[Studio Artifact Top]
[Keyboard Top]
Studio
A
r
t
i
f
a
c
t
Space Saver
II
Keyboard で遊ぼう!
第2回
適正化へのはじめの一歩
(分解編)
キーボード好きの皆さん(?)こんにちは。
さて、お待ちかね(?)の適正化(改造のお上品な言い方ですね ^^;)ねたです。
さて、私、前回ちらりと書きましたが、クレバリーで安価に(とはいえ4000円;.;)で、日本語版 SSK II を入手できました。しかし、ちょっと安く SSK II が手に入ったぜ!と喜んだのも束の間。さすがジャンク扱い、
Trackpoint の部品がとれてて、突起が短かかった。長時間使っていると指の関節が痛くなる。
キータッチがミョーに固い。おまけに底打ち感がカタ過ぎ、長時間使っていると指が痛くなる(キーボードなのに、指ですよ指!フツー先に腱の部分が痛くなりません?)。
ってな問題がありました。あと、
CapsLock なんていらね〜。
A の隣は Ctrl
じゃないと生きていけない体なんだよぉ。
変換、無変換キーなんて使わねーよ!オレは!!!
ってな他人にはどうでもいいけど個人的には切実な、魂の叫び的問題もありました。(
US 配列派なんです
。)
うむー、どうしてくれよう。泣かぬなら泣かしてみせようホトトギスってやつか?
Trackpoint はパテ埋めだ!
で、まずは、Trackpoint の不具合から手を付けました。
これは、Trackpoint の先端の部分の部品が脱落しているようでした。部品だけ入手するのも難しかろう、ということで、これはパテで埋めることにしました。東急ハンズでプラスティック用のパテを買ってきて、直接赤いゴムを固定してみました。(補修前の写真がなくてゴメンナサイ)
(ラバードーム山脈からニョキっとそびえる Trackpoint)
パテ使うのは、実ははじめてだったんですが、ま、これは簡単でしたね。ちょっとキタナいですけど。パテが固化したら、問題なく使えるようになりました。しかし、
ゴムがダメになったらどうするんだろう
(^^;)。
キー配列問題
次の問題はキー配列です。Windows 系の OS の場合、US キーボードのドライバを使えば、とりあえずUSキー配列にすることが出来ます。また、Caps Lock と Ctrl を入れ換えるのも、NT系(2000, XP)であればレジストリを修正したり(
http://www.jsdlab.co.jp/~kei/tips/swap.html
など)、専用のソフト(
窓使いの憂鬱
、
AltIME
、
猫まねき
等々)を使えばなんとかなります。95系(98, Me)でも、上の専用ソフトを使えばなんとかなります。
んが、今回このキーボードを繋ごうとしているマシンは、諸般の事情により Administrator 権限のない NT 4.0 マシンで、US キーボードのドライバをインストールすることも、レジストリを書き換えることも、上の専用ソフトを使うこともできませんでした。
うーん、困った。
少し調べてみると、このマシンでも、
言語の設定と切り換え
はできるようで、言語として英語を選択すると US 配列で入力できることが判りました。ただ、この場合日本語IMEは当然使うことができません。ところが、私、育ちが UNIX なもんで(今はWindowsばっか使ってますが)、普段長文は
Meadow
というエディタの上で動く
SKK
(
SSK ではない
)という日本語入力環境で入力していたので(いや、まぁ、UNIXな人の中でもマイナーな環境ですが ^^;)、これはなんとかなりそうです。SKK は Meadow に組み込んで使うので、Meadow を使ってる限りは、日本語IMEがなくても、日本語入力ができます。ということで、US 配列で日本語の入力ができるわけです(Meadow の中だけですが)。まぁ、他のアプリで日本語入力する時は、日本語配列で我慢しましょう。どうせ他のアプリじゃ、記号はあまり入力しませんし。
しかし問題は、Ctrl です。Meadow を使ってるので、Ctrl は多用します。慣れた A の隣りでないとかなり大変そうです。
となれば、もう
物理的に適正化
(改造とも言う)するしかないですね!どうせジャンク扱いで買ったもんですし。
バラシ開始
ということで、とりあえず、中を開けてみることにしました、ところが、底面のネジの全部はずしてもどこかひっかかる。
こういう時は Google ってみて先人の智恵に頼るに限ります。Web 上に分解ネタがないか探してみました。
幸い、すぐに
START さんの夢中レポートの SSK II の分解、改造記事
が見付かりました。なるほど、青のTrackpointボタンを外すと中にネジがあるんですねぇ〜。
隠れたネジはあったものの、はめ込みで止めてある部分もなく、わりと開けやすいキーボードのようです。
分解してみるとこんな感じでした。
当然ながらメンブレンです。ラバードームが整然と接着されてます。壮観です。ラバードームの、接着はかなり弱い感じ。すぐ取れそうです(事実その後作業中に Esc のラバーが取れてしまいました)。
各メンブレンシートは圧着されていて、ズレないようになっています。
基盤には、最近のキーボードとしてはわりと大きめのチップがのっています。やはり NMB のチップのようです。
さて、ここまで確認したところで、やはりメンブレン上のパターンにパッチを当てる必要があることが判りました。とはいえ、私は、プリント基盤にスイッチがハンダ付けされているタイプのキーボードだったら、パッチを飛ばしたことはあるのですが、メンブレンにパッチをあてたことはありません。以前どこかの雑誌で、車のウィンドウの熱線補修剤を使ってパッチを当てるんだ、とかいう話を読んだことがあったのですが、まぁ、詳細はよく知りません。
ってなわけで、ひとまず、組み立てなおして、メンブレンへのパッチ当ての手法を調査することにしました。
では、今回はこのへんで。
[Prev]
[Index]
[Next]
Copyright (C) 2002
IWAMA Naozumi
[Studio Artifact Top]
[Keyboard Top]