第128回出題の回答 [ 一覧 | ドルードル学園 ]

あ〜諸君、この私がドルードル学園の事務局長である。

すっかり2014年も押しつまった。その一方で いまが書きいれどき、という生徒諸君もいるかもしれない。
どちらにしても、新年、そして新年度にむけて気分をあらたにしていこう。

は今回初登校の生徒・名前の前の"◎"は生徒会長)


待ち人は来るか

▼第128回出題の問題図


出題:心の故郷千葉・地中海刑事君

(問題図クリックで別表示)
黒がベースの問題図のときは、その色を生かすかどうかもポイントだ。

【ふっくらお腹にデッドボール】(三重・日長石君)
スポーツの回答からスタート。
冒頭でふれた色の使い方でいうと、まわりの黒色はグラウンドやナイターと想定できる。かならずしも回答に文章で盛りこまなくてもいいわけだ。
内角いっぱいまで体をよせて、腹をストライクゾーンに入れる新手の作戦か。毎日ちゃんこで身体づくりにいそしんでいるのだろう。
ほとんど守備妨害の領域だけどね。

【竹刀で野球ボールを打った瞬間をスーパースロー映像で見てみましょう】(岐阜・夢眠君)
テレビによく出るスロー映像では、インパクトの瞬間ボールがひしゃげてるようすがクローズアップされるけど、ここでは竹刀が主役だね。
驚異的なしなりを見せて、しっかりと打ち返した。さすが日本の竹、そして職人のわざ。

【闇夜の玉入れ】(北東京・まさきち君)
白線と、その下のエリアを一体ととらえた。かごを使う競技ってほかにあったかな。バスケも違うしね。
それにしても照明なしだと、白組が圧倒的に有利じゃない?

【ビリヤード、無情にもポケットに吸い込まれていく白球】(兵庫・ryu君)
同じ黒色なんだけど、この回答を読むと 上側より下側のほうががより深く見えてしまう。
やけにポケットがでっかいけど、落ちるかどうかぎりぎりの瞬間、プレイヤーにはこう見えてしまうのもわかる。

【このサイズ差では8番ボールは落とせない】(島根・AOKI君)
ふたつの円を両方ともボール、しかも見たとおりの縮尺とする剛腕にでた。
なんというイヤガラセ、何ポンドのボウリング球だ?
偶然にも、ナインボールのラス前というところがまたいやらしい。

暗いなかにうかぶ白丸は やはり目立つ。
星のほかにも さまざまに見立ててくれている。

【タイムトンネルの出口に向かうドラえもん】(千葉人民民主主義共和国・トミーQ君)
手前の丸を頭にみたてた生徒も多かった。
出口が机のひきだしだと四角くなってるはずだから、別の時代に向かっているところだね。

【この下水管を抜ければ、きっと自由が待っている】(神奈川・DA☆君)
明かりはくっきりと見えている。たどり着くまでの感慨は、乗りものの比ではないだろう。
手前は波立っている下水ってところか。暗い世界からの解放はなるか!

【警備員と鉢合わせした泥棒】(AOKI君)
待っていたのは警備灯だった。シャバまであと一歩だった、残念!
懐中電灯が出口の光に見えてたくらいだから、よほど一心不乱に駆けていたのだろう。
下水管で待ちかまえていた警備員、よほど逃走経路の推理に長けていたか、ヒマだったかのどちらだ?

水道管を90°まわすと、また別の世界がおとずれる。

【なぜか落ちてしまったマンホールの蓋】(愛知・ヤッチ君)
地上から見たところともできるけど、さっきのドロボウの余韻もあるし、マンホールの底からの視点としたい。
わざとフタが落ちるような構造にしたにちがいない。やはり警備員の罠か?

【何者かにマンホールに落とされた百田尚樹】(トミーQ君)
ドラえもんにかぎりなく近いヘアスタイルの持ち主から、このチョイス。
落っことしたのは、あのへんか、そのへんの人かしらん。

【井の中の蛙大海を知らず。されど空の高さを知る】(千葉・チョックリー齋藤君)
ことわざには突拍子もない言い回しも多くて そのまま回答に使えることはなかなかない。これはバッチリはまったね。
これまでの回答をふまえて読むると、奥深さを感じる。空は高い。


新アトラクション開設

白丸を明かりととらえた回答は このあとにもいくつか出てくるけど、ここでひとくぎり。
つづいて、身近なものをとらえた回答を紹介していこう。

【取っ手付きドラム缶】(夢眠君)
白丸が中途半端に かたよっているところに目をつけた。
バケツと用途が似てるとはいえ、あの巨体に取っ手を装着するなんて よく思いつくものだ。
つけたまではいいけれど、だれが運ぶのだろう?

