考古学のおやつ/NEWSLINK

2016年7月20日（水）

新潟県: 見附市・耳取遺跡で縄文晩期の集落。見附市教育委員会の調査。8/7現地説明会。[見附市]
▼耳取遺跡関連記事→2013年11月8日
岐阜県: 岐阜市・洞第2古墳群（ほらだい2こふんぐん）で新たに古墳2基を確認。岐阜県文化財保護センターの調査。[岐阜県文化財保護センター]
沖縄県: 名護市辺野古・キャンプ・シュワブ内の辺野古崎付近について，沖縄県教育委員会が「長崎兼久遺物散布地」として遺跡に認定。[琉球新報]
▼キャンプ・シュワブ関連記事→2016年1月22日
コーカサス地方: 西アジアで1万年前に家畜化したヤギが2000年後にコーカサス地方に持ち込まれていた。出土した骨のDNAから比較。[共同通信]
イスラエル: ベツサイダ（Bethsaida）でゲシェル王国（Geshur）・2700年前の厚さ6mの強固な城壁。[Haaretz]
▼ベツサイダ関連記事→2012年10月16日
UK（スコットランド）: アバディーン（Aberdeen）の15世紀の礼拝堂St Mary's Chapelの石の柱に固定された鉄の輪。1597年の大規模な魔女狩りに関連する可能性。[LiveScience]
▼アバディーンシャイア（Aberdeenshire）

2016年7月19日（火）

インド: ムンバイ（Mumbai）キンディパーダ（Khindipada）で3万年前の石器。[Deccan Herald]
USA: テキサス州（State of Texas）で16700年前の石器。[Western Digs]

2016年7月18日（月）

韓国: ソウル市江東区・岩寺洞新石器時代住居跡で，新石器時代と三国時代の住居跡を発見。新石器時代の5号住居跡から石組炉，2号住居跡からは玉製装身具出土。[聯合ニュース]
▼岩寺洞遺跡関連記事→2002年8月19日
UK（イングランド）: ウェスト・サセックス州（the county of West Sussex）チチェスター（Chichester）でローマ時代の道路と先史時代の農業システム。[Culture24]

2016年7月17日（日）

韓国: 全羅南道新安郡黒山面鎮里・无心寺跡（ムシンサあと）で建物跡，竪穴，統一新羅～高麗の遺物。青銅鐘や土器により統一新羅時代に創建されたことがわかる。全南文化財研究所の調査。[聯合ニュース]
▼无心寺跡関連記事→2009年7月3日
ブルガリア: ドブリチ州（Област Добрич；Oblast Dobrich）テルヴェル（Тервел；Tervel）Оногур（Onogur）のPalmatis砦で5世紀・初期キリスト教のバシリカ。異例に高いシントロノン（聖職者の席）を伴う。[Archaeology in Bulgaria]
メキシコ: クアウティトラン遺跡（Cuautitlan）で香炉発見。柄に蛇の神シウコアトル（Xiuhcoatl）を表す。メキシコ国立人類学歴史学研究所（Instituto Nacional de Antropología e Historia）の調査。[Ancient Origins]

2016年7月16日（土）

埼玉県: 蓮田市・黒浜貝塚の4号住協跡から縄文前期の魚の耳石100個以上出土。蓮田市教育委員会の調査。[東京新聞]
▼黒浜貝塚関連記事→2016年3月9日
インド: ムンバイ（Mumbai）の都市遺跡はこれまでの想定より古く，ポルトガル人の植民以前の12～13世紀にさかのぼる。[The Indian Express]
▼マハーラーシュトラ州（Maharashtra）
▼ムンバイ関連記事→2016年1月17日
ロシア: サレハルド（Салехард；Salekhard）ウスチ＝ポルイ（Усть-Полуй；Ust’-Polui）で2000年前の犬の墓。北極圏近くのシベリア。[LiveScience]
▼ウスチ＝ポルイ関連記事→2013年8月28日
ポーランド: マウォポルスカ県（Województwo małopolskie：Lesser Poland Voivodeship）マシュコビツェ（Maszkowice）Zyndramの丘で3500年前の石垣。[Nauka w Polsce]

