考古学のおやつ/NEWSLINK

2018年12月31日（月）

富山県: 小竹貝塚（おだけかいづか）で6000年前の女性人骨とともに骨製の釣針。韓国の襄陽鰲山里遺跡で石製の軸が出土した、鰲山里型結合式釣針の全形がわかる資料。日本海をめぐる先史時代の文化交流を示す。[江原道民日報]
韓国: 慶州の新羅古墳遺物に使われた玉虫の一部が変色している原因は、鉄の酸化物のためと判明。金銅や銅に貼り付けられたものは色相構造をよく維持しているが、鉄に貼り付けられたものでは淡緑色や黒色に変色。[聯合ニュース]
韓国: 釜山市・金井山城で、これまで建物跡や望楼とされていた遺構が、火砲を打つための構造物か、あるいは武器庫の可能性。朝鮮時代後期の防御線をなした。釜山博物館の調査。[釜山日報]
韓国: 慶尚南道咸安郡漆西面・安谷山城（アンゴクさんじょう）の内城東壁で、幅14m、高さ6mの城壁。割石と粘土を幅8mで積み上げ、周囲を土で仕上げる土石混築城。咸安阿羅加耶の山城で、城壁の規模や築造方法が初めて明らかに。東亜細亜文化財研究院の調査。[聯合ニュース]
▼安谷山城関連記事→2017年12月23日
インド: マハーラーシュトラ州（Maharashtra）ナーグプル（Nagpur）のゴレワンダ貯水池（Gorewada）で巨石時代のストーンサークル。3000年以上前の剣や装身具。[The Times of India]
イラン: テペ・ハサンルー（Teppe Hasanlu）の鉄器時代・3000年前の墳墓の出土品の分析から、副葬品の組み合わせは3種類あり、男性、女性のほかに第3の性を認識していたことが判明。[Haaretz]
アルバニア: アルバニア沖で、民間人とレジャーハンターの潜水により、沈没船が荒らされる。共産主義政権の時代には考古学者と軍人しか海岸に立ち入れなかった。現在は立ち入りが自由化した上に、財政上監視も行き届かず。RPM Nautical Foundationの2006年以降の調査では、紀元前7世紀から両大戦まで40隻の沈没船を確認。[derStandard.at]
UK（イングランド）: バース寺院（Bath Abbey）で、17世紀の床下から中世の鮮やかな彩色タイルの床。ノルマン朝で創建された寺院の床を埋めて現在の床を張ったために壊れずに残っていた。現在の寺院の修復工事のため、今回見つかったノルマン朝の床も、改めて保護層の下に埋められた。[Archaeology Magazine]
エジプト: ディムヤート（Damietta）のTel el-Deirでローマ時代の円筒形の陶棺。表面に鼻、口を表現したものや、線・幾何学文を表現したものも。[Egypt Today]

2018年12月30日（日）

韓国: 公州市・公山城で出土した645年の漆塗札甲は百済ではなく唐の製品との新説。銘文に記された地名「益州」や官職「史護軍」などの分析から。[聯合ニュース]
▼公山城で出土した漆塗札甲関連記事→2011年10月12日
▼最近の公山城関連記事→2015年12月10日
インド: ケーララ州（Kerala）チェンガナ（Chengannur）のPuliyoor村で石器時代のメンヒル。[Mathrubhumi]
▼ケーララ州（Kerala）アーラップーザ県（Alappuzha district）チェンガナ（Chengannur）
イスラエル: ベト・シェアン（Tel Beit She’an）のローマ時代の墓地で1700年前の胸像。[Haaretz]
ペルー: ナスカ（Nazca）の地上絵の一部は、たまたま訪れた旅行者により描かれた可能性。[Fredzone]

2018年12月29日（土）

イラン: ケルマーンシャー州（Ostān-e Kermānshāh）ラバンザー郡（Ravansar） Kheybar村の丘で楔形文字の入った円筒印章など。[Iran Front Page]
ロシア: カリーニングラート（Калининград；Kaliningrad）で2006年に発見された大規模墓地で出土した人骨の調査から、1812年のナポレオン軍の兵士の一人は顔に深刻な傷を負いながら2か月生きながらえていた。当時は東プロイセンの中心都市。[Forbes]
UK（イングランド）: ウェストミンスター寺院（Westminster Abbey）の身廊70フィート上のトリフォリウムで、ステンドグラスの破片、土器、ガラス器、革製のナイフの鞘、本のページ、1702年のアン女王（Anne）の戴冠式の招待状など。ヘンリー3世（Henry III）が1250年代に増築して以来、物置として使われ、18世紀に板張りの床が設けられて隠されていたが、「クイーンズ・ダイヤモンド・ジュビリー・ギャラリーズ」（Queen’s Diamond Jubilee Galleries）として公開するため、床を外して調査。[Archaeology Magazine]
UK（ウェールズ）: 2018年の熱波の影響で、クロップマークによる遺跡の発見が200に及ぶ。[BBC]
UK（スコットランド）: エディンバラ（Edinburgh）のカウゲート（Cowgate）で、1296年のイングランド王エドワード1世（Edward I；1239～1307年；在位1272～1307年；プランタジネット朝）によるスコットランド侵攻の時、エディンバラ城（Edinburgh Castle）攻撃に用いられた投石器のための石製の弾丸。12世紀の建物跡も。[The Scotsman]

