どうしたものか?と、またしばらく考えモード。接着剤で接着する案、ネジ留め案等々、色々考えたのですが、結局、ハンダゴテで融着させるのが一番楽 そうなので、それで行こうかと。再度バラす場合、かなり面倒なことになりますが、再度バラす可能性は低いかと。ま、かなり安直な解決法ですね(^^;)。
さて、作業開始です。まずは、無理やり剥したので、支柱にバリが残っていて各支柱が底板に上手く嵌りません。そこで、支柱をハンダゴテで融かしつつ ならして、底板に上手く嵌るようにします。 上手く嵌ることが確認できたら、次はいよいよ再度融着です。
底板をしっかり押さえつけて、30本ある支柱の頭を底板から露出させます。そこをハンダゴテで一本づつ溶かします。そんな地道な作業結果がこれ。
しっかり感や剛性感等を求めるのであれば、筐体とよりしっかり固定する方法を考えたり、さらに鉄板で補強したり等をすると良いのかもしれません。 が、私はこのキーボードにそこまで求めないので、これで良いかなぁと。
さて、SANTENDO MINI には、専用のデバイスドライバは添付されていません。AOpen のサイトにもないようです。 第1回でご報告した通り、SANTENDO MINI のタッチパッドは CIRQUE の TSM9957 というモジュールを使用しているようです。 モジュールベンダの CIRQUE はモジュールだけでなく、自社ブランドでタッチパッド製品自体も販売していて、それらのためのデバイスドライバも彼らのウェブページからダウンロード できます。でも、ダウンロードには製品のシリアルナンバーが必要のようです。 モジュール供給したものについては、各ベンダにお任せということのようです。
ということで、SANTENDO MINI の OEM 供給元の Solid
Year Inc. のページを見ると...ありました。
CIRQUE タッチパッド用のデバイスドライバが。
Windows NT4 専用のものと、汎用のものが同梱されているようです。
Windows XP 上で実行してみると Glide Point Touchpad 2.0 for EasyCat
と表示されます。
それから、CIRQUE のサポート
ページによると、
Fellows や Adesso
が OEM
供給先として挙がっていて、これらのページから、それらの製品用のドライバがダウンロードできるとのことです。でも、このページのリンク先は切れていた
んで、
ちょっと調べたところ、以下の URL からドライバが探せるようです。
私は試してませんが。
さらに、調べてみると、DriverGuide.com
からも入
手できるみたいです。
ここは、登録が必要なので、やはり私は試してません。
ライセンスの問題がクリアなのかどうか、正確なところはわかりませんが、まぁ、探せはドライバは見付けられるようです。とはいえ何れも正式なもので はないので、法的側面も含めて、ご利用は自己責任で、ということになりますね。
結局、私が試したのは、上述の Solid Year のサイトにあった、GlidePoint On PS/2 Port
Ver.2.00 だけです。
このプロパティにあるように、通常のタッチパッドの機能に加え、縦横スクロール、ズーム、ブラウザの Forward/Back "surf"
等をサポートするようです。かなり多機能ですね。真面目にこのキーボード、というか、タッチパッドを使うのであれば、有用なドライバだと思いますね。私は
このドライバはまだちょっとしか使っていないので、どの程度便利かはまだ分かってないですが。
じゃ、他のポインティングデバイス統合型キーボードと比較して、総合的な使い勝手はどうでしょう?タッチパッドの好き嫌いというのはると思います が、個人的にはなかなか悪くはないと思います。じゃ、自身を持ってお勧めできるかというと....実は、そうでもありません。使ってみて、ちょっと不具合 がありました。かなり個人的な事情に基づくことかもしれませんが、一応皆さんにお知らせしておいたほうがいいかな?ということが。
ところで、突然ですが、皆さん、ポインティングデバイス統合型キーボードに何を求めるでしょうか?省スペース?それなら、SANTENDO
MINI
はさほど問題ないと思います。SSK II と違い、外付けマウス端子こそありませんが、
USB が使える環境なら、別に USB
マウスが使えます。ホームポジションからマウスまでの距離が短いので、普段はマウスを使うという方でもなかなか便利なんじゃないでしょうか。
でも、ホームポジションから手を動かさず操作できる、ということを求めるな ら、ちょっと注意が必要かも。
私は現在ノート PC に Let's
Note CF-T2
を使っていて、付属のタッチパッドも日常的に使っています。もともとタッチパッドそのものが好きではなかったんですが、この
T2 のタッチパッドは、わりと使い易く、慣れるに従いタッチパッドの使用に関しては抵抗がなくなっていました。
ようは慣れなのかなぁと思っていました。
しかし、いざ SANTENDO MINI を常用し始めると問題が出てきまして。数日使ってたら、ちと親指の腱が痛くなってきて一週間ほどしたら、ハデな腱鞘炎になってしまいました。その後、 SANTENDO MINI の使用は中止し、2週間ぐらい少し指を休めて様子を見ていたのですが(といっても、仕事でキーボードは打たざるを得なかったんですが)、一向に治らなかっ たんで、初めて 整形外科なんてところに行って治療を受ける始末です。8割がたできてたこのページも作成休止です。(今は大 分良くなって、こうやって仕上げたわけですが。)
上で調べた専用ドライバを使える環境だったらまだ良かったんですが、あいにく使えない環境だったので、ちょっとポインタ移動のスピードがあまりうま く調整できなかったんですね。それで、自分の方が慣れるんだ!とばかり、ちょいと親指に無理をかけてしまったようです...。
それと、私は普通の成人男子よりやや手が小さめなのですが、タッチパッドを使うときはなるべくホームポジションから手を動かさないようにしていまし た。昔の Let's note AL-N2 のトラックボールや、TrackPoint に慣らされてて、ホームポジションから指を動かさずにすむ快楽(?)にずっぽりハマってたので、そうやって使うもんだと思い込んでたからです。
しかし、これがどうもよくなかったようで...
上の写真を見ていただくとわかりますが、私の場合人差し指をホームポジションに置いたままタッチパッドの下の方やボタンまで親指を動かすためには、
かなり指
を広げないといけません。これが、実はかなり指に負担を掛けることになったようです。
ということで、無理にホームポジションから指を動かさないようにするのは、私の場合、かな〜り良くなかったようです。
このように、タッチパッドを使う時は指をホームポジションから下げて使えば良かったんですね。
しかし CF-T2 は問題なかったのに、なんで?と思ったんですが、CF-T2 は縦方向のキーピッチが短く、タッチパッドも小さいため、私の場合、ホームポジションから指を動かさなくて も、十分タッチパッドの隅々に親指が届いていたようです。うーむ。この点は SANTENDO MINI にも、もう少々改善の余地ありかも。
ま、てなわけで、主に私の使い方が悪かったようで、SANTENDO MINI がそんなに悪いということもなさそうではあるんですが、
とはいえ、このキーボードの常用を考えている方は、この点、すこし注意したほうが良いかもしれませんねぇ。
んでは、皆様この辺で。