1999年3月20日(土)
- 青森県
- 青森市・三内丸山遺跡(さんないまるやまいせき)出土の漆は日本原産の可能性高い。佐藤洋一郎・静岡大学助教授のDNA鑑定。
- 滋賀県
- 栗東(りっとう)町・辻遺跡(つじいせき)の方形区画溝で初期須恵器7点まとまって出土。滋賀県内初。栗東町文化体育振興事業団3/19発表。3/21現地説明会(雨天順延)。
▼栗東町は2001年10月1日から栗東市 - 鳥取県
- 大山(だいせん)町・門脇正町長が11月の任期満了で勇退。町議会一般質問で表明。妻木晩田遺跡群(むきばんだいせきぐん)について開発推進を堅持。
▼WebPageは淀江町
▼2005年3月31日から米子市・上淀廃寺(かみよどはいじ)にリンクするが町内所在の妻木晩田遺跡群に触れず - 島根県
- 鹿島町・堀部第1遺跡(ほりべだい1いせき)は鹿島町教育委員会の調査で23基の墳墓発見し,山陰最大の弥生前期墳墓群。5号墓では200個の石が敷き詰められていた。大きいものは40-50kg。配列は不規則で教育委員会も呼び方に苦慮。
春成秀爾・国立歴史民俗博物館教授「覆石墓か石室墓。被葬者は渡来人では」。
4号墓の木棺樹種は今後検討。年輪年代も。人骨は遺存せず。棺内にエゴノキの実約20個。[山陰中央新報]
▼2005年3月31日から松江市 - 島根県
- 鹿島町・堀部第1遺跡(ほりべだい1いせき)の4号墓で弥生前期中ごろの木棺。前期の現存木棺は全国初。長さ140cm,幅50cm,確認された高さ20cm,6枚の板を箱状に。上中央に石を積む。
▼日本経済新聞Webで見出しが「木簡」だったので「弥生の木簡か」とビックリ。時事通信社は「佐原真館長ら専門家が現地を訪れ,確認した」。佐原先生がご覧にならなくても木棺とわかるのに,時事通信は町教委を軽く見ているのか(--#。なお,asahi.comでは佐原先生が「全国初」と言ったことに。
▼2005年3月31日から松江市 - 岡山県
- 落合町・川東車塚古墳(かわひがしくるまづかこふん)前方部稜線上に墓道確認。この部分だけ幅1.3mにわたって根石・葺石欠く。近藤義郎先生「隅角以外に墓道は考えられないという仮説を実証」。4世紀の前方後円墳。3/20現地説明会。
▼2005年3月31日から真庭市 - 福岡県
- 穂波町・小正西古墳(おばさにしこふん)の復元工事が終了。3/19小正西古墳公園完工式。3/20オープン。2基の横穴式石室をもつ円墳。ボランティアが復元のための円筒埴輪を製作。
▼2006年3月26日から飯塚市 - 沖縄県
- 那覇市・銘苅直禄原遺跡(めかるすぐるくばるいせき)で14-15世紀の木器大量出土。那覇市教育委員会文化財課3/19発表。3/21遺物の一般公開と現地説明会。
1999年3月19日(金)
- 青森県
- 八戸市・丹後平1遺跡(たんごたい1いせき)の円墳周壕(8世紀)から和同開珎。
- 青森県
- 3/20・27三内丸山遺跡(さんないまるやまいせき)の報告会。青森県総合社会教育センター大研修室で。
- 富山県
