どうして指が痛くなるのか、とつらつら考えてみると...。
まずは、第4回にも書いたのですが、この店頭展示品の押圧特性の問題です。ラバードームが固くなっているのか、押し抜きまで(座屈現象が起こるまで)に非常に力が必要です。もともとキータッチは重めのキーボードだけに、輪がかかって重いです。 押し抜いちゃうと、底打ちまではそれなりに軽いんですが。
それに、です。キーが重いのもさることながら、 どうやら底打ち時の衝撃が大きいようなんです。第4回でスライダの構造に觝れましたけど、このキーボードは底打ち時に、ちょっと斜めに力が掛った時とか、匡体 とキートップの上部とが接触するようです。この時は、急に底打ちするので、それだけ衝撃が大きいようです。(真っ直ぐ押し込めば、スライダーの下部がラバードームに接触して底打ちするようです。この時は底打ち感がちょっとだけゴムっぽいです。) 前回ちょっと話に出てきた NMB の別なタイプのキーボードとかだと、ストッパが付いていて、この底打ち時の衝撃を柔らげてくれるようなんですが、 いかんせん、SSK II はそんな気の効いた構造になってません。
ということで、
ということになってたようです。 うーん、これは体に悪そうだ。これじゃ大リーグボール3号投げてる☆飛雄馬です。そのうちキーが打てなくなりそうです。でも、私は飛雄馬のように体壊す覚悟はないですしね〜(例え古すぎ?やー、つい、先日 WOWOW でやってた「猛虎、花形満」を見てしまったもので... :-)。
次に考えついたのは、ラバードームの押圧特性を変えてやることです。 いくつか方法は考えられるんですが、まぁ、根本的方法として、 別にキーボードを買ってきてラバードームを移植するという手がありそうです。他の SSK II のラバードームももちろん使えるハズですが、うまくする と、NMB 製の他のキーボードのラバードームが使えるかもしれません。 好みのキータッチのキーボード(のラバードーム)が入手できれば、 かなり良い感じのタッチに生まれ変わるかもしれません。
しかし、キーボードを買う時にバラして中を確認するわけにもいかないんで、使えるラバードームを入手するのが大変そうです。それにラバードームを一個一個位置決めするのも大変そうです。さらに、ラバードームを接着する良い方法もよくわかりません。 なんと言っても、キーボードの適正化のために、他の使えるキーボードを買ってこよう(しかも NMB 製じゃ、新品だとSSK II よりは安いかもしれませんが、あまり安いも のはないですし...)っていうんですから、本末転倒度が高いですよねぇ。 却下、とまでは言いませんが、これはかなり敷居が高いです。
で、面倒だったので、必要最小限の適正化 CapsLock -> Ctrl 化のみやりました。 さすがに慣れたのか、さくさく作業は終了。 大体こんな感じです。電導性テープ同士の接合部には念のため Conductive Pen を使って塗ってます。
SSK II と違って非常にキータッチの軽いキーボードなんで、指に対する負担は格段に減少しました。おまけに入力スピードも上がり、ミスタイプも減りました。いいことずくめです。
ということで、今回も十分な効果が得られました。お手軽な適正化で、体への負担も随分軽減しました。めでたしめでたし。
....って全然めでたくないじゃん!
SSK II はどうした?