2016年7月15日（金）

秋田県: 大館市・片貝遺跡（かたかいいせき）で915年の十和田火山噴火以前に廃絶した平安時代の竪穴住居跡など。秋田県埋蔵文化財センターの調査。8/6遺跡見学会。[秋田県埋蔵文化財センター]
▼片貝遺跡関連記事→2015年7月28日
中国: 山西省大同市大同県・村庄村遺跡で3万年前の打製石器と動物骨。[中国新聞]
キプロス（南）: ラルナカ（Λάρνακα；Larnaca）でローマ時代のモザイク。ヘラクレス（Ηρακλής；Hercules）を表す。[Agence France-Presse]
▼ラルナカ関連記事→2012年5月2日
UK（イングランド）: ケンブリッジシャー州（the county of Cambridgeshire）で青銅器時代・3000年前の織物。[Seeker]
UK（イングランド）: リンカーンシャー州（Lincolnshire）ハープスウェル（Harpswell）で中世の建物跡。[Lincolnshire Echo]
UK（スコットランド）: イースト・ロジアン（East Lothian）でアングロ・サクソン・7～9世紀の建物跡。[East Lothian Courier]
リビア: ガダミスの旧市街やキュレネ遺跡など，リビア国内の5件の世界文化遺産が危機遺産リストに追加されることに。[共同通信]

2016年7月14日（木）

滋賀県: 長浜市・塩津港遺跡（しおつこういせき）で2015年12月に出土した平安後期・12世紀前半の大型木造構造船の船板に，木の皮を加工して縄状に巻いた「マキハダ」。船板のひび割れを補修するために用いられたと推定。公益財団法人滋賀県文化財保護協会発表。[産経新聞]
▼塩津港遺跡関連記事→2015年12月10日
中国: 遼寧省本渓市・廟後山遺跡で50万年前の人類が用いた炉跡。[中国新聞網]
インド: アーンドラ・プラデーシュ州（Andhra Pradesh）グントゥール県（Guntur）Pondugulaの8世紀のヒンドゥー教の神殿で3世紀の仏教遺物。[India Live Today]
ロシア: バイカル湖畔で青銅器時代・グラスコフ文化（Глазковская культура；Glazkov culture）・5000年前の手をつなぐカップルの墓。[The Siberian Times]
フランス: ヴァンデ県（Vendée）で青銅器時代の建物跡。[la Nouvelle République]
▼ペイ・ド・ラ・ロワール地域圏（Pays de la Loire）
UK（イングランド）: リットルジー（Whittlesey）のマストファーム遺跡（Must Farm）で，火災で焼けた青銅器時代・3000年前の村。ケンブリッジ考古学ユニット（Cambridge Archaeological Unit）の調査。[AAAS]
▼ケンブリッジシャー州（the county of Cambridgeshire）ピーターバラ（Peterborough）

2016年7月13日（水）

岩手県: 一関市・八幡沖遺跡（はちまんおきいせき）で中世城館の堀跡。公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センターの調査。7/24現地説明会。[公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター]
愛知県: 設楽町・川向東貝津遺跡（かわむきひがしがいついせき）で，有舌尖頭器など出土。愛知県埋蔵文化財センターの調査。7/23地元説明会。[愛知県埋蔵文化財センター]
▼川向東貝津遺跡関連記事→2015年6月22日
奈良県: 明日香村・飛鳥京跡苑池（あすかきょうあとえんち）の水路跡で，7世紀後半の海老錠の雄金具。奈良県立橿原考古学研究所7/13発表。[共同通信]
▼飛鳥京跡苑池関連記事→2015年9月3日
熊本市: 中央区・熊本城の，熊本地震で崩落した石垣から，人形の線刻画。[西日本新聞]
キプロス: Άγιος Τύχωνας - Κλήμονας（Ayios Tychonas-Klimonas）の11000年前の集落で円形建物跡20棟以上。イヌやネコを飼ってイノシシ猟を行ったが土器は持たず。[The Associated Press]
ブルガリア: ハスコヴォ州（Област Хасково；Oblast Haskovo）ミネラルニ・バニ（Минерални бани；Mineralni Bani）アンゲル・ヴォイヴォダ（Ангел войвода；Angel Voyvoda）のHasaraで青銅器時代末～鉄器時代初め・紀元前1200年～前900年のトラキアの神殿と，ローマ時代の砦。[Archaeology in Bulgaria]
ブルガリア: プロヴディフ（Пловдив；Plovdiv）の古代フィリッポポリス（Φιλιππόπολις；Philipopolis）にある5世紀のバシリカから，9本の巨大な大理石の柱。[Archaeology in Bulgaria]
▼プロヴディフ州（Област Пловдив；Plovdiv Province）
フランス: ブルターニュ地域圏（Région Bretagne）エルゲ＝ガベリック（Ergué-Gabéric）で中石器時代から中世までの遺跡。国立予防考古学研究所（INRAP: Institut national de recherches archéologiques préventives）の調査。[INRAP: Institut national de recherches archéologiques préventives]
▼ブルターニュ地域圏（Région Bretagne）フィニステール県（Finistère）
UK（イングランド）: キングストン・アポン・ハル（Kingston upon Hull）の旧市街で17世紀の建物跡。[Hull Daily Mail]
▼イースト・ライディング・オブ・ヨークシャー（East Riding of Yorkshire）