- 氷見市・柳田布尾山古墳(やないだぬのおやまこふん)全長107.5m。日本海側最大の前方後方墳で,前方部周囲に周壕。昨年12月から氷見市教育委員会が実施した試掘で確定。柳田布尾山古墳保存等検討委員会3/18報告。周壕出土の土師器より「4世紀初めより新しくはならない」。宇野隆夫・富山大学教授「当時の日本海側で突出した存在。再評価要する」。3/27-28現地説明会。1999年度も試掘し,富山県は埋蔵文化財センターの調査員を派遣の方針。
▼北陸中日新聞は大学の先生方主体,北日本新聞は氷見市教育委員会主体のような記事。 - 三重県
- 鈴鹿市・天王遺跡(てんのういせき)で6世紀後半の運河(?)。断面逆台形で最大幅5m,深さ1.4m。底の両端に杭列。溝に囲まれたところに豪族居館あるかも。埋土に白鳳時代重弧紋軒平瓦も(え?……6世紀では?)。近隣に白鳳寺院か。鈴鹿市教育委員会3/18発表。3/27現地説明会。
- 愛媛県
- 大洲市・大洲城(おおずじょう)天守閣跡地から礎石6基と瓦・陶磁器。天守閣復元に向けての夏まで調査。大洲市教育委員会3/18発表。
▼大洲城天守閣跡関連記事→1999年2月10日 - 愛媛県
- 今治市・伊予国分寺跡(いよこくぶんじあと)で創建当時の建築部材や倒壊状態の瓦。天慶の乱(藤原純友の乱)による最初の焼失時か。西回廊部分と推定。8世紀から10世紀半ばの土器出土。今治市教育委員会3/18発表。
- 佐賀県
- 富士町の縄文前期埋没林,3/18調査開始。富士町林業課は3/20-22現場公開。
▼2005年10月1日から佐賀市 - 鹿児島県
- 知覧町の石組み炉跡は19世紀。産業考古学会・穴沢義功氏が解明。
▼2007年12月1日から南九州市 - 沖縄県
- 南風原(はえばる)町・仲間村跡でグスク時代(13世紀ころ)の牛のあご骨発掘。1m間隔で南北に5つ並び,祭祀用か。南風原町教育委員会調査。
- 学会
- 倭城研究シンポジュウム「倭城−城郭遺跡が語る朝鮮出兵の実像−」5/29-30九州大学箱崎キャンパスで。
1999年3月18日(木)
- 福井県
- 福井市・福井城跡(ふくいじょうあと)で福井藩上級武士の下屋敷跡。先進的な土木技術を使用。古伊万里,唐津,瀬戸,越前などの陶磁器や木製品出土。福井市教育委員会が福井駅周辺連続立体交差事業に伴い調査した3年間の成果を3/17発表。3/20現地説明会。
- 愛知県
- 高浜市やきものの里 かわら美術館で館蔵展「朝鮮半島の古瓦展」開催中。井上郷太郎,神谷治,杉浦進,世古口徹,本多貫一氏の寄贈品。4/13まで。3/14天野卓哉さんによるギャラリートーク。
- 滋賀県
- 湖北町・尾上浜遺跡(おのえはまいせき)の丸木舟(縄文後期)の保存処理完了。全長5.15m,幅0.55m。財団法人滋賀県文化財保護協会が2年3ヶ月かけて。3/19-28滋賀県立安土城考古博物館ロビーで一般公開。滋賀県
▼滋賀県東浅井郡湖北町→2010年1月1日から長浜市
▼財団法人滋賀県文化財保護協会は2012年4月1日から公益財団法人滋賀県文化財保護協会 - 奈良県
- 斑鳩町・藤ノ木古墳(ふじのきこふん)の閉塞石部分を今秋にも調査へ。斑鳩町が予算計上。2000年度以降は保存修復に向け調査し,2002年度公開を目指す。
▼奈良県生駒郡斑鳩町 - 島根県
