと

▼第149回出題の問題図


出題:岩手・ロックX君

(問題図クリックで別表示)

今回は、身のまわりにあるモノとみたてた回答の紹介からはじめよう。

【せっかくのウエストマークが台無しだよそのスカート】(徳島・後野まつりくん)[1]
前回の問題図でウエストと見立てるには ムリヤリ細いくびれを作らなきゃならなかったけど、今回はそこまでではないね。
わざとこういう組み合わせにしたとも考えにくいし、スカートのウエストが破れちゃって ごまかしてる?

つぎもおなじくファッションだけど、

【エジプトの壁画の人がつけてる首飾り】(北海道・旅人君)[2]
50世紀ほど時代がさかのぼった。
世にボーダー柄の衣装が あまたあるなか、世界最古というトッピングで ほかの回答と差別化をはかったこころみは参考になるね。

【河豚の袋競り】(福岡◎ぎねねくん)[3]
ゆる〜くなってしまった袖口、という見方が頭にうかんだ生徒諸君も多かっただろう。それだけでは掲載はできないだろなと察知したか、投稿はなかった。
そこから発想を飛躍させて、かとうかは分からないけど、袋競りは思いもよらなかったよ。

「ドラえもん・エスカレーター・ギターあたりが被ると踏んでハズしてみましたが、果たして?」(同くん)
なるほど、いい読みをしている…かどうかは、このあとの授業で見てみよう。
毎回くりかえしてると、外すネタのボーダーラインが見えてくるかもね。
アレもかぶりそう、コレもたぶん…ってシバリを強くしすぎると、せっかくのいいネタが世に出なくなってしまうから、ほどほどに。

線のすきまが だんだん せまくなっているところの表現にも、ほとんどの生徒諸君がトライしたことだろう。
回答、そして掲載までたどりついたのが、

【1カップだけじゃなく大さじ・小さじ・少々まで書いてる計量カップ】(旅人君)[4]
こういう回答の場合、正確さより有無をいわせない説得力がだいじになる。
折り込み広告で、これひとつあれば さじ類はいっさい必要なし! という売り文句がおどってそうだ。
小さじ や 少々 は、カップからフライパンとかに移すときに カップに残ってるほうが多いような…いやいや、それも加味してラインをひいてるのだろう、きっと。

【上からXL・LL・L・M・S・SS・XS・XXS・・・ 小さい人にやさしい服屋だなぁ】(旅人君)[5]
客本意のディスプレーだね。ふつうにサイズのちがう服を掛けてたら、下からXL・LL…となるわけで、これじゃイヤガラセだ。
ハンガーをかける棒をナナメ下向きにしたのだろう。このひと工夫が おおきな 顧客満足度 へつながる。
気づかないお客さんが大半かもしれないけど、そこがまたカッコイイね。同業者は気づいて さっそくマネすることだろう。

横線をまっすぐな棒ととらえると、

【刺又刺又刺又刺又刺又刺又刺又】(茨城・加藤邦樺君)[6]
下側の線 6本をいったん脇に置いとくと、刺又にかぎらず、この形をスタートにして回答をつくれるね。
一本だけじゃ、生け捕りにするのに かなりの訓練を要しそうだけど、7人がかりなら 数にものをいわせられる。逆に犯人がボロッボロになりそ。

【こうやって一つずつ支柱をはずし、支柱がなくなれば玉乗りマスター!】(岩手・ロックX君)[7]
問題図では見えてないけど、左側も支柱で支えられているのだろう。
支えられてるってことは、玉はその場で止まったまま。マスターどころか、ぜんぶなくして はじめて稽古のスタートじゃない?

「自分で考えた問題図は、なぜか答えがなかなか思い浮かばないですね(出題者あるある)」(同君)
そうなんだ、ほかの生徒諸君はどうだろう。
昔かーし送ってくれてた問題図を、出題者をナイショにして使うと、意外と本人も気づかず回答を作りやすかったりするかもね。

つぎの回答も 棒 の範疇にはいるかな。

【ウィリアム・テル大会直後に、病院に列をなす子どもたち】(心の故郷千葉・地中海刑事)[8]
横向きでならんでるのだね。前をむいると、列のながさが 5倍くらいになりそう。
行儀いいとみるべきか、この展開が毎回恒例になって慣れてるとみるべきか。
ともかく、じぶんで行列にならべられるくらいのケガの程度でよかったよかった!?


