manae for Palm OS
Manual
Version 1.40 2002/01/20
What's New!
- manae ver. 1.40
- ver. 1.40 の正式リリースです。
- manaemori を使用することにより、
動的補完変換の候補のタップによる選択、及び、
HandEra 330 の Jog とハードウェアキーに一応対応しました。
- Preferences をちょっと書き変えました。
- 安定性の向上のため、データベースやメモリ(ダイナミックヒープ)を
常時確保することを止めました。
- manae ver. 1.39
- ver. 1.39 の正式リリースです。
HandEra 330 に一応対応しました。(ジョグに関しては未対応。
対応方法について御意見のある方はぜひ作者までお寄せください。)
- manae ver. 1.38
- CLIE の AddressBook 使用時に、ジョグによる補完候補の選択がうまくできなかったバグをフィックスしました。
- manae ver. 1.37
- manae ver. 1.36
- manaemori 復活!!!
- Sony PDA (CLIE)の Jog Dial に対応しました。
- manae ver. 1.34(PEG)
- Sony PDA (PEG シリーズ)の Jog Dial に対応しました(つもりでしたが、
対応できていませんでした。ver. 1.36 をお使い下さい。)。
- manae ver. 1.34
- manae ver. 1.32
- マイナーアップデート(機能的には殆ど変更ありません)。
- manae ver. 1.31
- manae ver. 1.30
本ドキュメントの内容
- manae の紹介
- manae の入手方法
- manae
- 動作環境及びインストール
- かな入力
- かな漢字変換
- 動的補完変換
- 各種設定
- その他の機能
- 注意点
- バグ
- 使用許諾条件
- 謝辞
- その他
- 履歴
- FAQ
manae の紹介
manaeは
Palm OS (PalmPilot, WorkPad, Visor, TRGpro 等) 用の 日本語
Input Method Hack ソフトウェアです。
ほととんどのフィールドへのかな(ひらがな、カタカナ、全角文字)の直
接ローマ字変換入力及びインラインかな漢字変換が行えます。
J-OS の Input Method 等とは異なり、ソフトウェアキーボードの呼び出し操作なしに
日本語を入力することができます。
(ただし適宜モードの変更が必要です。)
なお、現在のバージョンは若干の問題点があります。詳しくは、
注意点及び
バグの項を参照して下さい。
manae の入手方法
最新の正式リリースバージョンは manae ver. 1.40 2002/01/20 です。
実行形式(manae.prc 及びドキュメント)
ソース
一つ前の正式リリースバージョンは manae ver. 1.39 2001/10/14 です。
ver. 1.40 で何か不具合がありましたら、こちらをお使い下さい。
(HandEra 330 には未対応です。)
実行形式(manae.prc 及びドキュメント)
ソース
manae
動作環境及びインストール
動作環境
manae の動作条件は以下の通りです。
- Palm OS 2.0 以上 (pilot 1000/5000 の場合は OS Upgrade Card に
より OS のバージョンを 2.0 以上とすれば動作します)。
- J-OS のいずれかのバージョン(フリー版の J-OS では ver. 1.9 でのみ
動作を確認していますが、これ未満のバージョンでも動作すると思います)。
- 日本版 Palm OS 機 (IBM WorkPad)。ただし、別途 J-OS 形式の辞書が必要です。
(若干不都合があるかもしれませんが、殆ど問題なく動作するはずです。)
インストール
必要なファイル
- manae.prc (本パッケージに含まれています。)
- J-OS 形式の辞書(
dic-tk など)
- Hackmaster 又はその互換ソフト
- manaemori.prc(Sony CLIE のみ。本パッケージに含まれています。)
インストール方法
manae (及び manaemori) は Hack ソフトウェアです。
manae.prc 及び manaemori.prc を
通常の Hack ソフトウェアと同様に Palm OS 機 へインストールします。
(もちろん、Hackmaster 又はその互換ソフトが必要です。
Hackmaster 及び互換ソフトについて御存知ない方は、
Muchy's Palmware Review 等で調べて下さい。)
また、J-OS 形式のかな漢字辞書も必要です。
日本語版 Palm OS 機や、J-OS 以外の日本語環境をお使いの方は、
別途J-OS 形式の辞書をインストールする必要があります。
J-OS 形式の辞書であればどんなものでも構いませんが、
送り仮名情報をサポートした
dic-tk シリーズがおすすめです。
Hack 版の J-OS を使用している場合 HackMaster でのチェックは
J-OS より後に行って下さい。
デフォルトでは、最初にインストールした時はアルファベットモードで立ち上