- 出雲市・光明寺3号墓(こうみょうじ3ごうぼ)の現地保存が3/17決まる。建設省出雲工事事務所が工事用道路のルート変更了承。700年ごろの火葬墓。公園整備へ出雲市教育委員会も意欲。
- 広島県
- 千代田町が万徳院跡(まんとくいんあと)で中世の蒸し風呂のかまど復元。発掘された遺構に石を積み,隙間に土を練りこんで造る。広島大学工学部・三浦正幸助教授が指導。
▼万徳院跡関連記事→1999年2月7日
▼2005年2月1日から北広島町 - 中国・福岡県
- 中国・江蘇省の古人骨に「渡来系弥生人」の特徴。ミトコンドリアDNA(Mitochondrial DNA)で福岡県筑紫野市の隈・西小田遺跡(くま・にしおだいせき)と一致するものあり。日中共同調査団3/18発表。抜歯も確認。
1999年3月17日(水)
- 埼玉県
- 熊谷市・一本木前遺跡(いっぽんぎまえいせき)で平安時代の住居跡から瑞花鴛鴦八稜鏡(ずいかえんおうはちりょうきょう)。鴛鴦(おしどり)文様の和鏡は埼玉県初。熊谷市教育委員会3/16発表。[埼玉新聞]
- 京都市
- 京都大学総合博物館新館(自然科学系)3/17着工。2001年開館予定。旧館(人文科学系)とあわせ国内最大の大学博物館に。工事のため文化史資料利用のための業務が2000年3月まで凍結。
- 大阪府
- 吹田市・国立民族学博物館と吉本興業が3/30から大阪市・HEPホールで文化講座。とりあえず1年。合言葉は「学問はエンターテインメントになるか」。
- 大阪府
- 東大阪市・鬼虎川遺跡(きとらがわいせき)でヒスイ製獣形勾玉。弥生中期後半(読売は1世紀とする)。孔が2ヵ所。同時期の獣形勾玉は国内5例目。威信財か。東大阪市教育委員会3/16発表。3/20現地説明会。
- 神戸市
- 神戸海洋博物館の展示が3/16リニューアルオープン。
- 奈良県
- 斑鳩町・藤ノ木古墳(ふじのきこふん)の石棺レプリカ3/16除幕式。古墳の南側広場で。第3次調査10周年で,復元した飛鳥建設・佐野社長が斑鳩町に寄贈。なお,斑鳩町文化振興センターいかるがホールで復元刀剣(奈良県立橿原考古学研究所所蔵)3/17-22展示。
▼奈良県生駒郡斑鳩町 - 香川県
- 寒川(さんがわ)町・極楽寺墳墓群(ごくらくじふんぼぐん)を寒川町教育委員会がを門入ダム公園に移築復元。弥生終末〜古墳初頭。[四国新聞]
▼香川県大川郡寒川町は2002年4月1日からさぬき市 - 佐賀県
- 吉野ケ里の「祭壇」,佐賀県教育委員会は「祖霊を祭った北墳丘墓に対し,南は太陽など自然神を祭る神聖な場所」と言っているらしい。これを報じた佐賀新聞は県教委が『「墳丘墓」とする見解を退け』と表現するが,自分で言ってたのを「退け」はないのでは?(これは佐賀新聞に対するツッコミ)
- 大分県
- 中津市・定留遺跡(さだのみいせき)で奈良時代「蛸壺焼成坑」。九州初。覆い焼き。焼成坑5基に囲まれる竪穴住居跡は作業小屋か。中津市教育委員会・高崎章子さん「漁業集落の一角で土器焼き職人が蛸壺生産。集落内分業などわかる資料」。遺跡は古墳〜鎌倉で,圃場整備に伴い中津市教育委員会調査し3/16発表。年度末調査,4月現地説明会予定。
- 経済?