2018年12月28日（金）

岩手県: 平泉町・柳之御所資料館12/28閉館。岩手県が整備する新ガイダンス施設は2021年度開館。[岩手日報]
三重県: 亀山市の指定文化財の門の修理にかかわる贈収賄事件で、亀山市の元文化振興局長を懲戒免職。[NHK]
京都市: 下京区・浄教寺（じょうきょうじ）から、春長寺移転時に築かれた溝。古代文化調査会の調査。[産経新聞]
鹿児島県: 志布志市・春日堀遺跡で縄文時代早期の大規模集落跡。県内最多の連穴土坑や集石など。鹿児島県文化振興財団埋蔵文化財調査センター12/27発表。[南日本新聞]
中国: 河北省武安市の太行山で、明時代の長城。[新華社]
▼河北省邯鄲市武安市
ギリシャ: アモルゴス島（Αμοργός；Amorgos）のトラリア村（Θολάρια；Tholaria）で、家屋の修復中。100年間確認できていなかった紀元前3世紀の碑文が壁に埋め込まれた状態で発見。1893年に付近のニクリア島（Νικουριά；Nikouria）の教会で発見され、1908年までは所在がわかっていた。[H KAΘHMEPINH（Kathimerini）]
ブルガリア: スボリャノヴォ（Сборяново；Sboryanovo）で紀元前3世紀のケルトの戦車。立った状態のウマ2頭とともに埋葬。通常、ウマは横たえて埋葬するが、ケルトの場合は立った状態で埋葬する。ケルト人がトラキアに移住したことを示す。[France Culture]
UK（イングランド）: ロンドン（London）のリージェンツ・パーク（Regent’s Park）近くで、18世紀の地下の氷室（ice house）。ノルウェーのフィヨルドから届いた氷を保管した、大規模な商業的な氷室としては最古。[The Guardian]

2018年12月27日（木）

京都市: 下京区・平城京跡で、平安京と京外の境目とみられる都造営当初の整地層の痕跡。都を取り囲む羅城を築くための規格に沿う幅だが、壁そのものの跡は確認できず。古代文化調査会の調査。[京都新聞]
熊本市: 中央区・熊本城の石垣の修復が終了。[朝日新聞]
沖縄県: 石垣市・大兼久古墓群（おおかねくこぼぐん）で、自然の岩陰を利用した囲い込み岩陰墓7基と、琉球王府時代の拝所。石垣市教育委員会の調査。[八重山毎日新聞]
韓国: 忠清南道泰安郡近興面・馬島海域で宋・元の墨書名ある陶磁器や、高麗青磁など遺物113点を発掘。国立海洋文化財研究所の調査。[聯合ニュース]
台湾: 澎湖島の澎湖郵便局に、水中考古学の拠点「澎湖水下考古工作站」が設立される。企画展「黑水溝傳奇」を開催。[中央通訊社]
中国: 安徽省蕪湖市繁昌県平鋪鎮で西周時代とみられる青銅器。[鳳凰網]
スペイン: カステリョン県（Castellón）アイン（Aín）の中世の城で700年前の剣。アラゴン王国とカスティーリャ王国の二人のペドロの戦争（La Guerra de los Dos Pedros；War of the Two Peters；1356～1375）のころの様式。[Diario de Avisos]
▼バレンシア州（Comunitat Valenciana）カステリョン県（Castellón）プラーナ・バイシャ（Plana Baixa）アイン（Aín）
▼ブナリ城（Castillo de Benalí；Benalí Castle）
UK（イングランド）: ランカシャー州（the county of Lancashire）リブチェスター（Ribchester）でローマ時代・72～74年に造られた木製の井戸。井戸の壁は木材を編み上げて強化。砦が2000年前にさかのぼることを示す。砦には500人と700匹の馬を収容。[Lancashire Telegraph]
UK（スコットランド）: パースシャー（Perthshire）ダンケルド大聖堂（Dunkeld Cathedral）にある中世・15世紀の司教Robert de Cardenyの墓で、聖人を表すとみられる石彫を600年ぶりに発見。[The Press Association]
エジプト: アンティノポリス（Antinopolis）で1913年に出土した1700年前の子供のソックスに、異なる波長の光を当てて染料を分析。試料を取って遺物を傷める心配なし。わずか3種の天然染料のみでデザインされていたことを解明。[Archaeology Magazine]