がります。
かなを入力したい時は、任意のフィールド(例えば Memo Pad のメモ
フィールド等)をタップした後 '\' (バックスラッシュ、全角で表記しました
が、実際には半角です。以下同様)を Graffiti するか、Graffiti Area の
文字入力領域の左上1/4の部分でダブルタップして下さい。
その後ローマ字が直接かなに変換されて表示されればインストールは成功です。
なお、アップデート等で再インストールする場合は、
まず、HackMaster でチェックを外し、manae (又は manaeDB)
を削除した後、インストールして下さい。この作業を行わなかった場合、
エラーが発生しハングアップすることがありますので注意して下さい。
(特に 1.20 未満のバージョンから 1.20 以上のバージョンに
アップデートする際は、manae のインストール後、一旦
ソフトリセットを行うことをお勧めします。)
文字入力
モード
manae のかな入力方法は拙作 SPad (及び kana I の SPad 互換版)と同様です。
manae には以下のような入力モードがあり、モードによって入力できる(変換
される)文字が異ります。
新規フィールドやフィールドを移動した場合はアルファベットモードから始ま
ります。
- アルファベットモード
- Pilot OS 機の通常の入力モードと同じです。
- ひらがなモード
- ローマ字入力により直接ひらがなが入力できます。
- カタカナモード
- ローマ字入力により直接カタカナが入力できます。
- 全角モード
- Graffiti された文字が全角変換されて入力されます。
モードの変更
簡易モード変更
Graffiti Area (文字)を4分割した内の左上約1/4の領域でダブルタップ
して下さい。
|-> Alphabet -> ひらがな -> カタカナ ->|
|<--------------------------------------|
と循環的にモードが替わります。
全角モードを使いたい場合は、
下記の SKK ライクなモード変更を用いて下さい。
'.'(ピリオド)を入力する時は、左上以外の残り3/4の領域のいずれかを
ダブルタップして下さい。
SKK ライクなモード変更
グラフィティエリアに以下の文字を入力することによりモードが変更されます。
(SKK(SPad) ライクです。)
Alphabet モード ->
ひらがなモード: '\'
ひらがなモード ->
Alphabet モード: 'l' (小文字の「エル」)
カタカナモード: 'q'
全角モード: 'L' (大文字「エル」)
カタカナモード ->
Alphabet モード: 'l' (小文字の「エル」)
ひらがなモード: 'q'
全角モード: 'L' (大文字「エル」)
全角モード ->
ひらがなモード: '\'
例
alphabet, alphabet,かな、カナ、abc
と入力する場合は、以下のように Graffiti 入力します。
alphabet, Lalphabet,\kana,qkana,labc
かな入力
かな文字の入力はローマ字入力です。未確定文字はアンダーライン付きで表示
されます。基本的に適当なタイミングで自動的に確定されますが、文末等で強
制的に確定したい時は「改行」文字を Graffiti して下さい。
「改行」を入力したい時は、アンダーラインが表示されていない時に「改行」
文字を入力して下さい。
かな漢字変換
manae のかな漢字変換方法にはSKK ライクなモード
(デフォルト)と
Non-SKK モードの2種類があります。
通常のパソコンの入力方式に近い入力方法は
Non-SKK モード
です。J-OS や WorkPad 日本語版の入力に慣れた方には
Non-SKK モードの使用をお勧めします。
SKK ライクなモード
漢字の入力はひらがなモードで以下のように行います。
ほぼ SKK のサブセットとなっていますので、詳しくは
SKK ホームページ
をご覧下さい。
- 漢字の始まりの指定
漢字変換したい文字の最初の一文字を大文字で指定します。
例:
入力: Kanji
表示: ▽かんじ
- 送り仮名の始まりの指定
送り仮名がある場合送り仮名の最初の一文字を大文字で指定します。
指定しなくても変換はできますが、指定したほうが効率が良いです。
例:
入力: KanJ
表示: ▽かん*j
送り仮名が確定すると変換されます。
例:
入力: KanJi
表示: ▼感じ
- 変換 / 次候補
変換及び次候補の表示はスペース
(Graffiti で 左から右へ横棒を引く)です。
例:
入力: Kanji' '(スペース)
表示: ▼漢字
- 前候補
小文字の 'x' です。
例:
表示: ▼幹事
入力: x
表示: ▼漢字
なお変換動作を5回繰り換えしても候補が確定されない場合、候補一覧のフォームがあらわれます。候補のボタンを押すとその文字が確定されます。
- 確定
改行または、上記以外の文字(a, b, c... )を入力することにより確定します。
例:
表示: ▼感じ
入力: (改行)
表示: 感じ
表示: ▼感じ
入力: r
表示: 感じr
- 補完変換
読みを補完して変換候補を一覧表示する機能です。
例えば、「管理人」などの長い読みの漢字を入力する時に便利です。
読みの入力の途中で Graffiti の '.'