- 東京モノレールが3/17運輸省に値上げ申請。困る!……どうやら浜松町−羽田空港間だけ据え置きらしい。少し安心。
1999年3月16日(火)
- 新潟県
- 朝日村・奥三面遺跡群(おくみおもていせきぐん)報告会3/14開催。朝日村教育委員会が11年にわたって調査し配石墓など検出。
岡村道雄・文化庁主任文化財調査官「地域の宝。保存,活用を」。[新潟日報]
▼2008年4月1日から村上市 - 三重県
- 伊勢市立郷土資料館で経塚特別展3/28まで開催中。蓮台寺滝ノ口経塚群,朝熊山経塚群(あさまやまきょうづかぐん),小町塚経塚(こまちづかきょうづか)の出土遺物など。
- 大阪市
- 大阪市立東洋陶磁美術館で3/16新館の開館記念式典。在日韓国人の李秉昌さん寄贈の朝鮮・中国陶磁を展示。3/17-4/18記念の展覧会。
- 福岡県
- 文化庁の「新構想博物館の整備に関する調査研究委員会」が福岡県太宰府市に設置予定の国立博物館について基本計画を3/16林田英樹長官に報告。「日本文化の形成をアジア史的観点からとらえる」ための博物館と。「モンゴロイド社会」「イネと鉄」「仏教と都城」「交易圏の拡大」「東洋と西洋」の5テーマ。国・福岡県・九州国立博物館設置促進財団が運営に連携など。建設費用は国50%,県40%,財団10%負担。
- 佐賀県
- 神埼町・三田川町・東脊振村の吉野ケ里遺跡(よしのがりいせき)「南墳丘墓」に埋葬主体なし。土器に鳥の骨や貝あり「祭壇」の可能性。佐賀県教育委員会3/16発表。高島忠平副教育長「中国古代都城の影響」。
▼時期は共同通信社が弥生中期前半,朝日新聞が中期中ごろとするが,須玖I式相当くらいなら,中国都城の影響というのは厳しいかも。ただし,実年代は各紙が前1世紀としている。
▼三田川町・東脊振村は2006年3月1日から吉野ヶ里町
▼神埼町は2006年3月20日から神埼市
1999年3月15日(月)
- 奈良県
- 明日香村・飛鳥池遺跡(あすかいけいせき)で「万葉ミュージアム(仮称)」建設予定地を4月以降全面発掘へ。柿本善也奈良県知事が3/15定例会見で明かす。管理研究棟予定地は未発掘だったが富本銭の炉跡群が伸びている可能性がある。「万葉ミュージアム」建設計画自体には変更なし。
▼奈良県高市郡明日香村 - 佐賀県
- 佐賀市・アバンセで3/20吉野ケ里遺跡(よしのがりいせき)全面保存会主催の講演会「田手川流域の弥生時代−丘の上のムラムラ」開催。講師は東脊振村教育委員会・久保伸洋氏。
▼東脊振村は2006年3月1日から吉野ヶ里町 - 鹿児島県・青森県
- 国分市で3/12「北の縄文三内丸山・南の縄文上野原文化交流フォーラム」開催。遺跡ボランティアの役割論ずる。
▼2005年11月7日から霧島市 - Sports
- 島根県立浜田高校,第71回選抜高校野球大会(センバツ)3/25開幕試合で東海大三高と。
1999年3月14日(日)
- 石川県
- 小松市・八日市地方遺跡(ようかいちじかたいせき)の縄文晩期(?)河川跡で「遠賀川式」の壺初めて発見。稲作農耕導入の拠点か。調査した小松市教育委員会「すでに弥生文化の本格的な導入や技術者の到来に向けて,計画的に集落を設け,準備が進められていたことも考えられる」。
▼八日市地方遺跡関連記事→1998年12月19日 - Internet
- う〜ん。真剣に読んじゃったなぁ。素敵なページの終わり方。
1999年3月13日(土)
- 群馬県
- 富岡市・群馬県立自然史博物館3/13-5/9第7回企画展「ネアンデルタール人の謎」。
- 石川県
- 金沢市・金沢城址(かなざわじょうし)の発掘調査(財団法人石川県埋蔵文化財センター)を奈良県立橿原考古学研究所・北垣聡一郎さんが3/12視察。北垣さん「石垣の復元は伝統技術で」。
▼財団法人石川県埋蔵文化財センターは2013年4月1日から公益財団法人石川県埋蔵文化財センター - 滋賀県
- 昨日当コーナーに載せた守山市・下之郷遺跡(しものごういせき)の熱帯ジャポニカ(弥生中期),溝と井戸からの出土品を佐藤洋一郎・静岡大学農学部助教授が鑑定。溝で熱帯種多く,やや新しい井戸で温帯種多い。守山市教育委員会「栽培の比重が移った」。昨日載せた「弥生人が意図的に多様なもの植えた」(やはり市教委)と整合性は?
