'03年度 五年生/冬休み医 学 生 日 記
12月は1週目で実習が終わり、今年は1ヶ月近くのお休み。最近知ったがこの辺のスケジュールは 大学によってかなり違うらしく、私大卒の先生に聞いたら「え〜!なにそれ!俺達なんか暦どおりの 休みしかなかったよー!」と言われた。試験の多さ、出席の厳しさなんかも聞けば全然違うので、 これでもかなりのんびりした大学なんだなぁと今になって分かった。というわけで、小学校の学期中から始まる早めの休みだったのでちょうどタイミングよくあった 授業参観とか懇談会とかにゆっくり出たり、銀行の用事とか普段は出来ない平日の昼仕事を 普通にする気分を堪能した。
学生は勉強や将来の進路の下見を兼ねて自主的に色々病院見学をすることが多い。特に首都圏は たくさん大きな病院があるのでちょっと見学するにも行きやすくて恵まれているといえるだろう。 実習であっちこっちいくからいいやと思って今まで行っていなかったのでたまにはと、地元の 大きな病院に見学を申し込んでみた。どの科でもよかったのだが、ちょうど母校の先生が何人か 派遣されている科があるというのでじゃあそこで、と救急へ。そこは3次救急(もっとも緊急性の高 い救急)をしているので、大学ののんびりした救急部しか見たことがないのでちょうどいいと 言うのもあった。そこの救急スタッフでは白衣ではなく、黄緑色の術衣(手術のときにガウンの下に着るVネックの 半袖の服)を着ているので、バッタ軍団と言われているそうだが、見学者もそれを借りて子バッタ となって見学。ちょうど昨日の晩にいたら色々見られたけどねーとのお言葉どおり、処置室の横の ICUには服毒自殺を図った人(複数)、交通事故といった大学ではみたことのない人々が。鼻から胃 につないだチューブから流れ出してパックにたまっている黒い液体は薬物を吸着するための活性炭 の入った液。ドラマのERでは良く見るけど実物は初めて見る。朝のカンファレンスでは中和剤と 活性炭を混ぜた薬中セットを作って常備して置いたらいいんじゃないかという案が出されていた。 その他あまり聞く機会のなかったお話を聞け、たくさん質問できてとても有意義だった。 有機リン系の薬物中毒の処置をきかれてPAM(解毒剤)とアトロピンと即答できたのは数日前にたま たま読み返した「アンダーグラウンド」(サリン事件のドキュメント)のおかげ・・・。
その他、心肺停止状態で来た患者さんの心臓マッサージ。疲れて手が緩まないようにスタッフで こまめに交代しながらするのだがいきなりその交代の輪に入れられて「えっ?」という感じで 参加することに。すでに病気が末期の高齢の方で厳しい状態だったが家族が納得できるまで 続行し、死亡確認。看護士さんがコンパクトと口紅を取り出してきれいに薄化粧していた のが印象的だった。(あれは医療器具じゃないだろうけど自費で用意されているんだろうか・・)
というわけで、何の気なしに思い立った病院見学で思いがけずヘビーな見学をした一日だった。
さる家族→
年末にこつこつ年賀状のイラスト書くのは子供の頃からの楽しみ。ゴム版を彫るのも楽しいが、 フォトショップ使うようになってからは思うように色々出来て嬉しい。 絵の具の美しさも捨てがたいけれど、床中に広げて 乾かしたりで大騒ぎだったことを考えると楽〜。 なんといっても細切れの時間にちょこちょこ作業できるのがありがたい。とは言っても 結局気が向いた時に没頭して睡眠リズムを乱してしまうのだった・・。
少し前にテレビで放送した去年のメカゴジラの映画を子供たちが喜んだので初ゴジラ。実は映画で観るのは初めて。 テレビでやった去年のゴジラを、あ〜今もゴジラはがんばってるのかぁ・・と 何の気なしにしばらく見ていて・・・・自衛隊マニア向け?立ち居振る舞いとか、それにこの 戦闘機とか船とかずいぶん凝っちゃって特撮に見えないな〜セット作ったのかなぁ、 すごいなぁまるで本物じゃない・・と思ったのだが本物だった。自衛隊が全面協力している そうだ。思わず子供が憧れるようなかっこいい仕上がりになっていて、いつの間にそんなことに。
とまあそれはともかく、子供映画はワクワクしてる子供の反応を見るのも楽しいので好き。 細かいところが多少しょうもなくても。東京タワーはじめ日比谷公園とか見慣れたところが 出てきて面白いというのも大人になってから。しかしこういう時の救護班って一体どうやって どの病院から編成するんだろう?!等と思ってみたり。
ところでかわいいハム太郎と2本立て作戦でお客が増えているのはいいけど、対象層があまり 重ならないのでやや無理が(^_^;)おまけの被り物をしてるのか食べられてるのかって感じの ゴジハム↑はかわいいけど。モスラハムがダブったけど、きっとメカゴジラハムがあるのだろう。 ・・と思って調べたらこれだった→