2006.05.14
誤字等の館 (ごじらのやかた) に寄せられる読者様のコメントに対して館主が答える「誤字等の談話室」、その第46弾です。
かかせていただいたのは“目安箱”についてちょっと思ったことがあったからです。 もともと目安箱ってのは江戸時代に「お上が下々のものの意見を聞いてやるぞ」っ てことで設置されたものですよね。 “安”って字も“苦しゅうない”って感じの意味が入ってると思うんですが。 つまり目安箱って言葉を使うには出すほうと受け取るほうによっぽどの身分格差が 無い限りは使えない言葉だと思うんです。どうでしょうか?ちょっと御一考をいた だければ恐悦至極に奉り存じ上げますですありをりはべりいまそかり。
「目安」は「箇条書きにした文書」という意味から、「訴状」を示す言葉として使われました。
「苦しゅうない」という意味合いを感じるのは、きっと気のせいです。
ただ「目安箱」となると、それは確かに「将軍様」が「庶民」の声を聞くためのものでしたね。
「上下関係」を連想するのも、無理のないこと。
上から見下ろしているような、偉そうな態度にも見えます。
そこまでは、思い至りませんでした。
「目安箱」という名称にこだわりがあるわけではありませんので、変えようと思いますが…
今のところ、他に良い名前が思いつきません。
無難に、「投書箱」とでもしておきましょうかねぇ。
もう少し、考えさせてください。
http://www.tt.rim.or.jp/~rudyard/jijiko002.html 日木語の音韻<租織>を構成する五十音図の各行に ↑これは意図的なのでしょうか?元から間違っていたのでしょうか?
この例に限りませんが、誤字等の館でご紹介している「実例」は、すべて「実在する」文章です。
興味を持ったら、検索してみてください。
更新されたり削除されたりしていなければ、「本物」が表示されるはずです。
「日木語」のような誤字が見逃されているサイトは、「校正」が機能していない証拠です。
探せば、他にもいろいろと誤字を発見できる可能性が高いですよ。
最近 Google の検索結果に大量のごみがまじる様になったとおもいます。 たとえば、「危弱性」は372件だったとのことですが、いま検索すると 「"危弱性" の検索結果のうち 日本語のページ 約 28,200 件」になります。 Yahoo! で検索すると169件でした。「帰省本能」は461件が27000件になっています。 また、「脆弱性」と「危弱性」の件数の比率は Google では 200:1 ですが、Yahoo! は 1万分の1以下です。もし Yahoo! がただしいと仮定すると、いい加減な表現が横行して いる Web において「脆弱性」は、むしろほとんどの人がただしく表記するめずらしい 単語ということになります。 絶対数においても比率においてもこの様な状況になってきている現在、件数を掲載する ことには意味がないだけでなく、「誤字等の館」の読者に誤解をあたえかねないとおも います。
この投稿を読んですぐに再検索してみたのですが、表示されたのは数百件のままでした。
が、今日もう一度検索してみたら「28,200件」に変わっていました。
「帰省本能」の方は、いまだに「594件」です。
どうやら、検索するタイミングや環境によって、出てくる数字が変動しているようですね。
以前にも検索結果の件数が変動することはありましたが、ここまでひどくはなかったはずです。
もはや、Googleの検索結果の数は「信頼できない数値」になってしまったのでしょうか。
検索サイトの変更を、真剣に考えた方が良いのかもしれませんね。