【闇の中タライ舟を進ませているとふいに大きな波紋があたりに広がった】(日長石君)
まんまるの乗りものとなると選択肢はかぎられる。ほかにはUFOくらいか。
波紋が外からきてるところが、あたりの暗さともあいまって不気味だ。
乗っている人の運命やいかに。はためくスケキヨが頭をよぎる。

【転落事故多発の魔のカーブだったけど、ガケ下にトランポリンを置いたからもう安心】(DA☆君)
乗りものの形がまんまるだけど、そんなささいな違和感をふきとばしてしまう、斬新すぎる対処。
崖のはるか下に置いてるところからして、遠くからながめる気まんまんじゃないか。

大ざっぱな世界から、ミクロな世界へいっきに飛ぶぞ。

【超ひもの外宇宙】(まさきち君)
白丸が外宇宙とすると、超ミクロのひもより さらに小さい。うまれたての宇宙のすがただ。
あらゆるところで、超小さい宇宙が生まれては消えて、をくりかえしているのかもしれない。
この回答をよく読むと、今回の問題図が ひもの にも見えるところがひっかかる。つくづく宇宙は深淵だ。

【眼帯を切り抜いた残りを旗にした海賊】(AOKI君)
白線の部分も、眼帯のヒモの部分を切りとった跡としたいね。
たたかいで傷を負ったのは屈辱のはず。その跡をあえてシンボルとしてかかげたところに気概を感じる。

【アブドーラ・ザ・ブッチャーの足元に落ちていた五百円玉】(トミーQ君)
百田は地下深くにいたので頭も黒くなってたけど、舞台が地上に移ったので人も変わった。
後頭部越しの見ためだね。ブッチャーのひたいはデコボコだけど、この向きならまんまるだ。

ふたたび周りは暗く。

【爪にセントエルモを灯す】(徳島・後野まつりくん)
そうか、白い部分に厚みのある半円のパーツってすぐ手もとにあったね。近すぎて盲点だった。
こんな芸当ができるのなら もっと暮らし向きをよくできそうとも思えるけど、そうなると灯せなくなってしまうわけか。負のスパイラルからの脱出はむずかしい。

身体をテーマにした回答の紹介をつづけよう。
この問題図で全身を表現させようとするには、そうとう簡略化がひつようだ。

【ここではプールに飛び込んでも良いことを表す標識】(ryu君)
そこで ryu君は、簡略の宝庫ともいうべき標識に目をつけた。
人がこの体勢をとる場面はごくわずか。空中に浮いてると考えるとなおさらだ。
プールの多くは飛びこみ禁止だから、できるところも表したほうが親切だね。このへんだけ水しぶきが立ちまくってそう。

【耳を描いたら跳ねウサギ……描いてないからおしりの方って事で】(後野まつりくん)
いっぽう後野まつりくんは、絵かきうたとすることで簡略をこころみた。
モチーフも、ジャンプを得意にしてる動物をえらんだ。白色がおおいところもしっかり汲んでくれている。

【ナポレオンズの新ネタ、バック転でーす。勢いよく飛んだら首も飛んじゃった〜】(地中海刑事君)
むかしからマジシャン離れした動きでステージを沸かせてきたけど、さらに体を張った芸風にしてきた。
首が外れてるかのようなアクションはお手のものだね。


黒い儀式

曲線が下に置かれてると、白丸を 目 としたくなるのは自然だ。
いなくなった左目。生徒諸君がどのように回答へ作りこんだか くらべてみよう。

【独眼竜ピグモン】(ヤッチ君)
はっきりとした ヘの字口。世代を問わず知られてるキャラクターは なかなかいないね。
代表格が 50年近く前のキャラクターになってしまうもしかたない。

【ウルトラ警備隊では、めでたいことがあるとピグモンダルマの目を塗ります】(地中海刑事君)
ダルマの目入れは選挙中継の定番だけど、白丸ぜんぶスミで塗りつぶすのか。
敵に命を吹きこむようなことしていいの? とも思ったけど、目を塗りつぶす と考えるとそういうわけでもなさそうだ。微妙な儀式なのにはちがいないが。

【アンコウの深海でのウィンク】(トミーQ君)
背景の色も取りこんでくれた。チョウチンアンコウとはできないね。
地上でつるされちゃった姿を見ることがおおいけど、ホームグラウンドでは余裕の表情だ。

【黒焦げにしてしまった私に、ドンマイとウインクして励ましてくれた器のでかい『たいやきくん』】(北海道・夢有奈くん)
この口のかたち、やはりハ虫類や魚類がしっくりくるね。
なんという度量の深さ。売りものにならないほどの黒コゲっぷりなのに…ひょっとして、それで海にもどされるのをねらってのことか?

