2015年1月10日(土)
- 岩手県
- 花巻市・花巻城跡の一角で土地の売買と商業施設建設の計画。市に居る土地取得を求める市民も。[岩手日報]
▼花巻城跡関連記事→2008年10月31日 - 韓国
- 釜山市・蓮山洞古墳群が復元され,1/14記念式挙行。[聯合ニュース]
- ブルガリア
- ヴァルナ(Варна;Varna)で古代の墓。[Novinite]
▼ヴァルナ州(Област Варна;Oblast Varna) - エジプト
- シナイ半島のTell Habuaで古代エジプト・3000年前の砦。ルクソール(Luxor)・カルナック神殿のセティ1世の銘文で触れられている。[The Cairo Post]
- カナダ
- ヌナブト準州(Nunavut)バフィン島(Baffin Island)でヴァイキング・1000年ごろの中世の金工道具。[Nunatsiaq News]
2015年1月9日(金)
- 和歌山県
- 和歌山市・鷺ノ森遺跡(さぎのもりいせき)で16世紀の幅16m,深さ3mの堀状の遺構。浄土真宗「鷺森御坊」の外堀。また,10世紀初めの鰐口。国内最古。和歌山市1/9発表。[共同通信]
▼鷺ノ森遺跡関連記事→2014年2月25日 - 和歌山県
- 和歌山市・田辺遺跡で飛鳥時代の溝や鎌倉時代の土坑。公益財団法人和歌山県文化財センターの調査。1/17現地公開。[公益財団法人和歌山県文化財センター]
- 香川県
- 善通寺市・旧練兵場遺跡(きゅうれんぺいじょういせき)で建物が描かれた弥生中期後半の土器の破片。香川県埋蔵文化財センター1/8発表。[四国新聞]
▼旧練兵場遺跡関連記事→2014年3月7日 - 宮崎県
- 宮崎県・生目1号墳(いきめ1ごうふん)で斜面と平らな地面を区切る石列を確認。宮崎市教育委員会1/8発表。2/1現地説明会。[毎日新聞]
▼生目1号墳関連記事→2014年1月10日
2015年1月8日(木)
- 京都市
- 下京区・平安京跡・東本願寺前古墓群で鎌倉後半〜室町の柱穴・井戸・溝など。土師器皿・瓦質土器・陶磁器などの破片が多量に含まれる土坑70基以上。公益財団法人京都府埋蔵文化財調査研究センターの調査。1/10現地説明会。[公益財団法人京都府埋蔵文化財調査研究センター]
- 兵庫県
- 養父市・広瀬古墳群で,同一墳丘に竪穴式と横穴式の3基の石室が築かれた古墳。兵庫県教育委員会1/7発表。1/10現地説明会。[産経新聞]
- 沖縄県
- 浦添市・浦添城跡(うらそえぐすくあと)で新たな城壁。浦添市の調査。2/1現地説明会。[浦添市]
- インド
- アーンドラ・プラデーシュ州(Andhra Pradesh)ナルゴンダ県(Nalgonda)パニギリ遺跡(Phanigiri)でブッダまたはその弟子のものとみられる舎利容器。[The Hindu]
▼2014年6月2日からテランガーナ州(Telangana State) - ポーランド
- 西ポモージェ県(Województwo zachodniopomorskie)ウォベス(Łobez)で巨石記念物。[Nauka w Polsce]
- エジプト
- アスワン(Aswan)のジェベル エル シルシラ(Gebel el-Silsila)で,トート神(Thoth)やアメン・ラー(Amun-Ra)に捧げものをするファラオを描いた岩刻画。[Discovery Channel]
2015年1月7日(水)
- ベトナム
- タイビン省(Thai Binh)フンハー県(Hung Ha)Hong Minh社・Lo Giang palaceで陳朝(Nhà Tran;Tran Dynasty;1225〜1400年)・13〜14世紀の木造建築の基礎。レンガや装飾品も出土。[Nhân Dân]
- イタリア
- ヴェローナ(Verona)のカングランデ1世(1291〜1329年)の遺体に毒性のあるジギタリスの成分。毒殺されたと判明。[LiveScience]
- イタリア
- シチリア島(Sicilia;Sicily)沖の紀元前6世紀後半の難破船から,アトランティス(’Ατλαντίς;Atlantis)にあったというオリハルコン(orichalcum)と呼ばれる金属のインゴット39個が発見される。[Discovery Channel]
- ペルー
- ナスカの地上絵にフジテレビの「世界行ってみたらホントはこんなトコだった!?」の番組スタッフを違法に近づけさせたとして,ガイド役のペルー人考古学者が刑事告発される方針。[共同通信]
Líneas de Nasca: reportera japonesa que dañó zona aún no será sancionada[La Republica]
2015年1月6日(火)
- 山梨県
- 富士吉田市・上中丸遺跡(かみなかまるいせき)で,火山灰で埋まった縄文中期の竪穴住居跡の近くで,火山灰のすぐ上から祭祀行為を行った穴。富士吉田市教育委員会の調査。[読売新聞]
- 名古屋市
- 守山区・天白元屋敷遺跡(てんぱくもとやしきいせき)で中世の屋敷など。二友組の調査。1/10現地説明会。[二友組]
▼天白元屋敷遺跡関連記事→2014年10月20日 - ドイツ
- オスナブリュック(Osnabrück)で2014年9月に発見された人骨は1544年のものか。[Neue Osnabrücker Zeitung]
▼ニーダーザクセン州(Land Niedersachsen) - UK(スコットランド)
- エディンバラ(Edinburgh)で新石器時代・紀元前4000年の5〜6時期に及ぶ居住の痕跡。ナッツの殻などが入ったピットなども。[Culture24]
2015年1月5日(月)
- 大阪市
- 市内の9遺跡で江戸後期の赤色顔料ベンガラ精製に用いられたほうろく出土。[読売新聞]
- 島根県
- 松江市・松江城下町遺跡(まつえじょうかまちいせき)で出土した陶磁器片から,江戸前期の肥前焼の皿1200枚。[山陰中央新報]
