2025年8月10日(日)
- 石川県
- 金沢市・松根城跡(まつねじょうあと)付近の斜面で土砂が10mにわたり崩れ、城跡につながる富山県小矢部市内山の市道も土砂でふさがる。[富山新聞]
▼松根城跡関連記事→2023年10月11日 - フィンランド
- ラップランド(Lapland)のケミ市(Kemi)で民族移動時代・475〜550年の銅製鍍金ブローチ。動物文で複雑に飾り、高位の人物の所持品であることを示す。フィンランドで類例なし。[Heritage Daily]
2025年8月9日(土)
- ポーランド
- ポモージェ県(Województwo pomorskie)コチェヴィエ(Kociewie)で、後期青銅器時代・紀元前9〜前8世紀のブレスレット。[Nauka w Polsce]
- ドイツ
- ベルリン(Berlin)のミッテ地区(Mitte)にあるモルケンマルクト(Molkenmarkt)で、中世の土坑から13世紀のデナリウス硬貨5枚と半デナリウス硬貨1枚。
▶ Seltener Münzschatzfund aus dem 13. Jahrhundert am Molkenmarkt in Berlin [Archaeologie Online] - ラトビア
- ヴァルミエラ市(Valmieras novads)のスカニュカルネ丘塞(Skaņkalne)で、青銅器時代の集落と、新石器時代の遺物。以前は後期鉄器時代・10〜12世紀の遺跡と考えられていた。[Arkeonews]
- UK(イングランド)
- グロスターシャー州(the county of Gloucestershire)コッツウォルド地区(Cotswold District)のサーニー・ウィック(Cerney Wick)で、ネアンデルタール人の石器やマンモスの頭骨・牙など。[BBC]
2025年8月8日(金)
- 青森県
- 南部町・相内野牧跡(あいないのまきあと)で、周囲約8.3キロにわたって土塁や堀跡。江戸時代の南部藩営牧跡の一つ。東北学院大学の調査。[東奥日報]
- 千葉県
- 六通貝塚(ろくつうかいづか;Rokutsu Shell Mound)から出土した縄文時代晩期・2895年前〜2750年前(cal BP)のニホンジカ(Cervus nippon;Japanese deer)とイノシシ(Sus scrofa;wild boar)の四肢骨の割れ方を分析。貝塚内で焼いたのちに割られたと推定。民族誌的な研究とも照合し、縄文時代には同様に動物が解体されたと推定。
▶ Rikuo Sakuraba (2025) Butchery techniques during the Final Jomon Period (ca. 2900-2700 cal BP) in Japan: A fracture analysis of limb bones of Cervus nippon and Sus scrofa. Journal of Archaeological Science: Reports, Volume 66, October 2025, 105343. - 鳥取県
- 日野郡日野町・都合山たたら跡(つごうやまたたらあと)で、江戸後期と思われる製鉄炉の地下構造の一部を確認。日野町教育委員会の調査。8/17現地説明会。
▶ 都合山たたら跡発掘調査現地説明会の開催について [日野町] - イスラエル
- エル・アフワット遺跡(El-ahwat)の鉄器時代1期の銅や青銅のスラグを分析。スクラップを再溶解したのではなく、銅と錫の一次合金化が行われていた。鉛同位体分析、化学組成、微細構造からみて、ファイナーン地域(Faynan)やティムナ渓谷(Timna)の鉱石を利用。
▶ Tzilla Eshel, Yoav Bornstein, Gal Bermatov-Paz, Shay Bar (2025) First evidence of bronze production in the Iron Age I southern Levant: A direct link to the Arabah copper polity. PLOS ONE, 20(8): e0329175.
▼エル・アフワット遺跡関連記事→2010年7月1日 - トルコ
- ヨズガト県(Yozgat il)のウシャクル・ヒュユク遺跡(Uşaklı Höyük)で、ヒッタイト時代・紀元前2千年紀後半の祭祀用とみられる円形建物跡から、嬰児の遺体。[Anatolian Archaeology]ウシャクル・ヒュユク遺跡(Uşaklı Höyük)で、
- ブルガリア
- ペルペリコン遺跡(Перперикон;Perperikon)で、中世・13〜14世紀の集落跡。投石器で用いたとみられる石弾出土。[Novinite]
▼ペルペリコン遺跡関連記事→2024年9月5日 - スペイン
- エル=ミラドール洞窟(Cueva del Mirador)で出土した新石器時代・5600年前の7歳〜50歳以上の家族とみられる人骨11人分以上に食人の痕跡。カットマークや噛み跡、骨髄を取り出すために骨をへし折った跡、煮沸の跡など。集団暴力により短期間に起こった出来事。[LiveScience]
▶ Palmira Saladié, Francesc Marginedas, Juan Ignacio Morales, Josep María Vergès, Ethel Allué, Isabel Expósito, Marina Lozano, Patricia Martín, Javier Iglesias-Bexiga, Marta Fontanals, Roser Marsal, Raquel Hernando, Aitor Burguet-Coca & Antonio Rodríguez-Hidalgo (2025) Evidence of neolithic cannibalism among farming communities at El Mirador cave, Sierra de Atapuerca, Spain. Scientific Reports, volume 15, Article number: 26648.
