2026年8月20日(木)
- 仙台市
- 若林区・陸奥国分寺跡(むつこくぶんじあと)で、火災で焼失したとみられる掘立柱建物跡2棟。奈良時代の創建当時の施設か。仙台市教育委員会の調査。8/24-25一般公開。[河北新報]
▼陸奥国分寺跡関連記事→2026年7月30日 - 島根県
- 松江市・井上古墳群で、2号墳、3号墳はいずれも古墳時代前期の方墳と確認。島根県埋蔵文化財調査センターの調査。8/22現地説明会。
▶113 古墳時代前期の古墳を発見[島根県] - 長崎県
- 松浦市・鷹島海底遺跡(たかしまかいていいせき)で、矢の一部を発見。元に滅ぼされた南宋のものとみられる。[NHK]
▼鷹島海底遺跡関連記事→2024年10月11日 - 沖縄県
- 宮古島沖の海底で、沈没船を確認。日本海軍の敷設艇「燕」の可能性。[琉球新報]
2026年8月19日(水)
- ウクライナ
- クリミア自治共和国のスタールイ・クリム(Старий Крим;Staryi Krym)にあるソルハト遺跡(Solkhat)で、ロシア(クリミアを実効支配)のエルミタージュ美術館(Государственный Эрмитаж;State Hermitage Museum)関係者らが行っている遺跡発掘は、文化遺産に対する戦争犯罪に当たるとして、ウクライナの検察当局が捜査を開始。[ARTnews JAPAN]
2026年8月18日(火)
- 滋賀県
- 草津市教育委員会の課長補佐級の職員が、虚偽の書類作成や報告をし、委託料を支払ったなどとして懲戒処分。2021年度発注の展示に関する委託業務で資料提供が間に合わず、契約期間内で完了のめどが立たなかったことから、成果物未納のまま部下に虚偽の完了検査と検査調書の作成を指示。業者へ約98万円の委託料を支払った。業者の指摘で発覚。内部調査で過去にも同様の不正や、発掘・試掘調査実施後に滋賀県などに送付すべき報告書類の未処理が計54件。[京都新聞]
- インドネシア
- マルク諸島(Kepulauan Maluku)のウェタル島(Pulau Wetar)で、4000年前の太陽光線を模した絵を描いた石板。この地域の新石器時代の土器よりさかのぼる。オーストロネシアの拡散経路にあり、オーストロネシア絵画伝統(Austronesian Painting Tradition)の伝播を示す。
▶ Sue O’Connor, Shimona Kealy, Hendri A. F. Kaharudin, Emily Nutman, Lucas Wattimena, Muhammad Lanang Adiyatma, Devi Mustika Sari, Yuni Suniarti, Mahirta, Marlon N. R. Ririmasse, Sofia C. Samper Carro, and Ceri Shipton (2026) 4000-year-old painted plaque from Southeast Indonesia reveals Austronesian Painting Tradition preceded Neolithic pottery. Proceedings of the National Academy of Sciences, 123 (34) e2611580123. - イスラエル
- エル・ワド・テラス遺跡(El-Wad Terrace)で出土した、ナトゥーフ文化(Natufian)のトカゲやヘビなどの有隣目の遺体を分析。3000年にわたってを解体、摂取。初期の定住民が爬虫類を利用を発達させた。
▶ Ma’ayan Lev, Mina Weinstein-Evron, and Reuven Yeshurun (2026) Three millennia of lizard and snake consumption by Natufian foragers. Proceedings of the National Academy of Sciences, 123 (35) e2609354123.