▼松江城下町遺跡関連記事→2014年10月17日 - 中国
- 湖北省 棗陽市 郭家廟 曽国墓地の曹門湾墓区1号墓で春秋時代早期の大規模な楽舞遺跡。[中国新聞網]
▼湖北省 襄陽市 棗陽市 - イスラエル
- エルサレムの旧市街で,イエスの裁判を行った場所。[The Washington Post]
- ギリシャ
- ニコリア(Nichoria)の青銅器時代の墳墓は暗黒時代の後,牛の骨が多数出土し牛の牧場となったと考えられていたが,酸性土壌によりほかの骨が失われたと判明。[University of Cincinnati]
- エジプト
- アブシル(Abu Sir)で古代エジプト第5王朝・4500年前のファラオ・ネフェルエフラー(Neferefre)の妻と思われる未知の王妃の墓。[Agence France-Presse]
2015年1月4日(日)
- 愛知県
- 豊橋市・若宮・境松遺跡で弥生時代の環壕集落を横切るように区画する壕。東海地方で2例目。豊橋市文化財センターの調査。1/10現地説明会。[豊橋市]
- 中国
- 河南省 鄭州 東趙遺跡で時期を異にする3つの都市遺跡。このうち「中城」は二里頭文化早期の都市遺跡として最大の面積。[新華社]
2015年1月3日(土)
- 中国
- 雲南省 大理白族自治州 巍山彝族回族自治県 南詔鎮の「拱辰楼」で1/3出火し焼失。明時代の1390年創建,1650年改築。[中国新聞網]
- 中国
- 新疆ウイグル自治区(Xinjiang)のタリム盆地(塔里木;Tarim)にあるにあるサンプラ(山普拉;Sampula)墓から出土したズボンは、本来、ギリシャの影響を受けたバクトリア(Bactria)の宮廷で、紀元前3〜前2世紀に壁掛けとして作られ、戦争ラッパを吹くケンタウロスと、草原の戦士を描いていた。バクトリアを襲った遊牧民が奪い取ってズボンに加工したが、着用者も紀元前1世紀に匈奴(Xiongnu)に殺害されたとみられる。
cf. Mayke Wagner, Wang Bo, Pavel Tarasov, Sidsel Maria Westh-Hansen, Elisabeth Völling and Jonas Heller (2009) The ornamental trousers from Sampula (Xinjiang, China): their origins and biography. Antiquity, Volume 83, Issue 322, December 2009, pp. 1065 - 1075 [Cambridge Core] - モンゴル
- エグ川(Эгийн гол;Egyin Gol)流域の紀元前1世紀の匈奴墓に男女の埋葬。男性被葬者の棺の頭の部分に副葬品の箱があり、家畜の骨と、ヒトの舌骨(hyoid bone)を収める。男性被葬者の骨は完全だったが女性被葬者は舌骨を欠く。箱の中の舌骨は女性被葬者のもので、女性被葬者の舌を抜き生贄としたと推定。
文献 P. Murail, E. Crubézy, H. Martin, L. Haye, J. Bruzek, P.H. Giscard, T. Turbat and D. Erdenebaatar "The man, the woman and the hyoid bone: from archaeology to the burial practices of the Xiongnu people (Egyin Gol valley, Mongolia)" Antiquity Volume 74, Issue 285, pp. 531-536 [Cambridge Core] - シリア
- シリアで出土した中期旧石器時代のロバ(Equus africanus)の椎骨に、ルウヴァロワ尖頭器の破片が刺さった状態で発見。ムスティエ文化(Mousterian)のネアンデルタール人による柄の装着や発射など、狩猟方法の手がかり。
▶ Eric Boëda, J. M. Geneste, C. Griggo, N. Mercier, S. Muhesen, J. L. Reyss, A. Taha and H. Valladas (1999) A Levallois point embedded in the vertebra of a wild ass (Equus africanus): hafting, projectiles and Mousterian hunting weapons. Antiquity, Volume 73, Issue 280, June 1999 , pp. 394 - 402. [Cambridge Core] - ロシア
- バイカル湖(Озеро Байкал;Lake Baikal)近くの初期新石器時代の墓地「The Lokomotiv」で、共同墓や斬首された遺体、ツンドラオオカミ(Tundra wolf)を伴う墓など。
cf. V. I. Bazaliiskiy and N. A. Savelyev "The Wolf of Baikal: the “Lokomotiv” Early Neolithic Cemetery in Siberia (Russia)" Antiquity, Volume 77, Issue 295, March 2003 , pp. 20 - 30 [Cambridge Core] - ロシア、カザフスタン
- 中央アジアステップ地帯の青銅器時代の土器の内側についた繊維の圧痕について分析。