(Graffiti area をダブルタップ)することで実行します。
ただし J-OS 辞書に登録されている内容については、
読みが2文字以上入力された時のみ実行されます。
例:(「か」で始まる単語が、何も学習されておらず、ユーザ辞書にも登録さ
れていない場合)
表示: ▽か
入力: .
表示: ▽か(変化なし)
表示: ▽かん
入力: .
表示: (一覧表示)
なお、補完変換で確定した単語についも、学習を行います。
(以下で述べる動的補完変換でも学習が効きます。)
- 選択範囲変換
manae がひらがなモードの時、フィールド上の
ひらがなを選択し、スペースを Graffiti します。
これにより、既に確定したひらがなを漢字に変換することができます。
(J-OS の遅延変換に似た機能です。)
ひらがなモード以外のモードの時は、通常通り選択範囲がスペースに置き換えられますので、注意して下さい。
- ひらがな -> カタカナ変換
漢字モードで入力したひらがなをカタカナに変換します。
変換文字は 'q' です。
例:
表示: ▽かたかな
入力: q
表示: カタカナ
Non-SKK モード
普通の Input Method のように特に変換開始文字を指定しないで入力出来るモードです。
Hackmaster のpreferences で選択できます。
漢字の入力は SKK ライクなモードと同様にかなモードで行います。
なにか文字を入力すると"▽"が現れますが、これがかな漢字変換の始まりを
示します。その他の点では SKK ライクなモードと同様です。
(細かい点としては、学習方法が、SKK ライクなモードと異なり、よみがな情
報すべてを、記憶するようになっています。J-OS の学習機能とほぼ同様と
考えれば良いでしょう。
動的補完変換
前章で述べた補完変換をさらに進化させた機能です。
例えば
▽かん
完成 間接 観光
などのように、かな漢字変換の読みがな入力時に、その読みを持つ単語を
学習辞書から検索して表示・選択できると言うものです。
候補は学習辞書からのみ探索します。そのため一度確定した単語しか候補に
表われません。
確定は Graffiti Area の特定の位置でピリオドを入力(ダブルタップ)か
1-3の数字を入力することにより行います。
manaemori を併用した場合は、画面上の候補を直接タップして確定することも出来ます。(Preferences の Tap-selecting をチェックして下さい。)
Graffiti Area での入力
Graffiti Area を上下に2分割しさらに Alphabet Area を左右に
二分割した領域を考えます。これに下のように番号を振ります。
Alphabet Area
| Number Area
| |
-------------
| 1 : 2 | 3 |
-------------
| : | |
-------------
これで上の例で、一番左の「完成」を選択する時は1の領域で
ダブルタップ、「間接」は2、「観光」は3の領域でダブルタップすれば
選択できます。
数字による入力
ThumbType や他の Go Type! 等のキーボードを使用する時は
1-3の数字を入力することにより選択することが出来ます。
数字と候補の対応は上の Graffiti Area の分割の番号と
同一です。もちろん、1-3の数字を Graffiti 入力しても構いません。
各種設定
Hackmaster の '+' 記号をタップしすることにより各種設定が出来ます。
設定値は自動的に記憶されますが、"Done" を押し、さらに manae の
機能を使用する(具体的にはフィールドに何か文字を入力する)時点で
行われます。
また、リセットしても設定値は保存されていますが、設定値の読み出しも
manae の機能を使用する時点で行われます。
リセット直後 Hackmaster から preferences 画面を起動すると、
設定値がデフォルト値に戻ってしまいますので注意して下さい。
- Mode Display
画面の4隅のどこかに現在のモードを表示する機能です。
設定方法
- No
- モード表示を使わない。
- Top Left
- モード表示左上。
- Top Right(TR)
- モード表示右上。
- Bottom Left(BL)
- モード表示左下(フォームが全画面でないときは表示されません)。
- Mode(BR)
- モード表示右下(フォームが全画面でないときは表示されません)。