【ボビーオロゴンのウインク】(夢眠君)
なつかしキャラになりつつあるボビーをよく連れてきた。
慣れてないのにカッコつけようと、顔をくしゃくしゃにしながら片目をつぶろうとする姿が目にうかぶ。半分ウケねらいかもしれないけどね。

【ウィンクする奴まで現れて、難易度が増した「マスコゲーム」】(DA☆君)
まさに表情がキーとなるゲーム。ドルードル学園の生徒レベルには、これくらいの難易度がちょうどいいんじゃないか。
しかしこんな おもしろそうなゲーム、局長が知らなかったのは反省せねば。
今ではそうとうなレア品なんだ、気軽に手に入れることができなくなってしまったのが残念。

「マスコゲーム、誰も知らんと思うけど。真っ先にそう見えたもんで……。で、確認してみたら全然面構えが違う……」(同君)
調べるほどにおもしろそう感が増していくよ。もっと遊ばれててもおかしくないのに。
DA☆君は持ってた?

【カメラマンロボット「太郎くん」にライバルのブラック登場!】(夢眠君)
最新ロボットの表情がどんどん人間に近くなってるなかでこの顔。なんだか安心してしまうね。
さすがブラック、ワルい顔だ。撮った写真にどんな細工をされることやら。

「カメラマンロボット「太郎くん」は大阪万博に出ていたものだそうです」(同君)
そんなに昔だったんだ。ド直球なネーミングもなっとくだ。
とすると、ブラックの悪だくみもかぎられてしまうね。「チーズ」って言った3秒後にシャッターを押してズッコケ顔を撮るとか。

【ウォーズマン「面目ない」】(DA☆君)
慣用句と表情をうまく結びつけたね。キン肉マンでマスクが外れるシーンは たまに出てくるけど、片目までなくなってしまうのはロボットのウォーズマンしかできない。
まゆ毛がないので、悪人顔とも弱気な顔ともとらえることができた。これもロボットならでは。

【『お使いのパソコンがクラッシュ寸前です』がクラッシュ寸前です】(ryu君)
この手の広告、ドルードル学園の生徒諸君なら即スルーだろうけど、しっかり記憶にはとどめて回答に取り入れてくれた。
業者も考えてくるものだ、片目なし、しかも白黒反転で出てきたらギョッとする。
これからも、文字化けしてるかのような画像を仕込んだりと、新たな手口で仕掛けてくるにちがいない。

【鼻にピンポン球を詰めた梅垣義明】(チョックリー齋藤君)
こんどは白丸が鼻になった。もう片方が見えないってことは、指でふさいでいるぞ、噴射直前だ!
リアルネーム回答は読んでてたのしい。けど このばあいは本人のインパクトがつよすぎて、それを上回る回答は作りづらいね。

目が片方いないことをとらえる方法のひとつが、

【足の指に吸い付くドクターフィッシュ】(日長石君)
横を向かせることだった。ドクターフィッシュ、体験した生徒はいるかな。
小指としてもでっかいぞ。この吸いつきからして、吸引力もそうとうなものだろう、やみつきになる人も多そうだ。

【節句が節分より上だってことを証明してやる! と恵方巻きに食いついたものの、白目を剥いている鯉のぼり】(地中海刑事君)
問題図にあわせて黒い食材をえらんで、さらに大口をひらいてるとこまで盛りこんだ。
豆まきにくわえて、さいきん恵方巻きで攻勢をかけてきてる節分にあせりを感じたのかもしれない。
それでも知名度の高さは圧倒的なのだから、ひらひらと高みの見物をしてればいいのに。

【こいのぼりの塩焼き】(藤のの乃くん)
藤のの乃くんは こいのぼり自体が まっくろなところに目をつけた。知名度がたかいゆえに、生徒諸君からのイジり攻撃はのがれられない。
恵方巻きに 真上からかぶりつく姿は活きがよさそうに見えてたけど、この回答を読むと まな板の上でならべられてるように見えてしまうのが もの悲しい。

