BMW E30 M3 ECU(DME) room
                                                                                                 更新日:令和2年4月30日

ツール

【エンジンシミュレータ:自作】

 
  • AirFlow、水温、吸気温、大気圧はボリュームで模擬する。
  • 2種類のタイミング信号(TDC、SPEED)は、ボリュームで周波数を変えられる発信器の信号を、トランスを介して出力する。
  • O2信号は、ボリュームでデューティ比を変えられる発信器の信号を出力する。
  • スロットルポジションセンサーは2個のスイッチで代用する。
  • エアコンコンプレサーON/OFF及び燃料種類設定(PIN10)もスイッチで代用する。
  • 燃料ポンプ信号、パージバルブ信号、燃料消費信号(FUEL RATE)、アイドルコントロールバルブ(ICV)信号、燃料噴射信号、点火信号をLEDで表示する。

<始動不良など点火系に問題がある場合の点灯例>

 

ECUモニター:自作

ルネサスH8Sの評価ボードをベースに、ECUのモニタ機能を持たせた

  • H8SのシリアルラインとECUのシリアルラインのレベル変換が出来る。
  • ECUから取り込んだデータをパソコンに出力できる。
  • 20桁×4行の液晶で文字表示が出来る。
  • 5Vのメータでアナログ表示が出来る。
  • 8素子×5個のLEDバーグラフでデジタル表示が出来る。
  • 表示例のLEDバーグラフは、16素子、16素子、8素子に分けて、3種類のデータを表示している。(分割の仕方は変更できる)
  • 夜間走行時を考慮して、メータに豆球を組み込みLEDと一緒に、ディマー調整も出来る。
  • 液晶に表示しているセンサデータの内、AirFlow、電源電圧及び空燃比の値は、校正をしてあるが、大気圧、吸気温度及び水温の値は校正していないので目安である。
  • 液晶には、O2を含むセンサデータ以外に回転数、燃料噴射時間を表示できる。
  • ECUコンバータの代わりに使用できる。(上位互換)

ECUのモニタ機能以外に、次の機能も付加している

  • 組み込んでいる三次元(XYZ)加速度計(半導体)の値を表示出来る。
  • M3の車速パルスを取り込み、移動距離を表示できる。
  • 温度測定の為、外付けサーミスタの信号を入力できる。
  • PCMCIAカードのハードウェアインターフェイスを持っている。(ソフトは不十分)

【ECUコンバータ:自作】

ルネサスH8ボードをベースに、次の機能を持たせた

  • H8のシリアルラインとECUのシリアルラインのレベル変換が出来る。
  • ECUから取り込んだデータをパソコンに出力できる。
  • 表示は、電源投入で点灯し、データ出力で点滅するLEDのみがある。
  • 処理しているアナログ入力データの値は、ECUモニターと同等に校正していない目安のものがある。

ECUのモニタ機能以外に、次の機能も付加している

  • 組み込んでいる三次元(XYZ)加速度計(半導体)の値を出力出来る。
  • M3の車速パルスを取り込み、車速を表示できる。(予定)

【Windowsプログラム:M3Analyzer】

実際には、仕事先で計測用の市販プログラムを企画開発した時に、M3のECUデータを取り込み表示できる仕組み(ドライバプログラム)を組み込んだもので、その部分(ドライバプログラム)は市販していない。

  • GNSS(GPS)、可視カメラ、ECUモニター又はECUコンバータをパソコンに接続する。
  • GNSS(GPS))データは、時刻、緯度、経度、方位、速度、高度、測距状態、受信衛星数及びPDOPが取り込める。
  • ECUデータは、AirFlow、電源電圧、水温、吸気温、大気圧、スロットルポジションセンサー
    純正O2センサー、リニアO2センサー、回転数、燃料噴射時間、燃料噴射増量時間が取り込める。
  • ECUデータは、ECUモニター又はECUコンバータから入手しているが、水温、吸気温、大気圧の値は校正されていない為、目安である。
  • 表示するデータやレイアウトは、自由にカスタマイズできる。
  • 可視カメラからビデオ信号を入力できない時間がタイムアウト時間を越えると、それ以降ビデオ信号を取り込まなくなる。

【空燃比計】

         
  • LM2(グリッド製)
  • ワイドバンドUEGOリニアO2センサー
  • アナログ入力も可能なので、回転数、AirFlow、水温、吸気温、大気圧を取得する為、ECUに配線を追加している。
  • 運転中にメータで空燃比を視認できる。
  • LM2の液晶とメータに表示される空燃比の値は、校正されているので正確であるが、ECUモニターなどに表示している空燃比は、LM2のアナログ出力をECUのA/Dで取り込み処理しており校正が不十分なので、LM2に表示される値と異なる可能性がある。

【可視カメラ】

  • VX6000(Microsoft製)
  • USB Webカメラ
  • トンネルを抜け出た場合などで明るさが大きく変わると、オートアイリスの処理が遅い為か、数秒間ビデオ信号を出力しなくなる模様。

【GNSS(GPS)】

 
  • GR-5013U(Navisys製)
  • GPS(アメリカ)/QZSS(みちびき)/GLONASS(ロシア)/SBAS対応
  • SBASは測位衛星の誤差補正情報や不具合情報を提供するシステムで、日本では静止衛星のひまわりから送信されており、この信号で補正することにより測距精度が良くなる。
  • GNSS(Global Navigation Satellite System / 全球測位衛星システム)は、GPS、GLONASS、Galileo、準天頂衛星(QZSS)等の衛星測位システムの総称である。
  • データムはWGS84である。

【ノックセンサー&アナライザー】

  
  • DK1s(グリッド製)
  • ノッキングを検出する為のユニットで、ノックセンサーはエンジンに取り付けてあるがアナライザーに入力する点火パルスの極性が逆のようで、ノッキングレベルが正常に表示できていない。

【ドライブレコーダ】

  
  • KNA-DR350(KENWOOD製)
  • 可視画像、GPSデータ及び加速度データを最大5分毎にファイルに記録できる。

<KNA-DR350に記録されたGPSデータと加速度データをM3Analyzerで表示>

【ROMエミュレータ】

  • EeRom-8U(EE TOOLS製)
  • ECUのプログラムを変更する時、ROM焼きしなくてもBIN/HEXファイルをロードすることによりROMの代わりとなる。

【ミックスドドメインオシロスコープ】

  • MOD3012(テクトロニクス製)
  • 多機能オシロスコープで、画面はスペアナモードで0~2GHzまでを表示している。

【赤外線サーモグラフィー:借用】

     

一時的に借用したもの。

  • TH9100、F30(日本アビオニクス製:販売終了している)
  • ECU比較とFUSE-BOXの発熱状況確認で使用した。