2018年12月26日（水）

茨城県: つくば市・下河原崎谷中台遺跡（しもかわらざきやなかだいいせき）で旧石器時代の石器集中地点，縄文時代早期前半の陥し穴，縄文時代早期後半の竪穴住居跡や炉穴など。公益財団法人茨城県教育財団の調査。1/20現地説明会。[発掘情報いばらき]
群馬県: 長野原町の役場新庁舎と住民総合センターの業務12/25開始。住民総合センターの敷地内には久々戸遺跡（くぐどいせき）の城門試合の敷石住居跡を展示。[上毛新聞]
韓国: 全羅南道咸平金山里方台形古墳で人面形と推定される土器。韓国初の人物埴輪か。さらにウマを表した動物埴輪も出土。全羅南道文化財団の調査。[聯合ニュース]
▼金山里方台形古墳関連記事→2014年12月25日
中国: 四川省成都市青白江区民強村で、土坑墓22基、甕棺墓16基。大半は未成年者の墓。成都平原では戦国時代の未成年者の墳墓群は初。[中国新聞網]
インド: カルナータカ州（Karnataka）ガダグ県（Gadag）レーククンディ（Lakkundi）で後期チャールキヤ朝（Kalyana Chalukyas）・11世紀のジャイナ教の神像と銘文。[The New Indian Express]
トルコ: シャンルウルファ県（Şanlıurfa）ハッラーン郡（Harran）のハッラーン宮（Harran Palace）で、ザンギー朝（Zengid Dynasty）～アイユーブ朝（Ayyubid dynasty）・12～13世紀の浴場跡。3つのドーム天井を持つ。[Daily Sabah]
フランス: アミアン（Amiens）ヴァレ通り（rue de la Vallée）で頭蓋骨発見。放射性炭素年代を測定へ。[Courrier Picard]
▼オー＝ド＝フランス地域圏（Hauts-de-France）ソンム県（Somme）アミアン郡（Arrondissement d'Amiens）

2018年12月25日（火）

神奈川県: あつぎ郷土博物館1/27開館。[日本経済新聞]
沖縄県: 宮古島市・保里遺跡で15～16世紀の建物跡や廃棄土坑。中国産の白磁、褐釉陶器、青磁、青花、宮古島産の野城式土器など出土。宮古島市教育委員会の調査。12/23現場説明会。[宮古毎日新聞]
中国: 内蒙古自治区シリンゴル盟（錫林郭勒盟）ソニド右旗（蘇尼特右旗）・阿拉騰溝墓地で後漢末～北魏の鮮卑族の墳墓13基。うち、土坑竪穴墓11基は鮮卑早期の英雄・檀石槐の時期。[新華社]
エジプト: アスワン（Aswan）のエドフ神殿（Tell Edfu）で、新王国時代・第18王朝初めの石灰岩の円柱。ホルス神（Horus）の司祭の名をヒエログリフで記す。また、第19王朝の砂岩製の女性像も。シカゴ大学（The University of Chicago）の調査。[Egypt Today]

2018年12月24日（月）

京都市: 京都市内で埋蔵文化財発掘調査が急増し、出土品の収蔵庫が容量超えになる懸念が高まる。[京都新聞]
中国: 内蒙古自治区・遼の上京遺跡で北西部の大型建物跡群の地下から、遼末金初の祭祀土坑。円形で深さ3m。子供を含む人骨14体出土。人骨にはカットマークあり、犠牲と推定。[新華社]
▼内蒙古自治区赤峰市バイリン左旗
イタリア: ポンペイ（Pompeii）で、将校の邸宅にある厩舎から轡をつけたウマの遺体や鞍。邸宅からはナポリ湾やカプリ島を臨む。[The Associated Press]
カナダ: ケベック市（Québec）で、湿地から1693年にフランス軍部隊が設置した木の柵。1608年にケベック植民地を築いたサミュエル・ド・シャンプラン（Samuel de Champlain）の墓所はいまだ見つからず。[The Canadian Press]