適材適所をもとめて

横線を、もっと細いものと見立てた回答にうつろう。

【あやとりをやり過ぎたヨーヨー】(後野まつりくん)[9]
複雑なあやとり技を披露するために、ノーマルよりも糸が長めになってるのだろう。
しかし、下手っぴなパフォーマーの手に掛かったものだから せっかくの特徴が裏目に出てしまった。
7重にまきついてしまっては もう再起不能、ほどくのに時間をついやすよりハサミの出番だわ。

【8人兄弟が同時通話でお腹の9人目と糸電話中】(ロックX君)[10]
問題図の下枠も線のひとつに入れるかどうかは、生徒諸君の自由だ。
話題はきっと、ポジションや打順だろう。お腹が双子だったりすると レギュラー争奪でもめてそう。

【いや、そのオルゴール、メロディになってないから】(ぎねねくん)[11]
筒や円が問題図にあると、頭のなかで まわしてみたら いい題材がでてくるかもしれないね。
たしかにオルゴールが音を奏でる部分は円柱だけれど、この構成で思い浮かぶとは。手元にもってるのかな。

【誰か助けて! シャッターが止まらない〜〜!】(埼玉・詐欺師壱號君)[12]
またしても妙チクリンな製品が。シャッターって 先っちょが地面に着くくらいの長さじゃないんかい。
ケチ…もとい設備投資の削減をもくろんだ社長が、巨大倉庫のシャッターの中古を安く買いつけたのだろう。
工場の入り口でひたすら落下しつづけるシャッターと、その脇でさけびつづける社長。ぜんぶ落っこちるまでなすすべがないのが悲しく、そしてシュールだ。

【「R-TYPE」のフォースがグラディウスレーザーを会得】(神奈川・DA☆君)[13]
フォースもレーザーを出せるけど、直進するのは 1本だけ。そこでもう 1本の名作ゲームとコラボだ。
レーザー源をうまいこと自機にかさねて、超強力レーザーの完成だ。
そういえば、グラディウスって こんなにオプション増やせたっけ?

【再び聴かれるチャンスを探しに旅立つ、レコードの溝】(詐欺師壱號君)[14]
直線たちが もともと円と一体だったととらえた。
イマドキでは CDでもおなじ回答が作れるけど、溝を目で見られるレコードのほうがアピール力がつよいね。
旅に出て正解だね。いろんなメーカーのプレーヤーが復活してるし、かならず新天地はあるだろう。

一体に巻かれているもの。身近さでいうと まずはこれだろう。意外と回答はひとつだけだった。

【10倍節約できるトイレットペーパー】(福井・踊るゴミ箱)[15]
ダブルならぬ10倍重ね…とおもいきや、シングルが10枚べつべつに巻かれてる?
まじめに節約するのは最初らへんだけで、けっきょくまとめて引っぱりだす人が続出になりそう。10倍ムダづかいペーパーに変身するんだろうな。

【やっぱりゴキブリは丸めた雑誌で叩き潰すのが一番ね】(三重・ryu君)[16]
もともとまっすぐ重なっているものを丸める機会といえば、やはりこの場面か。
カチカチになってる左側の断面からも、退治する気マンマンなのが受けとれる。
局長は新聞派だけど、与えるダメージは雑誌のほうが断然上だ。一発で仕留めてくれ。

【輪転機】(踊るゴミ箱)[17]
まっすぐになる前にも 丸まってる工程があるのだった。
紙が真っ白なところを説明する必要もないし、単語ひとつにまでそぎ落とせたね。

本+円の組みあわせ。まるめる以外にもこういう手があった。

【「頭が良くなる道具出してぇん」「参考書〜」】(ryu君)[18]
ドラえもんはドルードルのモチーフとしても いろんな場面で活躍してくれる。
しかし今回は グウの音もでない正論をかましてきた。こんなぶ厚い参考書、枕にするとぴったりな高さになるな、としか考えてなさそだけど。