文献 Paula N. Doumani and Michael D. Frachetti "Bronze Age textile evidence in ceramic impressions: weaving and pottery technology among mobile pastoralists of central Eurasia" Antiquity, Volume 86, Issue 332, pp. 368-382 [Cambridge Core] - ギリシャ
- ディキリ・タシュ遺跡(Ντικιλί Τας;Dikilitaş;Dikili Tash)の新石器時代の焼失住居で、炭化した大量の野生のブドウの実。ブドウの圧搾してジュースを得たことは確実だが、さらにワインが醸造されていたと推定。
cf. S.M. Valamoti, M. Mangafa, Ch. Koukouli-Chrysanthaki and D. Malamidou "Grape-pressings from northern Greece: the earliest wine in the Aegean?" Antiquity, Volume 81, Issue 311, 1 March 2007, pp. 54 - 61 [Cambridge Core] - ポーランド
- ポモージェ県(Województwo pomorskie)ホイニツェ(Chojnice)ハジコヴィ(Charzykowy)で青銅器時代後期・ラウジッツ文化(Kultura łużycka;Lausitzer Kultur;Lusatian culture)・紀元前900年〜前700年の斧,鑿,槍先や馬具など。[Nauka w Polsce]
- ドイツ
- 北ドイツで、後期旧石器時代(Late Palaeolithic)・紀元前11800年前〜11680年前の琥珀(amber)製の雌のエルク(elk)の像。木の棒の先につけられていたと推定。
文献 Stephan Veil, Klaus Breest, Pieter Grootes, Marie-Josée Nadeau and Matthias Hüls "A 14 000-year-old amber elk and the origins of northern European art" Antiquity Volume 86, pp. 660-673 [Cambridge Core (@CambridgeCore)] - フランス
- ラフィニャック洞窟(Rouffignac Cave)にみられる、旧石器時代の、粘土が柔らかいうちに指でひっかいた線について、実験的に研究。大きさからみて、2〜5歳の子どもの指。かかれた位置の高さからみて、線を描くときは大人が支えていた。
cf. Kevin Sharpe and Leslie Van Gelder "Evidence for cave marking by Palaeolithic children" Antiquity, Volume 80, Issue 310, pp. 937 - 947 [Cambridge Core] - スペイン
- ハエン県(Provincia de Jaén)ポルクーナ(Porcuna)にある旧イポルカ=オブルコ(Ipolca-Obulco)で出土した紀元前5世紀の石灰岩製の石像彫刻に、彫刻家のサイン。
文献 Teresa Chapa, María Belén, M. Isabel Martínez-Navarrete, Alicia Rodero, Bautista Ceprián and Juan Pereira "Sculptors' signatures on Iberian stone statues from Ipolca-Obulco (Porcuna, Jaén, Spain)" Antiquity. Volume 83, Issue 321(2009), pp. 723-737 [Cambridge Core] - スカンディナヴィア
- スカンディナヴィアで中期青銅器時代・紀元前15世紀に登場する、馬頭形把手のついたカミソリについて、エーゲ海に先行例はあるが、そこから北に輸出されたわけではない。スカンディナヴィアの戦士階級は、剃り残しのない顔など、ミュケナイ文化の戦士の文化様相を意図的に取り入れていた。
cf. Flemming Kaul "The Nordic razor and the Mycenaean lifestyle" Antiquity, Volume 87, Issue 336, 1 June 2013, pp. 461 - 472 [Cambridge Core]
2015年1月2日(金)
- インド
- ウッタル・プラデーシュ州(Uttar Pradesh)チャンダヤン(Chandayan)でインダス文明後期・4000年前の遺体に銅製の冠。[The Epoch Times]
- トルコ
- イスタンブル(İstanbul)イェニカプ(Yenikapı)でビザンティン帝国の難破船8隻発見。[United Press International]
▼イェニカプ関連記事→2013年12月2日 - エジプト
- クルナ(Qurna)でオシリス神の墓。[Luxor Times]
- オーストラリア
- キンバリー地域(Kimberley)Mount Behnで出土した押圧剥離された石製槍先は,周辺の放射性炭素年代により1000年前と判明。[ScienceNetwork Western Australia]
▼西オーストラリア州(Western Australia)
2015年1月1日(木)
- キプロス
- 古代都市ネアパフォス(Νέα Πάφος;Nea Paphos)で東ローマ帝国・1500年前のギリシャ語の回文の銘文を刻んだ護符。[LiveScience]
▼ネアパフォス関連記事→2014年12月24日
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