▼エル・ワド・テラス遺跡関連記事→2026年5月27日
2026年8月17日(月)
- 長野県
- 飯田市・正泉寺遺跡(しょうせんじいせき)で、縄文時代から奈良・平安時代の遺構や遺物。長野県埋蔵文化財センターの調査。8/22現地説明会。<br />▶ 飯田市正泉寺遺跡の現地説明会を8月22日(土)に開催します。 [長野県埋蔵文化財センター]
▼正泉寺遺跡関連記事→2025年10月17日 - 熊本県
- 地震後の復旧工事に伴って貴重な資料や美術品がなくなったり、傷ついたりしないよう、熊本県が文化財レスキューを進める。[NHK]
- 日本
- 7万冊の古い和本を調査し、100部を超える和本の表紙に漉き込まれた毛髪を分析。17世紀中ごろ〜19世紀末の都市庶民の食生活は質素であったが、250年間の間にコメを中心とするC3作物と海産魚への傾斜が進み、ミネラルの摂取は現代人より多い。
▶江戸時代から明治時代の都市庶民の食生活は、質素ながらミネラル豊富! [龍谷大学]
▶ Atsushi Maruyama, Shota Kuwaki, Shuntaro Kimura, Yuki Sanada, Masakazu Oikawa, Shoji Futatsukawa, Yukihiro Kohmatsu & Atsushi Iriguchi (2026) Book-embedded hair reveals mineral-rich diets among urban commoners in early modern to modern Japan. Scientific Reports, 16, 23469. - 中国
- 山西省の北魏・平城時代の墓地から出土した象嵌ガラス施釉陶器4点を分析。象嵌されたナトリウム・アルミニウム系ガラスは、インド・太平洋地域から交易で得たビーズを再溶解して作ったと推定。象嵌のデザインはサーサーン朝の金属器の要素。[中国新聞網]
2026年8月16日(日)
- 秋田県
- 秋田県内の戦争遺跡のうち6割超で、市町村が管理者を把握できていない。[秋田魁新報]
- タジキスタン
- ハトロン州(Хатлон;Khatlon Province)アブラフマニ・ジョミ(Абдурахмана Джами;Abdurahmoni Jomi)のサイヨド遺跡(Sayyod)で、クシャーン朝・2000年前の土製印章。バクトリア語の銘文を記す。[Arkeonews]
- ロシア
- スーズダリ(Суздаль;Suzdal)のグネズディロヴォ墓地(Гнездилово;Gnezdilovo)で、10世紀の墓室墓。エリート層の存在を示す。地下に3.1m×2.7mの木製の構築物を設置。9世紀末に始まるルーシの墓制。[Heritage Daily]
2026年8月15日(土)
- 石川県
- 七尾市・七尾城跡(ななおじょうせき)の、これまで存在が確認されていなかった測量図を、石川県志賀町の納屋から発見。地租改正前に作成されたものとみられる。[共同通信]
▼七尾城跡関連記事→2024年1月10日 - 静岡市
- 清水区・尾羽廃寺跡(おばねはいじあと)で、奈良時代の郡衙の正倉跡。基壇の上に築く。[朝日新聞]
▼尾羽廃寺跡関連記事→2020年1月7日 - 静岡県
- 島田市・旧相賀小学校の校舎が、島田市埋蔵文化財センターに改装。[朝日新聞]
- 三重県
- 多気郡明和町・斎宮跡(さいくうあと:第213次調査)の奈良時代の区画から、過去最大の柱穴4基。飛鳥京跡や平城京跡などで確認されている宮殿建物と同等の規模。奈良時代の斎王の宮殿跡の可能性。斎宮歴史博物館の調査。8/22現地説明会。
▶ 史跡斎宮跡での斎王の宮殿と考えられる建物跡の発見と現地説明会の開催について[三重県]
▼斎宮跡関連記事→2026年1月24日 - パラオ
- ペリリュー島の集団埋葬地での日本兵の遺骨収集で、考古學の方法を活用。[産経新聞]
- トルコ
- スィヴァス県(Sivas)シャルクシュラ郡(Şarkışla)のKale Höyük遺跡で、ヒッタイト、ローマ、ビザンツ帝国、セルジューク朝、オスマン朝にわたる居住の痕跡。[Türkiye Today]
- オーストリア
- ウィーン(Wien)郊外のハーゼンライテンガッセ(Hasenleitengasse)でmローマ時代・1〜2世紀の集団墓。戦死者とみられる18歳〜35歳の男性129人以上を葬るが、多くの被葬者が鼠径部に負傷。しかし、この地域での戦闘は知られていない。DNA分析の結果、被葬者の出自は多様。ローマ時代のパンノニア属州(Pannonia)ウィンドボナ(Vindobona)に当たる。[LiveScience]