「ドラえもんを脳内から振り払うのが大変でした。だってペタリハンドにしか見えないんだもの」(同君)
振り払う いちばん早い方法は、回答をひとつ作ってしまう、これも正論だ。
もっといい回答ができたら 取捨選択すればよし、それも楽しい作業だ。


交通整理は万全に

とおりみち と とらえた生徒諸君を紹介しよう。
この単語でくくってはいるけれど、問題図のとらえかたは 回答ごとにことなっていておもしろい。

【重い袋を引きずって雪道をゆくサンタ】(DA☆君)[19]
横線が、袋のずっしり感をきれいに描写してくれた。家を出たばっかりなのだろう、袋がやぶけてしまわないか心配だ。
そうならないためのトナカイであり、ソリであるはずなんだけど、働き方改革の波がここまでおよんでいるのか。
かくして、管理職の受難はつづくのであった。

【スパイラルエスカレーターには、高い技術力が必要です】(DA☆君)[20]
らせん状に均等にのぼっていくだけだと、おなじ動きをつづければいいわけで、そうハードルは高くないだろう。
問題図から見るに、しかし、回転にくわえて昇るペースも変わっているぞ。
つくるほうもだけど、乗るほうもたいへんだ。上についたとたん、高速回転に慣れた身体が急にとまって、フラッフラになりそう。

【いかりや「おい階段落ちやって見せろ」荒井「バカヤローこれ地獄行きの階段じゃねぇか!」】(ロックX君)[21]
だんだん急になっているところに着目したのは、さっきのエスカレーターとおなじ。
階段落ちコントは加藤と志村の傑作があるけど、このキャスティングも 違った味がでておもしろそう。
いかにもこのふたりが言いそうなセリフ回しがいいね。

【一人を残して全員転倒したスピードスケートショートトラック】(茨城・藤のの乃くん)[22]
スキーよりもスケートのほうが、スピード感をより強調できるね。
初心者ばかり かき集めたのか、それとも超せまい会場しか用意できなかったのか。
マススタートの予選などでは 本当に起こってもおかしくない。おおぜいの選手が急速に入れ替わる競技、全員スムーズにゴールするほうがめずらしいんじゃないか。

スケールがいっきに大きくなるよ。

【銀河鉄道車両基地惑星】(ロックX君)[23]
さすが巨大ターミナル、のりいれてる列車も超ながい。惑星の直径くらいあるぞ。
ここに乗り入れるだけあって 路線も大規模だ、線路が往復で8つも設置されている。複々々々線って呼ぼうか。
この大動脈が、行き先ごとに右上、左上、左下にあるのだろう。のりかえ客は 1日何億人っていう規模だね。

【死海って上から見ると、川が何本も流れこんで出来ており、】(加藤邦樺君)[24]
列車の通りみちが線路なら、水の通りみちは川になる。
もともと流れ出る川がないのに加えて、さいきん どんどん水の量が減ってるらしいじゃないか。塩分の濃さは増すばかり、

さらにシンボル的視点でとらえた回答に移るよ。

【出羽国旗】(愛知・むっちい君)[25]
海岸線がこのかたちの場所って、日本地図を見返してみると意外と少ない。熊本には島々、大阪には埋め立て地があるし。
場所の選択がうまければ 旧国名にしたのもうまい。秋田県山形県 の旗はすでに作られてたよ。
デザインも自然ゆたかなイメージを表現できてて、かつシンプルだからグッズも作りやすいね。お菓子もいろんな種類のが作れそうだ。

【金鯱尾部分設計図】(むっちい君)[26]
反りかえってるもの、と名古屋でたずねると、いちばん挙がるのは やっぱりこれなのかな。
ウロコとかたくさんついてて けっこう複雑なはずなんだけど、設計図はこんだけ?
つまり これくらいの基本図さえあれば十分というほどほど しゃちほこづくりは熟達してるわけか。さすがの職人わざだ。


ダメージを与える道具は

たべもの回答はいろいろと作れそうに見えたけど、意外と少なかった。

【鯖のぼり】(藤のの乃くん)[27]
しかも、のっけからたべものじゃなかった。でも問題図の質感に沿って 青魚の代表選手にいきあたったのは自然な流れだ。
あえてサバを選んでるのだから 親も子もぜんぶ同じいろなのだろう。えらくシブい光景だろうな。
…と思ってたら あちこちで泳いでいた。 局長の想像のとおりの光景だったよ。

