2005.05.12
誤字等の館 (ごじらのやかた) に寄せられる読者様のコメントに対して館主が答える「誤字等の談話室」、その第19弾です。
「こんばんわ」の回に関して、「今は小学校で『こんばんわ』が正しいと教えている」という情報を頂きました。 しかし、「こんばんわ」を載せている国語教科書を私は知りません。 かといって、「こんばんは」が正しいとする明確な指導もされていない様子です。 そこで。 実際に「自分はこう習った」という方、「自分の息子や娘がこう習ったと言っている」という方。 あるいは「自分はこのように教えている」という方、などなど。 この件に関する何らかの情報をお持ちの方は、投稿をお願いします。 今、学校の国語教育は、どのような状況になっているのでしょうか。 「こんばんわ」と「こんばんは」について、ご存知のことがありましたらお書きください。 学校で習った、という方は、その年代や都道府県などの情報も添えてください。
ここ「誤字等の館」で行った上記のアンケートに対して、寄せられた情報をご報告します。
「状況」についての情報は、以下のどちらかでした。
そして、「こんばんわ」が正しいと教わったという情報に関しては、以下のようなコメントがありました。
結果としては、学校で明示的に「こんばんわ」を正解としている事例には出会えませんでした。
また、以下のような情報も頂きました。
私などが小学生だった時代よりずっと前には、一時期 「助詞の「は、へ、を」も「わ、え、お」と発音通りに書く」 という教育が実際に行われたことがあったような気がします
調べてみたところ、実際に「発音式仮名遣い」と呼ばれる方式が提唱されたこともあるようですね。
ここに寄せられたご意見だけで、何かを断じることはできません。
それでも、「時代が変わったわけではない」という雰囲気は感じ取ることはできました。
といったところで、今回の調査報告は終わりです。
コメントをお寄せいただいた方々、ご協力ありがとうございました。