▼エル=ミラドール洞窟関連記事→2023年8月7日
2025年8月7日(木)
- 韓国
- 慶尚南道 咸安郡・城山山城(성산산성;ソンサンさんじょう)で、敷葉工法の跡から新たに木簡2枚。新羅時代・6世紀中ごろに何者かを処罰し、上役に報告した文書と判明。ハイパースペクトルイメージング技術を利用し判読。[聯合ニュース]
▶咸安城山山城で新羅の地方行政に関わる木簡資料を確認
▼城山山城関連記事→2017年1月4日 - インドネシア
- スラウェシ島(Sulawesi)のチャリオ遺跡(Calio)での石器が出土した地層の古地磁気年代や、歯のウラン年代測定、電子スピン共鳴法に148万年前〜104万年前。
▶ Budianto Hakim, Unggul Prasetyo Wibowo, Gerrit D. van den Bergh, Dida Yurnaldi, Renaud Joannes-Boyau, Akin Duli, Suryatman, Ratno Sardi, Indah Asikin Nurani, Mika Rizki Puspaningrum, Irfan Mahmud, Afdalah Haris, Khairun Al Anshari, Andi Muhammad Saiful, P. Arman Bungaran, Shinatria Adhityatama, Putra Hudlinas Muhammad, Anwar Akib, Nani Somba, Fakhri, Basran Burhan, Zubair Mas’ud, Mark W. Moore, Yinika L. Perston, Wenjing Yu, Maxime Aubert & Adam Brumm (2025) Hominins on Sulawesi during the Early Pleistocene. Nature. - ブルガリア
- トポロヴグラト(Тополовград;Topolovgrad)のカピタン・ペトコ・ヴォイヴォダ村(Капитан Петко войвода;Kapitan Petko Voivoda)で、ヘレニズム時代・紀元前2世紀のトラキア人戦士の墓。軍馬、鍍銀された花環などを副葬。[Heritage Daily]
▼ハスコヴォ州(Област Хасково;Oblast Haskovo) - ブルガリア
- 古代都市ヘラクレア・シンティカ(Ηράκλεια Σιντική;Heraclea Sintica)のフォルムで、4世紀末の地震のがれきの下から人骨6体出土。地震の犠牲者の中に、希少な先天性障害であるアペール症候群(Apert syndrome)を確認。
▶ V. Russeva, L. Manoilova (2925) The earthquake casualties from Heraclea Sintica - buried under debris of the portico of the Roman forum. Journal of Archaeological Science: Reports, Volume 66, October 2025, 105338.
▼ヘラクレア・シンティカ関連記事→2024年9月23日 - ボスニア・ヘルツェゴビナ
- ポサヴィナ県(Posavina)トリサ(Tolisa)のサヴァ川(Sava)で、紀元前2〜前1世紀の双角錐形(bipyramid)の鉄インゴットが数百個見つかる。ヨーロッパ最大規模。[Arkeonews]
- イタリア
- ポンペイ遺跡(Pompeii)で、紀元前79年にヴェスヴィオ山の大噴火の後にヒトが戻ってきて生活した証拠。[Le Monde]
- フランス
- ノルマンディー地域圏(Normandie) ウール県(Eure)ヴァル=ド=ルイユ(Val-de-Reuil)のシュレ遺跡(Suret)で、土坑から後期青銅器時代・紀元前10〜前9世紀のソケット付き青銅鎌。英国の様式で、大陸では稀。
▶ Brèves du Bronze : une faucille à douille à Val-de-Reuil (Eure) [INRAP: Institut national de recherches archéologiques préventives]
2025年8月6日(水)
- 中国
- 内モンゴル自治区 ウランチャブ市(烏蘭察布市;Ulanqab)で「皇帝北巡之碑」と題した石碑を発見。出土位置から見て北魏の六鎮に関連。北魏道武帝の天興2年(399年)の北西に関連すると推定。[新華社]
- トルコ
- ヴァン県(Van il)ギュルプナール郡(Gürpınar)ベシュブダク(Beşbudak)のティリシン平原(Tirişin)の海抜3000m近い山頂で、鉄器時代のウラルトゥ王国に関連した砦。50の部屋と石造りの城壁。[Anatolian Archaeology]
- トルコ
- ネヴシェヒル県(Nevşehir il)ユルギュップ郡(Ürgüp) タシュクンパシャ村(Taşkınpaşa)で、エレトナ侯国(Eretna Beylik)時代・600年前のイスラームの礼拝の跡。[Daily Sabah]
- フランス