【最近の寿司は巻くじゃなく詰めるんだなぁ】(後野まつりくん)[28]
押し寿司は有名だしうまいけど、詰め寿司とな。
筒に酢メシを入れて、棒でぐいぐい押すわけか。具は まっすぐにならなさそう。
作り方は にてるけど、向きが90°かわるだけで でき上がりを見たくないメニューになってしまった。

身体をモチーフにした回答を授業の後半にもってきた。まずはここから。

【棒術使い達の攻撃を腹で受け止めるサモ・ハン・キンポー】(ryu君)[29]
おなじく棒でぐいぐい押されているところだけど、敵も かなり腕のたつメンツぞろい、スピードも力も段違いだ。
しかし、棒が束になってかかったところで 肉に吸いこまれてくだけ、キンポーはびくともしないのであった。
アクションスターでこの体型は貴重な存在だ、ドルードル学園でもときどき登場している。

【陸上110m障害、膝がハードルに直撃】(DA☆君)[30]
半月板とはいうものの、身体の中からヒザ がよくでてきたね。ほかにも まるいところはあちこちあるのに。
水平なものが並んでて、ヒザをぐいっと曲げる。こんなレアな場面、かんがえる前から頭から排除しそうだけど、まさにぴったりの競技があった。
局長もガッチャーンってやらかしたことがあるけど すっかり忘れていた。むかし陸上部だったとか。

視点を首からうえに向けるよ。

【ピノッキオ「おじいさん見て、ぼく、鼻の下も伸ばせるようになったよ!」 ジェペット「そういう意味じゃないし、伸ばさんでもええ」】(詐欺師壱號君)[31]
棒の複雑な配置もあってか、円と一体になっているという見方は少数派だった。
天真爛漫なピノッキオもいたものだ。鼻がのびるのも よろしくないってのに、生みの親も実装してない ヘンテコな機能を身につけて、それを自慢してしまう。
ピノッキオって ジェペットとのふたりぐらしだよね。鼻の下がのびそうなモノとは縁がなさそうだが…もしや、あのじいさん!?

円と棒が一体の回答は少ないいっぽう、円と線が一体の回答は多かった。

【寝ているおっさんに脇の下でこすった下敷きを近づけてみた】(ぎねねくん)[32]
じいさんに続いておっさん。頭のふもとのほうが毛量がおおかったりと、妙にリアルじゃないか。
こんなに髪がピーンってなるには 猛烈ないきおいで 下敷きをゴシゴシしてるはず。やめたげて!
いまよりも、下敷きを放したあとのほうが惨状がひどそう。

【波平仰向け洗髪中】(地中海刑事)[33]
ちょうど、顔のパーツが問題図にあらわれないラインだった。
あおむけで髪をあらうのは床屋くらいだろう。サイド〜うしろは しっかりしてるから、髪をととのえるのもとうぜんだ。

上のふたつが あおむけの頭を横からみたところなのに対して、

【あの時半分だけしか使わなかった育毛剤が未だ祟るとは……】(後野まつりくん)[34]
うつぶせになって上からみたところ…とはかぎらなかった。半分の塗りかたしだいだね。
医薬品は注意書きどおりに使おう、これ基本。でないとヒサンな目にあういい見本だ。
ケチるにしても、半分の量を全体に塗っとけば まだマシになってたものを。

【半額セールで買ったリアップを半年間使用したのち使用を止めたらこのように…】(踊るゴミ箱)[35]
ケチったがためにヒサンな目にあった おっさんがもうひとり。激安にのは、それなりの理由があると疑ってかからなきゃ。
ボトルのなかで仕切られてて、もう片方には ただの天然水が仕込まれてるとみた。
頭にかけるときに 天然水と混ざったのだろう、発毛密度が頭頂部にいくほどうすくなっているのがかなしい。


静止画でスピード感を出すには

【デストロンの戦闘員のバイトをしていた地中海刑事が最後に見たものは、V3の頭突きだった。次回、『パンチもキックもいらない! V3がへっぽこどもをやっつける!』。ご期待ください】(地中海刑事)[36]
上の流れにのると、横ジマ頭の持ちぬしは柳生博や海原はるかというメンバーになりそうだけど、V3は思いもよらなかった。
たしかに、あの頭が眼前にくるとこう見えるね。最近のライダーシリーズで登場したのかな。