【ハンギョドンは焼かれたようです】(後野まつりくん)
ドルードル学園に初登場のハンギョドン、いきなり黒コゲにされてしまった。
女子諸君が焼き魚が得意ということは よくわかった。そういえば夢有奈くんもタイ焼きをこがしてたし。


突き進んで行け

授業のさいごに、もっとも多かったモチーフを持ってきた。
生徒諸君の予想はあたったかな。

【宇宙ステーションから見る地球の夜明け】(チョックリー齋藤君)
朝にふちどられる地球が美しい。
宇宙ステーションって地球のすぐ近くを飛んでて、これほど丸くは見えないらしいけどね。

「どうもお久しぶりで御座います。昼休み中で、暇だったので久々の投稿」(同君)
およそ1年ぶりの投稿なのだった。
時間があるときに、思いだしてくれたってのがうれしい。こういう存在でありつづけたいね。

【金環日食中の水星】(まさきち君)
白線が厚みをもっているところを生かした。
ふだん太陽に圧倒されてる水星が、存在感をアピールできるめったにない機会だね。

距離は遠いけれど存在は身近だけに、回答での使いかたもさまざまだ。

【手拭い頭に 月見風呂】(チョックリー齋藤君)
厚みが手ぬぐいになったけど、これもまたいい風情。
ちょっとぬるめの露天風呂、月が問題図の左端に行くくらいまで のんびり浸かってたいね。

【花札に蓄光機能をつけました】(後野まつりくん)
この札を思いついた生徒も多かったことだろう。でも回答にはしづらかったか、寄せられたのは このひとつだけ。
まさに月明かりのなかで遊んでみたい。ふつうのススキの札に、蛍光テープで月をねつ造してもバレなさそ。

【「会長、その首いただく!」月下に一閃!】(心の故郷千葉・地中海刑事君)
風情のいい回答がつづく。月明かりは あらゆる不浄なものを消してくれるかのようだ。
みごとな剣さばき。まだ残光があるのに、首は すでに問題図の外にとんでってしまった。

【小便小僧は満月の夜に勢いが増す】(AOKI君)
満月のころは潮の満ち引きがおおきくなるけど、小便までにはおよばない。
それなのに このパワー。岩石どうしでしかおよばない神秘が満月に秘められているのだろう。

【何度もおはいんなさいって言ってるのに入んないからもう夜になっちゃったじゃない!もう縄跳びまわすの疲れた!】(日長石君)
このゆるいカーブ、長縄をもってきたのはうまいね、登場人物もおのずと複数になるし。
ふつう夜に使わないところを、逆に不満感を増幅させる触媒としてくれた。
悪態をついてるんだけど、ずっと待ってる思いやりがうれしいね。

【誰にも見つけてもらえなかったかぐや姫は大きく竹をしならせて月まで飛んで帰りましたとさ。めでたしめでたし】(茨城・藤のの乃くん)
月といえばかぐや姫、かぐや姫といえば竹、なんだけど、ほぼ真横の曲線を竹とはなかなかできないよ。
ドルードル学園のかぐや姫は、スルーされ続けられたり と、どうもフビンな運命にある。
けっきょく自分で割いて出ざるをえなかったか、そりゃ竹をこんだけしならせられるパワーがあるわけだ。
お迎えもこなかった姫、月で歓迎されるか分からないけど、このバイタリティがあればなんとかできることだろう。

次がさいごの回答だ。これも海の幸だけど、局長も ながらく口にしていない。

【じめじめと暗く腐ったバイソンの肉を 俺は憎んでばかりいた
叩かれても突っ伏したまんま ただ頭をひしゃげて生きてきた
えげつなさを引っかけられ 横なぐりの雨が頬を突き刺したとき
我慢ならねえ たったひとつの俺の純情が激烈な情熱に変わる

正義ヅラしたどこかの舌足らずな米国の団体など
叩きつぶしてやれ
眉をひそめられ“野蛮だ”と罵られても
『ベジタリアンだね』と言われるよりよっぽどましだ
ガタガタ理屈などあとからついて来やがれ!
海は“自由”という名の留置場さ
「あんな日本になんかなりたかねえ」と
誰もがあのころ噛みしめていたくせに!!