- フランス
- ノルマンディー地域圏(Normandie)マンシュ県(Manche)ユルヴィル=ナックヴィル(Urville-Nacqueville)で、鉄器時代・ラ・テーヌ文化・紀元前120年〜前80年のガリア人女性の墓に木製のブーメラン形の狩猟具。[Arkeonews]
▼ユルヴィル=ナックヴィル関連記事→2011年4月28日 - 英王室属領ガーンジー
- ヴェイル教区(Vale)にある6000年前のDéhus Dolmenの石室は、古代人のカレンダーとして利用された可能性。[BBC]
- スウェーデン
- ゴットランド島(Gotland)のヴィスビュー(Visby)で出土した、1361年7月のヴィスビューの戦いで志望した兵士の頭蓋骨にあいた四角形の孔は、スパイクつきの棍棒による打撃。デンマーク王ヴァルデマー4世(Valdemar IV)がハンザ都市ヴィスビューを略奪しようとした戦い。[LiveScience]
- デンマーク
- ユトランド半島の先史時代・紀元前4600年〜前1年の土器様式について、ヒトがどの部分に目を向けるかのアイトラッキング実験。中部ドイツの土器の場合と同様の推移を示しており、広域的な相互作用を示唆。土器の装飾への視覚的な関心が薄れる時期は、金属製品の重要性が増す。
▶ Lizzie Scholtus, Bruno Vindrola-Padrós, Niels Nørkjær Johannsen & Johannes Müller (2026) Prehistoric pottery styles of the Jutland Peninsula and their effect on human attention. Humanities and Social Sciences Communications. - エジプト
- エル・カンタラ(El Qantara)にあるテル・アブーセイフィ遺跡(Tell Abu Seify)で出土したリンテルに、ラメセス2世を表わす称号と、失われた都市マスン(Masn)にかかわる銘文。ホルスの軍用道路に関する手がかり。また、プトレマイオス朝とローマ時代の石畳の道路。[Ahram Online]
2026年8月14日(金)
- 中国
- 北京市・大葆台西漢墓遺跡(大葆台西汉墓遗址:Dabaotai)の1号墓の構造的な安定性をシミュレーション。築造当初には全体的な安定性を保っており、漢代の知見を反映。しかし木製構築物は側方抵抗力が弱く、転倒しやすい。
▶ Zigeng Diao & Kejia Huang (2026) Structural stability analysis of the Han Dynasty tomb at Dabaotai, Beijing using FLAC3D. npj Heritage Science. - ロシア
- ダゲスタン共和国、デルベント(Дербент;Derbent)のナリン・カラ要塞(Нарын-кала;Naryn-Kala)で、13世紀のアヴァール・ヌツァル国(Авар нуцаллъи)の硬貨。君主スラカ(Суракъат;Suraka)の息子バイール(Bayar)に関連。[Arkeonews]
▼ナリン・カラ要塞関連記事→2019年7月11日
2026年8月13日(木)
- トルコ
- シャンルウルファ県(Şanlıurfa)・ギョベクリ・テペ遺跡(Göbekli Tepe)で、紀元前9千年紀の長方形の建物遺構。[Anatolian Archaeology]
- ボツワナ
- ボツワナ東部のボスツウェ遺跡(Bosutswe)、フブ・ラ・ディントシャ遺跡(Khubu la Dintša)、ロセ遺跡(Lose)で出土した銅や錫の由来を研究するため、化学分析と鉛・錫の同位体分析。銅の産地は幅広いが、錫の産地は1か所。長距離交易の証拠。また、ボスツウェ遺跡の青銅は13世紀に出現しており、南アフリカ北部の政治的中心地であるマプングブエ(Mapungubwe)での出現と同時期。
▶ Jay Stephens, Carla Klehm, Phillip Segadika & David Killick (2026) Isotopic and chemical evidence for long-distance trade of copper and tin into east-central Botswana, c. cal. AD 800-1650. Azania: Archaeological Research in Africa.