円を頭とみたてた回答、さらにつづけるよ。

【新幹線と私。自撮り失敗】(藤のの乃くん)[37]
円は 新幹線 にも 私 にも とらえられるけど、局長としては後者をとりたい。超特急が横線の あつまりになってしまうのもとうぜんだ。
列車とのツーショット、止まってる写真は撮りつくしたのだろう、新たなジャンルに挑戦だ。
かっこいい写真に仕上げるには、かなりのテクニックが必要そう。

【滑り始めた瞬間の高梨沙羅】(ぎねねくん)[38]
こちらは まだゆっくりなので、横線は風の流れなどではないわけだ。ジャンプ台の横の、強風のときに選手が待機してるアレかな。
スキージャンプの回答なのに、スピード感ゼロのシーンを持ってくる感覚が新鮮。

【ブラインド越しに街並みを眺めるボスのドラえもん】(踊るゴミ箱)[39]
こんどは刑事役。多くの生徒が予想しただけあって オファーがたえない。
事件が解決するたび すきまを開けてきたんだろうけど、あのでっかい手でこじあけてたからだろう、どんどん くずれ落ちてしまってるじゃないか。
かくして、窓から外をながてるのと大差なくなってしまった。

横線の間隔に着目した生徒もいて、

【今日こそ、魔の7段跳びを攻略してみせる……!】(詐欺師壱號君)[40]
モンスターボックスは 23段なんていう異次元の世界のあらそいになってるけど、こどもにとっての 7段クリアのほうがよほどハードルが高い。
後頭部しか見えてないけど、いつもは見せないようなキリッとした顔つきになってることだろう。

【誰も私の講義に出席してくれない…】(ryu君)[41]
段数も間隔のぐあいも、大きめの講義室にちょうど合ったね。さらに 本来あるべきものがない という着想もトッピングしてくれた。
出席ゼロなのは もちろんだけど、不可 をつけられてしまうのも承知のうえで休まれてるってことのほうがダメージ大きいぞ。
顔つきは見ずに、そっとしておこう。

しかし局長もひとごとではない。
回答を見ようとしたら「ファイルがみつかりませんでした」…想像するだけでもおそろしい。
生徒諸君の投稿があってのドルードル学園、ありがたいかぎりだ。

今回の講義、もとい授業も、これでおしまい。
新年度、最初にトップ賞を獲得した生徒は!

◆◆◆ トップ賞 ◆◆◆
【一人を残して全員転倒したスピードスケートショートトラック】
(茨城・藤のの乃くん)

重なった横線をスピードととらえた回答が多かったけど、こういう使い方は思いもよらなかった。
ポジションあらそいをしていた先頭集団が のきなみシュパーッ。
そして、遅れてた選手がゆうゆうゴール。表彰式でみんなバツのわるそうな顔してそう。

毎回センスの光る回答で楽しませてくれる藤のの乃くんだけど、トップ賞の獲得は 4年ぶり。
それには わけがあって、トップ賞は今回で7度目、そのあいだ候補に挙がりながらも、ハードルの高さにはばまれたこともあった。
今回はみごとに乗りこえて獲得だ、おめでとう! さらなる高みに期待しよう。


おまけアンケート「昔よく使ってたけど、今は見かけることもなくなったっていうものってある?」

「世代が丸分かりになるアンケートテーマのような気が」(ロックX君)
3ヶ月前も30年前も、昔といえばむかし。なにを採りあげるかは生徒諸君しだいだ。
わざと世代がわかるような回答を 書いてる感のある生徒諸君もいておもしろかった。

「公衆電話。テレホンカード。ダイヤルQ2。テレホーダイ。このあたりかな?電話だと」(加藤邦樺君)
「やっぱり公衆電話ですかね。テレホンカードも見かけなくなりましたし。あと、チューヤン」(旅人君)
少なくなったとはいえ、街ナカでも地方でもそこそこ見かけるね。
でも意識することがすっかりなくなったので、目に入ってもスルーされてしまっているのだろう。
局長はケータイの電池切れにそなえて 1枚財布に入れてるけど、小銭も入ってるので あまり意味ないことに気づいてしまったよ。