Captain of the whaling ship Oh! 明日からお前が銛を取れ!
Captain of the whaling ship Oh! 生きる意味を探しに行こう
ヨーソロー 進路は東へ ヨーソロー 満月が岡に沈む前に
ヨーソロー 確かな捕鯨を ヨーソロー 俺たちの船を出す

こんな理不尽な世の中じゃ 真実はいつもねじ曲げられてきた
だけど正直者がバカをみてきた時代は もうすでに遠い昔の戯言さ
だから差別も拾え! 苦しみも悲しみも拾え!
ヨーソロー 進路は西へ ヨーソロー 満月が岡に沈む前に
ヨーソロー 確かな人生を ヨーソロー 俺たちの船を出す
ヨーソロー 進路は東へ ヨーソロー お前が銛を取れ!
ヨーソロー こんな萎えた時代に ヨーソロー 噛みつく力が欲しい

もっと捕鯨で話をしてくれ! もっと本当の事を聞かせてくれ!
怖がらず ためらわず 腐らず ひるまず 自分を信じて自分を愛して
決して逃げるな 逃げるな お前がやれ お前がやれ お前が銛を取れ
死んでいるのか 生きているのか
そんな腐った瞳で鯨を見るのはやめろ

食べてくれ! 食べてくれ! 食べてくれ!
おまえの命は食べる為に行きている
鯨だ!鯨だ!たかだか俺もお前も漁師だ
決して奢るな 決して高ぶるな 決して自惚れるな
一歩ずつ一歩ずつ確かな海を
お前がどうするかだ! お前がどう動くかだ!
お前がどうするかだ! お前がどう動くかだ!!

決めるのは俺だ やるのは俺だ 行くのは俺だ
そう お前だ! お前が銛を取れ
お前が行け! お前が撃て! お前が行くから肉になる
前へ 前へ 前へ 前へ ただただひたすら前へ突き進めばいい
わかるか! わかるか! お前が決めろ お前がしっかり銛を取れ

鯨をなめるな! 自分をなめるな!
もっと深くもっと深く もっと深く突いてやれ
信じてくれと言葉を放つ前に 信じきれる鯨を突いてやれ
感じてくれ! 感じてくれ! 鯨は見るものじゃなく 食べるものだ
早く行け! 早く行け! 立ちはだかる波のうねりに突き進んで行け

今すぐ 今すぐ 今すぐ 今すぐ 白い帆を高く上げ
お前はお前の弱さを叩きつぶせ
先ずは自分に打ち勝て 打ち勝て! 打ち勝て!
行け 行け 行け 行け 鯨の命は食べる為に流れている
行け 行け 行け 行け 鯨の命は食べる為に流れている

生きて 生きて 生きて 生きて ただただ生きて帰ってくればいい
生きて 生きて 生きて 生きて 生きて 生きて 生きて 生きまくれ!
生きて 生きて 生きて 生きて 鯨の命は食べる為に流れている
生きて 生きて 生きて 生きて 鯨の命は食べる為に流れている

お前が決めろ お前が決めろ お前が決めろ お前が銛を取れ!
お前が決めろ お前が決めろ お前が決めろ お前が銛を取れ!
お前が決めろ お前が決めろ
そうさ 明日からお前がCaptain of the whaling ship
お前が決めろ お前が決めろ
そうさ 明日からお前がCaptain of the whaling ship

ヨーソロー ヨーソロー ヨーソロー ヨーソロー
ヨーソロー ヨーソロー ヨーソロー ヨーソロー
ヨーソロー ヨーソロー ヨーソロー ヨーソロー
ヨーソロー ヨーソロー ヨーソロー ヨーソロー
ヨーソロー ヨーソロー ヨーソロー ヨーソロー
ヨーソロー ヨーソロー ヨーソロー ヨーソロー
ヨーソロー ヨーソロー ヨーソロー ヨーソロー
ヨーソロー ヨーソロー ヨーソロー ヨーソロー】(茨城・加藤邦樺君)


「題して「長渕回答」です。多分、P学・ドルードル学園発足以来の最長回答だと思います」(同君)
ベースは長渕だけど、かなりの部分がオリジナル。仕上げるのに相当な労力が費やされてるのは想像にかたくない。
ドルードルとしても、しっかりモチーフを登場させているぞ。しなるモリに、こめられた力があらわれている。
音楽活動を続けている加藤邦樺君ならではの回答だった。サウンド回答も聞きくなるのは よくばりかな。

熱気さめやらぬ今回の授業、トップ賞はこの生徒!