- サントル=ヴァル・ド・ロワール地域圏(Centre-Val de Loire)アンドル=エ=ロワール県(Indre-et-Loire)トゥール(Tours)で、前期旧石器時代と中期旧石器時代の石器。
▶ Première découverte d’une occupation du paléolithique moyen à Tours Nord (Indre-et-Loire) //[INRAP: Institut national de recherches archéologiques préventives] - リトアニア
- ヴィリニュス(Vilnius)の集団墓地で発掘されたナポレオン軍の兵士の遺体をDNA分析。これまでに確認されていなかったサルモネラ(Salmonella enterica)とBorrelia recurrentisを確認。[ZME Science]
▶ Rémi Barbieri, Julien Fumey, Helja Kabral, Christiana Lyn Scheib, Michel Signoli, Caroline Costedoat, Nicolás Rascovan (2025) Paratyphoid Fever and Relapsing Fever in 1812 Napoleon’s Devastated Army. bioRxiv. - ペルー
- アマソナス県(Región Amazonas)チャチャポヤス郡(Provincia de Chachapoyas)ラ・ハルカ(La Jalca)でチャチャポヤス文化(Cultura Chachapoyas)の建物200棟と、棍棒頭2個。[La República]
2025年8月5日(火)
- 京都府
- 舞鶴市・上安久1号墳(かみあぐいちごうふん)で、中国製銅鏡、ガラス玉、鉄製品、須恵器など出土。古墳時代中期前半・5世紀前半の円墳、27m。公益財団法人京都府埋蔵文化財調査研究センターの調査。8/10現地説明会。
▶上安久1号墳現地説明会 [公益財団法人京都府埋蔵文化財調査研究センター] - ソロモン諸島
- ガダルカナル島(Guadalcanal)沖の水深800m以上の海底で、第二次世界大戦中の1942年12月12日に沈没した日本海軍の駆逐艦照月(てるづき;Teruzuki)の船体。[Archaeology News]
- トルコ
- ネヴシェヒル県(Nevşehir il)ユルギュップ郡(Ürgüp) シャヒネフェンディ村(Sobesos)の古代都市ソベソス(Sobesos)で、ローマ時代・4世紀のモザイク装飾された建物、浴場、集会場、墳墓など。[Hürriyet Daily News]
- トルコ
- イズニク郡(İznik)ヒサルデレ(Hisardere)で、ローマ時代の墓と、鮮やかなモザイク。ローマの将軍の住まいか。[Anatolian Archaeology]
▼ブルサ県(Bursa il) - スウェーデン
- Tråsättra遺跡で出土した、中期新石器時代・刺突文土器文化(Pitted Ware Culture;PWC)・紀元前2630年〜前2470年の土器19点と土製小像39点の態度を分析。土器19点はすべて在地産。土製小像のうち10点はゴットランド島やオーランド島などバルト海各地のもの、在地産以外の土製小像のほとんどは人物像で、動物像はすべて在地産。バルト海での狩猟採集民による土器・土製品の海上取引はラップダール遺跡の例から見て前期新石器時代に始まっていた。
▶ Mikael Fauvelle, Torbjörn Brorsson, Magnus Artursson, Niclas Björck, Christian Horn (2025) Maritime exchange during the Middle Neolithic: evidence of trade in ceramic figurines at the Pitted Ware Culture site of Tråsättra. Journal of Archaeological Science: Reports, Volume 66, October 2025, 105342. - USA
- ノースカロライナ州(State of North Carolina)ブランズウィック郡(Brunswick County)ブランズウィック・タウン(Brunswick Town)で、沈没船4隻を発見。うち1隻はスペインの私掠船ラ・フォルトゥナ(La Fortuna)。ほか3隻のうち1隻は埋め立てに用いられており、1隻は植民地時代のフラットボート。これらは海岸線の浸食により危機に瀕する。
▶ Archaeologists discover four at-risk shipwrecks on colonial waterfront at Brunswick Town/Fort Anderson State Historic Site [East Carolina University]
▼ブランズウィック・タウン関連記事→2019年7月8日
2025年8月4日(月)
- 福島県
- 国見町・阿津賀志山防塁(あつかしやまぼうるい)で、堀跡の一部を発見。国見町の調査。8/3現地説明会。[福島民報]
▼阿津賀志山防塁関連記事→2016年11月25日 - ヨルダン