- 熊本県
- 玉名市・柳町遺跡で集落の溝から小型倣製鏡の破片,土製模造鏡,ミニチュア土器40余点。古墳前期の祭祀。熊本県教育委員会3/12発表。3/13-14現地説明会。
- 鹿児島県
- 国分市・上野原遺跡(うえのはらいせき)整備の基本計画案。集落は盛土内の地下ドームに遺構をそのまま活かして展示。このほか,展示施設「南の縄文館(仮称)」「埋蔵文化財資料センター(仮称)」など。2001年度完了。3/12鹿児島県議会文教商工労働委員会で鹿児島県教育委員会が明らかに。
▼2005年11月7日から霧島市 - 沖縄県
- 佐敷(さしき)町・佐敷グスク(さしきぐすく)で20年ぶり発掘調査。佐敷町による遺跡分布調査の一環として池田栄史・琉球大学教授らの協力で試掘。尚巴志らが14世紀に築造。
▼2006年1月1日から南城市
1999年3月12日(金)
- 仙台市
- 仙建ビルで3/14まで「発掘この1年」。仙台城(せんだいじょう)本丸跡,富沢遺跡(とみざわいせき)など。仙台市教育委員会主催。
- 茨城県
- 友部町・五万堀古道(ごまんぼりこどう)は律令期(8-9世紀)古代官道。「東海道」(とうかいどう)か?幅約10mで直線的。総合流通センター建設に伴い財団法人茨城県教育財団が調査。3/13現地説明会。
▼2006年3月19日から笠間市 - 栃木県
- 国分寺町・下野国分尼寺跡(しもつけこくぶんにじあと)3/13現地説明会。今年度は南辺塀や南門等。栃木県立しもつけ風土記の丘資料館の近くらしいので,車がないと不便かな?栃木県文化振興事業団埋蔵文化財センター
▼栃木県下都賀郡国分寺町→2006年1月10日から下野市 - 富山県
- 小矢部市・桜町遺跡(さくらまちいせき)の出土木材の年輪を木村勝彦・福島大学助教授らが3/11調査。伐採年代特定できるか期待。
- 長野県
- 高森町歴史民俗資料館西側に「時の駅」建設中。埋蔵文化財の展示など。11月末オープン。[信濃毎日新聞]
- 静岡県
- 大東町・高天神城跡(たかてんじんじょうあと)「堂の尾曲輪」3/14現地見学会。大東町教育委員会調査し,16世紀後半の遺物出土。
▼2005年4月1日から掛川市 - 愛知県
- 大口町・小口城址公園が完成。発掘で出土した礎石・井戸跡を保存・展示。内堀一部復元。展示棟も。
▼愛知県丹羽郡大口町 - 滋賀県
- 守山市・下之郷遺跡(しものごういせき)の弥生中期の稲籾に,熱帯地域の焼畑に適したもの見つかる。DNA鑑定で。守山市教育委員会3/12発表「弥生人が意図的に多様なもの植えた」。
▼下之郷遺跡関連記事→1999年2月9日 - 京都市
- 中臣遺跡(なかとみいせき)で6世紀前葉(MT15型式)の古墳。主体部より百済土器の鳥足文甕。胴部と底部で叩き目異なり丸底らしい。財団法人京都市埋蔵文化財研究所3/11発表。3/13現地説明会。
▼MT15ころの山科で百済土器というと,もしや近江臣毛野あたりと関係か?京都府に限らず,6世紀前半の墳墓での百済土器の出土は珍しい。
▼財団法人京都市埋蔵文化財研究所は2013年10月から公益財団法人 - 兵庫県
- 氷上町・横田遺跡(よこたいせき)から弥生後期〜古墳前期の集落。丹波地方での弥生集落のまとまった調査は始めて。橋桁状杭列・木剣・木製農工具も出土。北近畿豊岡自動車道のトンネル建設に伴う調査。兵庫県教育委員会埋蔵文化財調査事務所3/11発表。3/13現地説明会。
▼2004年11月1日から丹波市
▼兵庫県教育委員会埋蔵文化財調査事務所は2007年4月1日から兵庫県立考古博物館 - 兵庫県
- 兵庫県教育委員会は県立考古博物館(仮称)の建設予定地を播磨町・大中遺跡(おおなかいせき)周辺に決定。播磨町が古代の体験ゾーンの各施設として誘致。財政難のため建設時期は未定。
- 奈良県
- 奈良市・平城京跡(へいじょうきょうあと)の溝から出土した純銀製帯先金具は「対葉花文」で初の出土。保存状態良好で輝き放つ。奈良時代(8世紀)。五位以上の高官が使用か。溝は西隆寺(さいりゅうじ)造営(767-)で埋められた道路側溝。奈良国立文化財研究所と奈良市教育委員会が3/11発表。3/13-4/18平城宮跡資料館で一般公開。
- 奈良県
- 奈良市・西隆寺境内跡(さいりゅうじけいだいあと)で銀製唐草文透彫の金具。帯先金具か?