2018年12月23日（日）

静岡県: 熱海市・初島沖海底遺跡で、三葉葵の紋所入り鬼瓦を含む江戸城の屋根瓦など、大坂から江戸に向け航海中に沈んだ荷船の積み荷。アジア水中考古学研究所の調査。[朝日新聞]
中国: 内蒙古自治区ウラド中旗（烏拉特中旗；Urad Middle Banner）で2007年に発見された新忽熱古城遺跡は、唐時代に突厥などの北方民族から防御するために設けられた横塞軍の軍城跡と判明。[新華社]
中国: 江蘇省常州市金壇区で宋代の磚室墓。棺や槨が鮮やかな赤に彩色。[中国報]
イスラエル: エルサレム（Jerusalem）ダビデの町（City of David）で第二神殿時代・2000年前の巡礼路上に、木製浴槽ミクワー（Mikveh）に捧げられた指輪。入浴前に取り外したものか。[The Jerusalem Post]
イスラエル: アッコン（Acre）のTel Keisanで、アケメネス朝・2500年前の地層からフェニキアとギリシャの土器。アケメネス朝のカンビセス2世（Cambyses II）が紀元前520年代にエジプトを総攻撃した時のベースキャンプの可能性。[Haaretz]
UK（イングランド）: グロスタシャー (Gloucestershire) ストーク・ギフォード（Stoke Gifford）で後期鉄器時代・2～3世紀の環濠集落で土器に納められた火葬人骨と、ローマ時代の邸宅。邸宅にはセントラルヒーティングシステムを伴う。[Bristol Live]

2018年12月22日（土）

イタリア: ローマのサン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂（Archbasilica of St John Lateran）の地下の世界最初（4世紀）のバシリカよりもさらに下層でローマ時代の遺跡を探査。フレスコ画で飾られた邸宅を確認。フレスコ画の一部には兵士らによる落書きも。[The Telegraph]
ポーランド: カウドゥス（Kałdus）のCulmenの中世・10～12世紀の墓地では、半数の遺体に病変。遺跡では医療に用いられる鎌やナイフ、そしてイカに似た絶滅した頭足類ベレムナイト（belemnites）の化石を発見。ベレムナイト化石は12世紀の生活圏で発見されており、粉にして飲み物に加え、体調を改善するために飲んだと推定。墳墓に副葬されたものもあり、護符などとしても使用。[Forbes]
▼クヤヴィ・ポモージェ県（Województwo kujawsko-pomorskie）ヘウムノ（Chełmno）
ドイツ: ノルトライン＝ヴェストファーレン州（Land Nordrhein-Westfalen）ヘクスター郡（Kreis Höxter）シュタイハイム市（Steinheim）でローマ時代・3～4世紀の城壁跡、土坑、井戸。シュタイハイムの歴史は従来考えられていたより1000年さかのぼる。[Neue Westfälische]
スペイン: サラゴサ県（Provincia de Zaragoza）アテカ（Ateca）のモラ・エンカンターダ（Mora Encantada）で、レコンキスタの英雄ロドリーゴ・ディアス・デ・ビバール（Rodrigo Díaz de Vivar）、通称エル・シド（el Cid）がムスリムを破ったアルコセル（Alcocer）の場所を確認。[El Español]
▼アラゴン州（Aragón）
アイルランド: ミーズ州（Contae na Mí；County Meath）ブルー・ナ・ボーニャ遺跡群（Brú na Bóinne）のニューグレンジ羨道墳（Newgrange）で、航空撮影によりクロップマークを確認し、構造が明確に。[Irish Independent]
パナマ: コロンブス以前の墓地で出土した頭蓋骨に、外耳道外骨腫症（サーファーズイヤー；Surfer’s Ear）を確認。選ばれた男性ダイバーがパナマの太平洋岸で真珠や牡蠣殻を採取していたと推定。スミソニアン研究所（Smithsonian Institution）の調査。[Smithsonian Institution]
歯の分析: 歯のたんぱく質を分析して性別を判別する技術。当時の社会的な不平等までも明らかにできる。7000年前の歯のエナメル質を酸で溶かし、熱してすりつぶし、酵素を加えて質量分析法でたんぱく質を分析。DNA分析ではDNAの脆弱性がネック。[The Boston Globe]