- マバダ(Mabada)にあるムライガト遺跡(Murayghat)で、前期青銅器時代1A期・紀元前3600年〜前3300年の儀式場跡。[Arkeonews]
▶ Susanne Kerner (2025) Dolmens, standing stones and ritual in Murayghat. Levant, 1-16. - ポーランド
- マゾフシェ県(Województwo mazowieckie)のズヴォレンカ川(Zwoleńka)流域で、中期旧石器時代・7万年前のネアンデルタール人の石器修理工房跡。ネアンデルタール人に関わる開地遺跡としてポーランドでは最北。[Nauka w Polsce]
2025年8月3日(日)
- インド
- ジャンムー・カシミール連邦直轄領(Jammu and Kashmir)アナントナーグ県(Anantnag)エイッシュムカン町(Aishmuquam)のKarkoot Nag遺跡で、2000年前のヒンドゥー教の神像とシヴァ神の象徴リンガ。[Hindustan Times]
- トルコ
- ディヤルバクル県(Diyarbakır)エルガニ郡(Ergani)Özbilekで見つかったローマ時代〜ビザンティン時代・4〜6世紀のモザイク床で、ダビデの星とキリスト教の十字架を組み合わせた図像。[Anatolian Archaeology]
- UK(イングランド)
- バークシャー州(the county of Berkshire)クッカム(Cookham)のアングロサクソン時代・8世紀の修道院に、終末期医療の証拠。英国最古のホスピスの可能性.[BBC]
▼クッカム修道院関連記事→2024年8月29日
2025年8月2日(土)
- ドイツ
- ザクセン=アンハルト州(Land Sachsen-Anhalt)ゲルシュテヴィッツ(Gerstewitz)で、新石器時代・ザルツミュンデ文化(Salzmünde)・5000年前のピット12基。幅2〜3m、深さ2.5mで、内部から、炭化した建物残滓や、儀式用の土器、人骨。獣骨など。[Heritage Daily]
- フランス
- サントル=ヴァル・ド・ロワール地域圏(Centre-Val-de-Loire)ロワール=エ=シェール県(Loir-et-Cher)ソローニュ(Sologne)で、末期青銅器時代、鉄器時代1期、鉄器時代2期の農村集落。
▶Un habitat rural de la fin de l’âge du Fer en Sologne (Loir-et-Cher) [INRAP: Institut national de recherches archéologiques préventives]
2025年8月1日(金)
- 新潟市
- 秋葉区・古津八幡山遺跡(ふるつはちまんやまいせき)の火災は7/31鎮火。火災後の安全性が確保されるまで当面の間、史跡古津八幡山遺跡歴史の広場の出入りを中止に。
▶ 史跡古津八幡山遺跡歴史の広場は火災により当面の間ご利用できません[新潟市文化財センター] - 山梨県
- 都留市・中谷遺跡(なかやいせき)で、平安時代の暮らしの跡。山梨県埋蔵文化財センターの調査。8/16現地説明会。
▶ 中谷遺跡(なかやいせき)現地説明会[山梨県埋蔵文化財センター] - 兵庫県
- 朝来市・生野鉱山で、17〜19世紀に鉱石から鉱物を取り出した精錬用の炉11基確認。兵庫県教育委員会の調査。[神戸新聞]
▶現地説明会のご案内【生野代官所跡関連遺跡(朝来市)】[兵庫県立考古博物館]
▼生野代官所跡関連遺跡関連記事→2013年8月1日 - タイ
- ノーンラーチャワット遺跡(Nong Ratchawat)の墓で出土した青銅器時代・4000年前のヒト6人の歯石36個を調査。このうち11号墓の被葬者1人から得られた3試料で、キンマ(betel nuts)に由来する化合物を検出。抗精神性のキンマを噛んでいたことを示す。[Frontiers]
▶ Piyawit Moonkham, Shannon Tushingham, Mario Zimmermann, Korey J. Brownstein, Charmsirin Devanwaropakorn, Suphamas Duangsakul, David R. Gang (2025) Earliest direct evidence of bronze age betel nut use: biomolecular analysis of dental calculus from Nong Ratchawat, Thailand. Frontiers in Environmental Archaeology, Volume 4. - トルコ
- デニズリ県(Denizli il)の古代都市ラオディキア(Λαοδίκεια;Laodicea;Laodikeia)で、2000年前の建物群。行政・司法の中心地と推定。[Anadolu Ajansı]
▼ラオディキア関連記事→2024年8月4日 - トルコ
- シャンルウルファ県(Şanlıurfa)のハッラーン遺跡群(Harran)のマドラサで、ザンギー朝(Zengid)〜アイユーブ朝(Ayyubid)・12年前の儀式向けのラスター彩の陶器。[Anadolu Ajansı]
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