◆◆◆ トップ賞 ◆◆◆
【小便小僧は満月の夜に勢いが増す】
(島根・AOKI君)

夜空に浮かぶ満月という基本構成はシンプル。
まっすぐに近い横線を液体とした着想でリードした。読み手が擬人化しやすいモチーフを起用したのもポイントだね。
アレこれと想像をめぐらしてしまうじゃないか。

躍進いちじるしいAOKI君、第123回につづくトップ賞だ。通算で5回となる。おめでとう!
さらなる励みを期待しているぞ。


おまけアンケート「最近まで勘違いしてたことを告白しましょう」

思いがけず知った新事実。いつになっても 出くわすことはしょっちゅうだ。
局長も知らなかったことが多く寄せられたよ。

「提出締切を完全に勘違いしてましたよ」(まさきち君)
更新作業をしているギリギリの投稿なのだった。
局長もなるべくホームルームなどで「この日あたりが『ほんとのしめきり』になりそう」と告知するように心がけてるけど、あまりおそくならないでね。

「「やぶさかではない」は「仕方なくする」だと思っていました。いつもあの調査に出てくる慣用句は間違えます」(夢眠君)
そうそう頻繁に出てこないし、否定する単語も入ってるし、勘違いするのもむりはないね。
局長は、音の印象がすきなので、日常生活でも使うこともあるよ。
最近はクイズ番組で この手の問題もよく出てることもあって、「誤用されがちな単語」の本来の意味もけっこう浸透していくんじゃないかな。

「ヤンデレは『デるヤンキー』の意味だと思ってました…」(藤のの乃くん)
ヤンデレはクイズ番組にゃ出てきそうにないねぇ。
『デレるヤンキー』、女よりも男にこのタイプが多い気がするぞ。

「(1)金融(きんゆう)を昨年まで(きんゆ)と思い込んでてパソコンで入力しても出て来ないのでずっと疑問に思ってました。 (2)吉高由里子(よしたかゆりこ)今日の送信日(9月6日)まで(きったかゆりこ)と読んでました」(トミーQ君)
2本立てで送ってくれた。今回にかぎらず、アンケートの回答は たくさん送ってくれていいのよ。
ひとつめ、ニュースではよく出る言葉だけど、そこまでは聞き取れないし、勘違いもしかたない。関連してる仕事に就いてるとしたらヤバいけどね。
ふたつめは安心してくれ。局長はトミーQ君のアンケートを見て初めて吉高由里子の名前を知ったくらいだ。

「「サカナクション」を「サカナフィクション」だと思ってたwwwwwww」(チョックリー齋藤君)
こちらも、局長も似たようなものだ。日本エレキテル連合が女性コンビって知ったのも最近だったよ。
流行語大賞のニュースで、はじめて動いてるところを見たレベル。えっへん!

固有名詞をあげてくれた生徒たちの一方で、こんな一群も。

「たくさんありすぎて・・」(日長石君)
その思いはよくわかる。
ひとつだけ書いてくれればよかったのよ。もちろん、思いつくかぎりでもよし。

「勘違いだらけの人生だったので、今日もどこかで勘違いしてそうです」(加藤邦樺君)
耳のいたいところを突いてきた。
外を出歩くにしろ、家ですごすにしろ、知らないうちにやらかしてるのかも!

「勘違いしていることに気づけるほど頭が働きません」(後野まつりくん)
含蓄のあるアンケートが多くて 読んでて考えさせられる。
自分で自分の勘違いに気づけるのってむずかしい。外から知らされて、はじめて知ることの方が多いものね。

「女心、ですかね」(地中海刑事君)
こちらは直球。どうかしたか?
およそ男でいるかぎり、勘違いだらけなのも無理ないんじゃないか。だからといって、女に変われば分かる保証もないわけだが。

「「おにぎりせんべい」は全国区の商品だと思ってた」(DA☆君)
目立つ商品じゃないだけに、かえっておどろいた。
局長はもう数年食べてないけど、どこのスーパーにもあるものと思ってたよ。

「消費税が上がっても値段が変わらないセブンイレブンのセブンカフェ(ローソンのウチカフェは消費税分値段が上がっている)。セブンの企業努力はすごいと思ってた。でも実際は、それぞれの店のオーナーの取り分が減っているだけで、本部が得ている収益率は変わっていないのだと最近知ってがっかり」(ryu君)
勘違いには入らないかもしれないけど、チェーンによって方針が違うんだね。
コンビニ1店の売り上げ高がときどき報道されることはあるけど、オーナーの収入でくらべると、順番が変わるかも。

生徒諸君にもあたらしく知った話はあったかな。
しらないまま一生すごしてしまうことを想像すると、いま知ることができてラッキー、ってポジティブに考えよう。

今回の授業はこれまで!

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