2018年12月21日（金）

兵庫県: 姫路市・郷着遺跡（ごうじゃくいせき）で弥生時代～平安時代の集落跡。公益財団法人兵庫県まちづくり技術センターの調査。12/22現地説明会。[兵庫県立考古博物館]
奈良県: 王寺町・西安寺跡（さいあんじあと）の伽藍は塔や金堂が一直線に並ぶ四天王寺式の伽藍配置。金堂と塔は7世紀後半～8世紀初めに建立、鎌倉時代までに廃絶。王寺町教育委員会12/20発表。12/22現地説明会。[朝日新聞]
▼奈良県北葛城郡王寺町
中国: 内蒙古自治区ジュンガル旗（準格爾旗）・福路塔墓地で戦国時代晩期から前漢早期の墳墓99基と祭祀坑1基。[新浪網]
▼内モンゴル自治区オルドス市
▼福路塔墓地関連記事→2017年9月23日
サウジアラビア: Al Serrian（塞林）港遺跡で、宋～元時代青白磁・青磁、明～清時代の青花白磁などの中国陶磁。紅海沿岸の港湾遺跡では中国の貿易陶磁は初の出土。[中国新聞網]
イタリア: ポンペイ（Pompeii）で、紀元前4世紀のサムニウム人（Samnites）登場時点で劇場が存在。3年前にはサムニウム人女性の墓が見つかり、最近で紀元前3世紀にサムニウム人の女神メフィーティス（Mefitis）の神殿。[ANSA]
スロバキア: ルチャティーン村（Lučatín）で青銅器時代の集落の存在を示す土器や家畜の骨、野生動物の骨、建材に用いた粘土など。初期鉄器時代のラ・テーヌ文化（La Tène）の土器も出土しており、この集落がプーホウ文化（Púchovská kultúra；Púchov culture）のケルト人にも用いられたことを示す。[The Slovak Spectator]
▼バンスカー・ビストリツァ県（Banskobystrický kraj；Banská Bystrica Region）バンスカー・ビストリツァ郡（okres Banská Bystrica；Banská Bystrica District）
チェコ: パルドゥビツェ州（Pardubický kraj；Pardubice Region）クラーリーキ（Králíky）で金貨60枚。最も新しい硬貨は三十年戦争当時・1631年。ハンガリーの硬貨のほか、ポーランド、オランダ、オスマン帝国の硬貨も。[Radio Praha]
▼パルドゥビツェ州（Pardubický kraj；Pardubice Region）ウースチー・ナド・オルリツィー郡（Okres Ústí nad Orlicí；Ústí nad Orlicí District）
フランス: アルザス地方（Alsace）で新石器時代・前4400年～前4200年の防御性集落の貯蔵穴に斬首された男たちの人骨と切断された腕の骨。パリ盆地からきた侵略者に対する勝利の儀式跡。文化間の衝突の証拠。国立予防考古学研究所（INRAP: Institut national de recherches archéologiques préventives）の調査。[Archaeology Magazine]
フランス: ノルマンディー地域圏（Région Normandie）カルヴァドス県（Calvados）バイユー（Bayeux）の大聖堂で中世の棺や、先ローマ時代の神殿。[France 3 Normandie]
UK（イングランド）: 1889年に新石器時代・紀元前2600年～前2000年の墓から出土した謎の円筒「フォークトン・ドラム（Folkton drums）」は、ストーンサークル建立の測量のために使用されたとの見解。いくつかの異なるドラムは、周囲に綱を巻くと、いずれもほぼ0.322mの倍数になる。巻き尺の芯として用いられたと推定。[Daily Mail]
▼ノースヨークシャー州（North Yorkshire）スカーブラ（Scarborough）
エジプト: アスワン（Aswan）のコム・オンボ（Kom Ombo）で、大量の円筒印章。古王国第5王朝の王名ウセルカフ（Userkaf）やネフェリルカワー（Neferirkare）を表す。オム・コンボが当時の行政上重要な土地であったことを示す。[Luxor Times]
ペルー: ランバイエケ県（Departamento de Lambayeque；Lambayeque Region）チクラヨ郡（Provincia de Chiclayo）プカラ（Distrito de Pucalá）・ワカ・サンタ・ロサ遺跡（Huaca Santa Rosa）で、ワリ帝国・600～1000年のD字形の祭祀遺構。[Andina]
ペルー: ランバイエケ県（Departamento de Lambayeque；Lambayeque Region）プカラ（Distrito de Pucalá）・ワカ・サンタ・ロサ遺跡（Huaca Santa Rosa）で、ワリ帝国・1000年前の墳墓12基と、首を刎ねられロープで縛られた人間の犠牲。[Express]
▼ランバイエケ県（Departamento de Lambayeque；Lambayeque Region）チクラヨ郡（Provincia de Chiclayo）プカラ（Distrito de Pucalá）
▼ワカ・サンタ・ロサ遺跡関連記事→2016年1月26日

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