「PCとかAV系家電辺りを出すと収集が付かなくなりますよねー。技術の進歩って怖い」(後野まつりくん)
最初に使ってたパソコンや携帯電話を思い返しながら 今のとをくらべると、進歩を実感することだろう。
テレビやパソコンは もう持ってない、っていう生徒諸君も何人かいそうだ。

「たぶん「フロッピーディスク」って回答があると思うんだけど、それ以前の「カセットテープにデータ保存」とか「クイックディスク」とか使ってた話をしてしまいそうなインターネット老人会員です」(DA☆君)
フロッピーを挙げた生徒は ほかにいなかったよ。使ってた生徒は多いだろう…だよね!?
クイックディスク、じつは局長は初耳だった。世代的には電気屋とかで見かけてるはずなんだけど、使うことはなかったよ。

「カセットテープかな。今思うとあれほど編集が楽なメディアはなかった」(藤のの乃くん)
編集してたのが 音楽なのかデータなのかは 分からないけど、楽だった?
局長はダビングに悪戦苦闘してたよ、編集のわざを伝授してほしかった。

「USBフラッシュメモリですかねぇ。今はクラウドデータの時代。それぞれ一長一短ですけどね」(ryu君)
データをぜんぶ同期してしまえば、USBメモリの出番もなくなるね。もしかして もう持ってない?
局長はファイルのバックアップを置いてるていど。まだ使いこなせてないね。

「最近見ないのが、トラックボール付きのノートPC。結構便利だったのに、タブレット化には勝てなかったか?」(ロックX君)
パナソニックのノートによくあったね。需要はあるんだろうけど、薄く軽く のながれにはあらがえず、ラインナップから外さざるを得なかったのだろう。
ロックX君もだけど、使ってた人はその後どちらに向かったのだろう。外づけのトラックボールかな。

やはり、進歩の早さがマッハな PCやAV系家電まわりを答えてくれた生徒が多かった。
ほかのジャンルというと、

「ゲームウォッチ」(むっちい君)
これもすこし、PCAV系が入ってた。
ものによっては、博物館行きクラスのものもあるんじゃないか。
オークションなどを見てみると、1万円以上のものもずらりと並んでるね。いざ遊ぶとなると10分ほどで飽きてしまいそうだけど。

「ぶらさがり健康器。一時期は物干しとして延命させてたのですが。。。。」(ぎねねくん)
しっかり既定路線をたどった。いまは家の奥ふかくで余生をすごしているのだろうか、それとも…
健康器というけれど、どれくらいぶら下がり続けると効果がでてくるのだろう。マニュアルを見てみたい。

「ボンナイフですかね。今検索したら、西ではミッキーナイフと呼ぶのだそうで。子どものころ、鉛筆は全部ボンナイフで削っていました。でも最近は、ボンナイフはおろか鉛筆もなかなかお目にかかりません。小学生のときにボンナイフで頻繁に削っていたことが、刃物の扱い方を覚える訓練になったと思っています」(地中海刑事)
そうなんだ、局長の地元は よほど田舎なのか、どちらも使っていなかった。鉛筆をけずるのはカッターか小刀か。
小学校の授業で はじめて刃物に触れる、という子どもも多いだろう。エンピツを削れるまでになるだろうか、先生も大変だ。

「ロケットえんぴつです。子供心に、芯の交換が結構楽しみでした。今思えば、カッターで芯を削っていればも少し長持ちさせられたような。ロケットえんぴつは結構使ってましたが、今は見なくなりましたね」(ロックX君)
こちらの えんぴつ もあったね。すっかりシャーペンに取って代わられてしまった。
これもプレミアついてるんだろうな、と思ったら
いまも現役だった。 おもな売り場は文房具屋からハンズとかに移ってそうだね。

「あったね〜コレ」って、心の中でうなずいてる生徒諸君も多いはず。
いまでも手に入るものがほとんど、ひさしぶりに使ってみるのもたのしそうだ。当時気づかなかった発見があるかもしれない。


今回の授業はこれまで!

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