2026年8月12日(水)
- トルコ
- カフラマンマラシュ県(Kahramanmaraş il)のドムズテペ遺跡(Domuztepe Höyük)で、紀元前9000年にさかのぼる遺構。[Türkiye Today]
▼ドムズテペ遺跡関連記事→2024年9月18日 - トルコ
- アイドゥン県(Aydın il)スルタンヒサール郡(Sultanhisar)の古代都市ニュサ(Νύσα;Nysa)で、後期ローマ時代・4世紀の浴場跡。旅行者がニュサに入る前に身を清めた場所。[Türkiye Today]
▼ニュサ関連記事→2025年12月22日 - ウクライナ
- ポルタヴァ州(Полтавська область;Poltava Oblast)ビルスク(Більськ;Bilsk)で、小さな穴の中にモンゴル支配後の14世紀の銅貨118枚。小さな袋に入れて隠匿したか。[UA News]
▼ビルスク関連記事→2022年8月30日 - エジプト
- バハレイヤオアシス(Bahariya Oasis)のSheikh Sobi遺跡で、後期王朝時代からローマ時代まで、時代の異なる3基の墓。ミイラや棺、副葬品など出土。[Ahram Online]
- 考古学研究会
- ▶ 災害等で被害を受けた会員の会費免除及び会誌再配布について[考古学研究会]
2026年8月11日(火)
- トルコ
- ハットゥシャ遺跡(Ḫattuša;Hattusha)で、2300年前の石室墓から完全な人骨。[Anatolian Archaeology]
▼ハットゥシャ遺跡関連記事→2025年1月14日 - トルコ
- コンヤ(Konya)で、ルーム・セルジューク朝(Anatolian Seljuk Sultanate)の都城壁や門、塔を発掘。スルタン・アラーウッディーン・カイクバード1世(Alaeddin Keykubad I)が1221年に建設。[Anatolian Archaeology]
- トルコ
- ムシュ県(Muş ili)メスジドリ村(Mescidli)のデヴ・カレ遺跡(Dev Kale)で、前期ウラルトゥの12万平方メートルに及ぶ砦。ムシュ県内最大の砦。ウラルトゥ王国の西方拡大に関連したルート上に立地。[Türkiye Today]
- トルコ
- マニサ県(Manisa ili)サリフリ郡(Salihli)の古代都市サルディス(Σάρδεις;Sardis)で、リュディア王国(Λυδία;Lydia)・2500年前の住居跡から、パン、土器、日用品など。ハカーマニシュ朝(アケメネス朝)との戦いのため住居ごと放棄したか。サルディスはリュディア王国の都で、硬貨が発明された場所。[Türkiye Today]
▼サルディス関連記事→2026年8月3日 - トルコ
- アンカラ県(Ankara ili)ポラトル(Polatlı)のゴルディオン遺跡(Γόρδιον;Gordion)にあるミダスの古墳(Midas Mound Tumulus)は、フリュギア(Φρυγία;Phrygia)のミダス王のものではなく、その父ゴルディアス(Γορδίας;Gordias)の墓と推定。直径300m、高さ53m。[Hürriyet Daily News]
▼ゴルディオン関連記事→2025年6月4日 - トルコ
- アンカラ県(Ankara ili)ポラトル(Polatlı)のゴルディオン遺跡(Γόρδιον;Gordion)で放火した疑いで男を逮捕。[Türkiye Today]
- イタリア
- ヴィテルボ県(Provincia di Viterbo)ボルセーナ湖(Bolsena)の水没集落グラン・カッロ・ディ・ボルセーナ(Gran Carro di Bolsena)で、後期青銅器時代の・3000年前の土器。この集落がプロト・ヴィッラノーヴァ文化(Proto-Villanovan culture )にさかのぼることを示す。また、前期鉄器時代・ヴィッラノーヴァ文化(Villanovan culture)のスペルトコムギの種子。木材や繊維製品も出土。[Heritage Daily]
- UK(イングランド)
- ワイト島(the Isle of Wight)沖のイギリス海峡(English Channel)で、英国海軍の駆逐艦タイガー号(HMS Tiger)の船体を1908年に訓練中の事故で沈没して以来以来118年ぶりに確認。[Heritage Daily]
- エジプト
- 北シナイ県(North Sinai Governorate)のアシラ遺跡(Asila)で、巡礼路沿いにマムルーク港のものとみられえるキャラバンサライ跡。[Ahram Online]
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