- Default Mode
フィールドを移動した時のモードを設定することができます。
例えば Hiragana にすると、モード変換動作なしで、
直接ひらがなが入力できます。
- Candidates List Popup
候補一覧表示までの変換動作回数を指定できます。Memo Plus と候補一覧表示の相性が悪いとの報告がありますので、Memo Plus をご使用の方は "No" にして下さい。
- Non-SKK mode
普通の Input Method のように特に変換開始文字を指定しないで入力出来るモードです。
- Thumb Type mode
オカヤ・システムウェアの製品 Thumb Type を使う場合は、ここをチェックして下さい。
その他の機能
- Pilo Key 等対応。
候補一覧表示画面で、ボタンをタップしなくとも
キー入力により候補が選択できます。画面上の候補ボタンが
1 2 3
4 5 6
7 8 9
又は
a s d
f g h
j k l
に対応します。次頁は ' ' (スペース)前頁は 'x' 、取消は C-g です。
又、フィールド中 Emacs ライクなキーバインディング(C-f, C-b, C-p, C-n) でカーソルの移動ができます。
- Graffiti 数字エリア無変換機能
ひらがな、カタカナ、全角記号モードにおいて、数字エリアにGraffitiした場合、
'.', ',', '-' などが変換されず、そのまま表示される機能です。
- CLIE 及び HandEra330での Jog Dial の使い方
必ず manaemori (または manais(ただし CLIE のみ)) を Hackmaster でチェックして下さい。
ジョグの動作と機能の割りあては以下のようになります。
動作 Jog Hardware Key
かな -> Alphabet Back/Auxiliary HardKey2 HardKey3
変換モード開始 Jog Push HardKey1 HardKey4
変換 Back/Auxiliary HardKey2 HardKey3 PageDown
動的補完候補左 Jog Up HardKey2
動的補完候補中 Jog Push PageUp
動的補完候補右 Jog Down HardKey3
です。なお、上の表で各 HardKey は
HardKey1 Date Book
HardKey2 Address
HardKey3 To do List
HardKey3 Memo Pad
PageUp 上
PageDown 下
のそれぞれのボタンを意味します。
注意点
- 日本版 Palm OS 機 (WorkPad) をお使いの場合は、OS の Input Method の
モードを必ず英数モードにして下さい。逆に manae ではなく OS の Input Method
を使う場合は、manae のモードを Alphabet モードにして下さい。
- ver. 0.525 以降、 J-OS のユーザ辞書の内容は参照を参照するようにしました。
Memo Pad で J-OS (又は JOS のいずれか一方)という名前のカテゴリを作成し、このカテゴリに属するメモを一つだけ作成して下さい。
- J-OS の Input Method や Hack 版 POBox が起動できないフィールドへは、
manae も入力はできません。(かな入力ができない場合も、ほとんど
の場合、アルファベットの入力のみはできるはずです。)
- かな漢字変換途中にフィールドを移動した場合、変換途中の文字列が画面
に残ります。この場合変換途中の文字列は実際には、フィールドには反映され
ていませんので、注意して下さい。
- J-OS の Input Method, POBox, SPad と併用する際には、アルファベットモードにしてか
ら呼び出して下さい。
- ローマ字かな変換は
日本工業規格(公開レビュー) JIS X 40xx-199x
を基にしています。
ただし、子音が "l", "q" を含むもの、撥音表記(ん)の "n'" はサポートしていま
せん。("l", "q" については、SKK との整合性を取るためです。)
また、ひらがなの "va, vi, vu, ve, vo" は "じゃ、じ、じゅ、じぇ、じょ" に
変換します。(カタカナは "ヴァ、ヴィ、ヴ、ヴェ、ヴォ" です。)
これは、Graffiti の 'j' を 'v' と書き損じることが多いためです。