2016年7月12日（火）

宮崎県: えびの市・島内地下式横穴墓群（しまうちちかしきよこあなぼぐん）139号墓で出土した鍛冶工具に銀象眼で波状の文様。元興寺文化財研究所などの調査。[毎日新聞]
▼島内地下式横穴墓群関連記事→2015年1月19日
韓国: 全羅北道益山市王宮面・帝釈寺跡の廃棄遺構で百済時代の悪鬼像。国立扶余文化財研究所の調査。[聯合ニュース]
▼帝釈寺跡関連記事→2009年10月29日
ブルガリア: ペトリチ（Петрич；Petrich）古代都市ヘラクレア・シンティカ（Ηράκλεια Σιντική；Heraclea Sintica）でローマ時代・3世紀のバシリカの近くからローマ時代の噴水。[Archaeology in Bulgaria]
▼ブラゴエヴグラト州（Област Благоевград；Oblast Blagoevgrad）
▼ヘラクレア・シンティカ関連記事→2016年6月28日
ドイツ: テューリンゲン州（Freistaat Thüringen）イェーナ（Jena）とビュルゲル（Bürgel）間で石器時代・紀元前6000年の村。石斧など出土。[Thüringer Allgemeine]
ドイツ: ヘッセン州（Land Hessen）・ギーセン郡（Gießen）リヒ（Lich）で中世・11～12世紀の集落跡。[Deutsche Presse-Agentur]
フランス: マイエンヌ県（Mayenne）ジュブラン（Jublains）でローマ時代・2～3世紀のフレスコ画。[France Bleu]
▼ペイ・ド・ラ・ロワール地域圏（Pays de la Loire）
UK（イングランド）: ノーサンバーランド州（the county of Northumberland）リンディスファーン島（Lindisfarne）で1300年前の聖カスバート（St Cuthbert）の塔の可能性のある建物跡。[Berwick Advertiser]
▼リンディスファーン島関連記事→2016年7月6日
UK（イングランド）: アンストン（Anston）Anston Stonesで数千年前の土器やフリント。ダラム大学（Durham University）の調査。[Worksop Guardian]
▼サウス・ヨークシャー州（South Yorkshire）
UK（スコットランド）: パース・アンド・キンロス州（Perth and Kinross）パースシャー（Perthshire）ダンニング（Dunning）で中石器時代・10000年前の竪穴など。スコットランド最古の農耕の証拠。それ以前の狩猟採集民の遺跡や，新石器時代・6000年前の土器も。グラスゴー大学（University of Glasgow）の調査。[The Courier]
ブラジル: オマキザル（capuchin monkey）はカシューナッツを割るために石のハンマーと台石を用いる。この行為が700年前にさかのぼることが判明。ナッツから出る液体で石が変色することで用途を推定し、土壌の放射性炭素で年代測定。アフリカ以外では、サルが道具を用いた最古の証拠。従来の研究はヒトに焦点を当てるばかりで、類人猿の間で道具使用がどのように発展してきたかは見過ごされてきた。[BBC]

2016年7月11日（月）

ブルガリア: ブルガス州（Област Бургас；Oblast Burgas）ソゾポル（Созопол；Sozopol）の古代アポロニア・ポンティカ（Ἀπολλωνία ἡ Ποντική；Apollonia Pontica）にあるアポロンの神殿近くで2600年前の青銅製の鏃の形をしたコイン。[Archaeology in Bulgaria]
▼アポロニア・ポンティカ関連記事→2015年11月10日
イタリア: ローマ（Roma；Rome）のカザール・ベルノッキ（Casal Bernocchi）でローマ時代・1～4世紀の浴場と墳墓。[The Local Italy]
デンマーク: シェラン島（Sjælland；Zealand）ヴォーデンボー（Vordingborg）はデンマーク王ヴァルデマー1世（Valdemar den Store；King Valdemar the Great）の治世・12世紀に築城，その長子クヌーズ6世（Knud Valdemarsøn；King Canute VI）の時に防御を強化する工事が行われていたことがわかる。彼の治世に当たる1189～90年，1195年，1198～99年の木材が発見される。[The Local]

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