- 奈良県
- 桜井市・吉備池廃寺(きびいけはいじ)の中門は金堂の南に所在か?伽藍配置変遷の手がかりに。近畿大学・大脇潔先生「法隆寺式定型化以前の変異か」。
▼吉備池廃寺関連記事→1998年12月9日 - 奈良県
- 桜井市・吉備池廃寺(きびいけはいじ)で西面と南面の回廊跡。南面回廊は塔・金堂の両基壇跡中軸線上で見つかったが,中門は確認できず。伽藍配置再検討へ。百済大寺か。奈良国立文化財研究所・桜井市教育委員会3/11発表。
- 和歌山県
- 御坊市・堅田遺跡(かただいせき)で弥生時代の大規模環濠集落発見,という記事は2/18に載せたが,どうやら木製農工具や外来系の土器(北部九州・河内・東海)なども出土しているらしい。また,未確認情報だが,松菊里型住居もあるような,ないような。集落面積は1-2万平米におよぶか。御坊市教育委員会の調査。
(和歌山県埋蔵文化財センターが調査している南部川村・徳蔵地区遺跡(とくぞうちくいせき)と競うかのように成果が報道されてますね(^^)。
▼2004年10月1日からみなべ町 - 島根県
- 大田(おおだ)市の三瓶小豆原埋没林(さんべあずきはらまいぼつりん)で3/10,2回目の一般公開。県知事・大田市長も。現地買い取り交渉ほぼ終了。今後水没させて保存し,6月以降調査再開。
- 高知県
- 南国市・財団法人高知県文化財団埋蔵文化財センターで情報管理システムの運用3/10開始。遺跡・遺物台帳や写真・実測図をデータベース化。当面は遺跡台帳・収蔵図書・報告書概要が公開。サーバへの接続は,モデムなら0888-80-6137,ISDNなら0888-80-6139。ユーザID「guest」,パスワードなし。URLはhttp://192.168.0.11。なんか会員制アダルトサイトみたい(^^;。
▼財団法人高知県文化財団埋蔵文化財センターは2012年4月1日から公益財団法人高知県文化財団埋蔵文化財センター - 福岡県
- 芦屋町営芦屋釜の里(天野米穀店さん運営のサイト)で砂鉄による芦屋釜の復元実験。3/13から。
- 佐賀県
- 東脊振村・松原遺跡(まつばらいせき)で環濠内に2つの内郭。土器型式より時期差を認定。東脊振村教育委員会が調査。佐賀県教育委員会(東脊振村の調査なのに,なぜ県教委?)が「式年遷宮の原型では?」と注目。県から変な「注目」されてもねぇ。
▼2006年3月1日から吉野ヶ里町 - 佐賀県
- 富士町で発見された縄文前期のカヤについて,現場近くを長岡信治・長崎大学助教授らが3/18-19調査へ。
▼2005年10月1日から佐賀市 - 佐賀県
- 大和町・大井手堰(おおいでせき)は慶長年間(1596-1615)築造と発掘調査により判明。通説は元和年間。穴太積みで築造。大和町教育委員会3/10発表。
▼2005年10月1日から佐賀市 - 鹿児島県
- 鹿児島市・魚見ヶ原遺跡(うおみがはらいせき)で弥生前期末の住居跡と籾圧痕土器。前期の住居跡は県内2例目。樟南高校グラウンド跡。
おやつMaster Copyright © OyatsuMastar 1998-2024. All rights reserved.