- manae を J-OS の Input Method, KDIC 及び Link Pad と併用する場合は、
「改行」ではなく、'\'で確定して下さい。
(改行では、確定動作ができません)
バグ
現在知られているバグとして以下のようなものがあります。
- SKK Mode で、"ぱーてぃー"->"パーティー"等、最後が'ー'で終わる語を
ひらがな->カタカナ変換した場合、
動的補完変換の候補として末尾の'ー'が削除された形で登録される。
(この場合"パーティ"が登録される)
修正は可能なのですが、実害が少ないので今のところペンディング中。
- Datebk 3 の一部のフィールドで文字化けが発生するとの報告があります。
これは、おそらく Stack の不足によるものと思われます。対処が難しいため、
現在のところ対処の予定はありません。
- Memo Plus と候補一覧表示の相性が悪いようです。
(現在のバージョンでは解消された可能性があります。
皆様のレポートをお待ちしておりあす。)
もし、Memo Plus をお使いで、候補一覧表示に障害がある場合は
HackMaster の設定画面で Candidates List Popup "NO" にして下さい。
- Find 機能と候補一覧表示の相性が悪いようです。
- 画面にゴミが残ることがあります。
(アプリケーションの動作自体には、問題ないと思います。)
特にモード表示を行う場合は、表示部分の画面表示は崩れてしまいます。
(このバグは修正可能なのですが、スピードが遅くなるため、
修正の予定はありません。)
- ローマ字変換時、存在しない子音列(例えば "kbr")を入力した場合、表示
が内部の状態と一致しない。(上の例では、本来でしたら "r" と表示されるべ
きところ "rb" と表示されると思います。)
- Palmscape v.PR5.0a0 のフィールドへはかな及び漢字が
入力できません。かな及び漢字を入力する場合は J-OS の Input Method
を呼び出して下さい。
- TealEcho, SelectHack と相性が悪いとの報告があります。
- ユーザ辞書において J-OS と異なり同じ読みの行が複数あっても、最初の行しか反映されません。例えばユーザ辞書に
かんげん/甘言
かんげん/換言
と登録されていた場合、J-OS では「甘言」、「換言」とも候補にあらわれますが、
manae では先に定義された「甘言」のみ採用されます。
かんげん/甘言/換言
としていただければ、J-OS, manae 双方で使えます。
Drag & Drop の Module, "Tango" などを使用する場合は、最初の例の方法で
登録されますので、注意して下さい。
- manae 使用時には Shortcut 文字がデフォルトの 'l' の筆記体
のような文字ではなく、 '$' となります。また、アルファベットモード以外の
モードで Shortcut を使用しようとした場合、自動的にアルファベット
モードとなります。
- 設定値の保存がうまくされない場合があります。Hack Master の
manae の設定画面で設定を行ったのち、フィールドへ一度も文字入力せずに、
リセットした場合には、設定値は保存されません。
- リセット後、それ以前の設定値の読み込みに失敗する事があります。
リセット後、なにも文字入力せず、Hack Master の設定画面を立ち上げるとデ
フォルト値が表示されてしまいます。
これは、manae がなにか文字入力がされた時点で、リセット前の設定値を読み
込むためです。設定画面で確認せず、直接文字入力を始めて下さい。
使用許諾条件
(ver. 1.25 から条件が変更になりました)
本プログラムはフリー・ソフトウェアです。あなたは、Free Software Foundation が公表した GNU 一般公有使用許諾の「バージョン2」或いはそれ以降の各バージョンの中からいずれかを選択し、そのバージョンが定める条項に従って本プログラムを再頒布または変更することができます。
本プログラムは有用とは思いますが、頒布にあたっては、市場性及び特定目的適合性についての暗黙の保証を含めて、いかなる保証も行いません。詳細は本パッケージに含まれる GNU 一般公有使用許諾書 (copying.txt) をお読み下さい。
謝辞
本プログラムを作成するにあたり以下の方々に直接的、間接的にお世話になりました。
ここに感謝の意を表します。
増井俊之氏、青柳龍也氏、山田達司氏、3Com 社、DaggerWare 社、
gcc for PalmPilot 開発スタッフ諸氏、Metrowerks 社、
イケショップモバイルプラザ、パーム航空機長さん。
そして、テストに参加下さった方々。
また、 SKK を開発された佐藤雅彦氏及び他の開発者の方々に敬意を表します。
その他
バグレポート、提案などありましたら、下記の作者
メイルアドレスまでご連絡下さい。バグレポートをお送り下さる場合は、その
状況(特にバグが現れたアプリケーション、併用している Hack とその
HackMaster 上でのチェックの順番)を正確にお知らせ下さるようお願いします。
履歴
version release description
1.40 02/01/20 ver. 140 の正式リリース
1.40b13 02/01/01 manaemori に設定追加。
1.40b12 01/11/21 Pen イベント関係のバグフィックス
1.40b11 01/11/20 Pen イベント関係のバグフィックス
1.40b10 01/11/16 Pen イベント関係のバグフィックス
1.40b9 01/11/15 Pen イベント関係のバグフィックス
1.40b8 01/11/15 Hard Key 対応。
1.40b7 01/11/12 HandEra 330 Jog 対応。
1.40b6 01/11/11 HandEra 330 Jog 対応。
1.40b5 01/11/05 Preferences 設定追加。
1.40b4 01/10/21 Preferences 設定追加。
1.40b3 01/10/16 Preferences 設定追加。
1.40b2 01/10/16 ダイナミックヒープ、DB 関連の書き直し。
1.40b1 01/10/14 ダイナミックヒープ、DB 関連の書き直し。
1.39 01/10/14 HandEra 330 対応。正式リリース。
1.39b6 01/09/24 HandEra 330 対応の正式リリース候補。
1.39b5 01/09/11 HandEra 330 の Scale To Fit に対応?のベータリリース。
1.39b4 01/09/10 HandEra 330 の Scale To Fit に対応?のベータリリース。
1.39b3 01/09/06 HandEra 330 の Scale To Fit に対応?のベータリリース。
1.39b2 01/09/06 HandEra 330 に対応のベータリリース。
1.39b1 01/09/04 HandEra 330 に対応のベータリリース。
1.39a2 01/09/01 HandEra 330 に一部対応(アルファリリース)。開発環境を SDK 3.5 と PRC-Tools 2.0 に変更。
1.38 01/05/17 動的補完変換の Jog による候補確定時のバグフィックス。
1.37 00/11/19 PowerJOG 対応。
1.36 00/10/23 Non-SKK モード学習時のバグフィックス。
1.35e 00/10/13 動的補完変換のバグフィックス。
1.35d 00/10/11 補完変換のバグフィックス。
1.35c 00/10/11 動的補完変換のバグフィックス。
1.35b 00/10/10 動的補完変換の改良。
1.35a 00/10/10 補完変換の改良。
1.35 00/10/02 manaemori の復活。Sony PDA (CLIe) の Jog Dial に対応。
1.34PEG 00/08/11 Sony PEG の Jog Dial に対応。
1.34 00/08/05 動的補完変換機能の付加
1.34b6 00/07/31 バグフィックス(?)等
1.34b5 00/07/28 バグフィックス(?)等
1.34b4 00/07/25 バグフィックス(?)等
1.34b3 00/07/22 バグフィックス等
1.34b2 00/07/20 バグフィックス等
1.34b1 00/07/18 謎の隠し機能塔載の実験版
1.33 (NA) (非公開バージョン)
1.32 00/01/31 マイナーアップデート(機能的には殆ど変更なし)
1.31 00/01/16 学習機能等のバグフィックス
1.30 00/01/14 学習機能の正式リリース
1.25 00/01/10 学習機能(実験版)の付加
1.23 99/12/17 変換時のマイナーバグフィックス
1.22 99/11/28 最長一致変換時の不具合の修正?
1.20 99/11/21 最長一致変換時の速度の向上。
1.11 99/11/09 全角モードでスペースも変換する。
1.10 99/10/23 Thumb Type 対応。SKK 非互換モードの導入。
1.09TT 99/10/16 Thumb Type 用実験バージョン。
1.09 99/03/11 GT と通常バージョンの統合。
1.08 98/11/27 設定値の記録のバグフィックス?
1.07 98/11/27 設定値の記録のバグフィックス?高速化。
1.06 98/11/25 設定値の記録のバグフィックス?
1.05 98/11/23 設定値の記録。
1.0 98/08/05 正式リリース。
0.93 98/08/03 Ctrl-g のサポート、Shortcut 関係のバグフィックス。
0.92 98/08/01 Shortcut への対応、ユーザ辞書関係のバグフィックス。
0.91 98/07/30 manaemori のバグフィックス。
0.9 98/07/27 ひらがな -> カタカナ変換、簡易モード変更。
0.750iL 98/07/17 変換時のレスポンスの向上。
0.750i 98/06/29 Pilo Key 等へ対応、メニューの追加。
0.750 98/06/29 レスポンスの向上、バグフィックス。
0.740i 98/06/11 ユーザ辞書変換のバグフィックス。
0.740 98/05/29 変換関係のバグフィックス。
0.735i 98/05/25 変換関係のバグフィックス。
0.735 98/04/26 変換機能の強化。
0.540i 98/04/10 manaemori の最初のリリース。
0.540 98/04/03 KDIC への対応と Palmscape への一応の対応。
0.528 98/03/31 デバッグ(MenuHack などと併用した場合の不具合)。
0.525 98/03/29 J-OS ユーザ辞書への対応。
0.323 98/03/12 画面表示等の修正。
0.320 98/03/10 アルファベットモードでの不具合等の修正。
0.318 98/03/08 最初のβバージョン。
FAQ
- 日本語版 OS 塔載機でも使えますか?
-
英語版、日本語版、どちらのOSでも、OS 2.0 以上なら一応問題なく使えると思います。
ただし、英語版であれば、J-OS, Yomeru 等の日本語表示環境と
J-OS 形式の辞書
(dic-tkなど)
が、
日本語版 OS を使用する場合は J-OS 形式の辞書
を別途インストールして下さい。
- '\'を入力してもひらがなモードにならないのですが?
-
Graffiti の'\'は左上から右下へ線を引くのではなく、一度 Graffiti area
をタップ(Punctuation shift)してから左上から右下へ線を引くものです。
単に左上から右下へ線を引くと Extended shift となります。
詳しくは Graffiti Help を参照して下さい。
- 真辞書には対応していますか?
-
ver. 0.735 以降は対応しています。ただし、真辞書は送り仮名情報を持たな
いため、送り仮名の指定をしても上手く変換できません。
真辞書を使用する場合は J-OS の Input Method と同様に、送り仮名を指定せずに
一単語単位で変換動作を行って下さい。(例えば「走る」を入力する場合は、
"HasiRu" と Graffiti するのではなく、"Hasiru" + Space と入力
して下さい。)
- Newton Keyboard には対応していますか?Go Type! はどうですか?
-
ver. 0.750i より Newton Keyboard 対応となりました。(別途 Pilo Key 等が
必要。)Emacs Like なカーソル移動コマンドもサポートしています。
Go Type! でも問題なく動作しまが、 Go Type! にはCtrl Key がないため、一
部の機能は使用できません。
- Thumb Type には対応していますか?
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ver. 1.10 より Thumb Type に対応しました。
ただし、Thumb Type を使用する時は、Preferences 画面で Thumb Type mode を
チェックして下さい。
- KDIC, J-OS の Input Method, STPad, Link Pad 等で変換の確定が出来ないのですが?
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一部のアプリケーションは、改行で文字の確定ができません。
(そのようなアプリケーションは上に上げた以外にもあると思います。
これはアプリケーションが manae より先に改行文字を処理するためです。)
改行で確定できない時は、'\' で確定して下さい。
naoz-i@tt.rim.or.jp