2023年7月20日(木)
- 宮城県
- 大崎市・大吉山瓦窯跡(だいきちやまかわらがまあと:第3次調査)で、燃料生産のための木炭窯。多賀城創建期の窯跡群から木炭窯跡が見つかったのは初。宮城県多賀城跡調査研究所の調査。7/22現地説明会。[TBC東北放送]
▼大吉山瓦窯跡関連記事→2023年7月12日 - 京都市
- 右京区・仁和寺(にんなじ)の国宝金堂を傷つけたとして器物損壊と文化財保護法違反の疑いで追送検された男が不起訴処分に。建造物侵入と傷害の罪ではすでに起訴。[京都新聞]
- 神戸市
- 垂水区・垂水日向遺跡(たるみひゅうがいせき)で、平安時代後期から鎌倉時代前期の堀に囲まれた屋敷跡。神戸市の調査。7/22現地説明会。
▶垂水日向遺跡の発掘調査現場を公開 [神戸市]
▼垂水日向遺跡関連記事→2021年11月11日 - 韓国
- 忠清南道 天安市・天興寺跡(チョヌンサあと)で、架構式基壇か開城の高麗の宮城の主要建築の形式と同一構造。高麗初期の最大規模の王室寺院。[聯合ニュース]
- 韓国
- 集中豪雨による国指定文化財への被害が7月20日17時現在で59件。慶尚北道が1/3を占める。国宝の金堤・金山寺弥勒殿の瓦が落ち、塀も崩壊。[聯合ニュース]
- 韓国
- 公州市 熊津洞のコマセンターで地下の収蔵庫が7/15集中豪雨により浸水。保管している4億ウォン相当の美術品72点がすべてに被害。発見が早く、修復された。[中島日報]
- 韓国
- 全羅北道 南原・万人義塚は集中豪雨のために排水路が流失するなどの被害を受けたが、国史跡は国が管理するという理由から状況把握に消極的だったとして、全羅北道が非難を受けている。全羅北道は7月13日〜7月18日の道内での集中豪雨による文化財被害は益山、高敞、仁実、長水で国指定4件、道指定2件、伝統寺院1件としていた。万人義塚は1597年の丁酉再乱(慶長の役)のとき南原城を守って戦死した人々を祀った墓。1981年に国指定になる以前は道が管理していた。[全北日報]
- ドイツ
- シェーニンゲン(Schöningen)で出土した旧石器時代・300000年前の木製品を分析。トウヒの枝の樹皮をはがして加工し、ひび割れや反りの帽子も行って、両端が尖った木製の投げ槍を作った。
▶ Annemieke Milks, Jens Lehmann, Dirk Leder, Michael Sietz, Tim Koddenberg, Utz Böhner, Volker Wachtendorf, Thomas Terberger (2023) A double-pointed wooden throwing stick from Schöningen, Germany: Results and new insights from a multianalytical study. PLOS ONE, 18(7): e0287719. [PLOS ONE] - ノルウェー
- ヴィーケン県(Viken fylke)アイカー(Eiker)のセム(Sem)で、ヴァイキングの大型建物跡。テニスコート2面分の大きさ。[Science Norway]
- UK(イングランド)
- ソールズベリ平原(Salisbury Plain)で、アングロ・サクソン・6世紀の墓70基。[Arkeonews]
- UK(イングランド)
- ケンブリッジシャー州(Cambridgeshire)で、ローマ時代・1世紀のブドウの花粉。43年に始まるローマの英国支配初期からブドウ農場が営まれ、ワイン生産が行われていた証拠。サミアン土器やスタイラスも出土し、交易がおこなわれたことを示す。[Ancient Origins]
- UK(ウェールズ)
- ウェルシュプール(Welshpool)のポウイス城(Powis Castle)で、中世・800年前の鉛釉陶器や、ジョージ朝、ヴィクトリア朝の遺構。中世陶器は13世紀の築城当初にさかのぼる遺物。[Powys County Times]
- モロッコ
- ケニトラ(Kénitra)にあったローマ都市タムシダ(Thamusida)で出土したローマ時代・1〜3世紀の動物遺体を分析。ライオン、ハイエナ、ハーテビースト、ガゼル、リードバック、ダチョウなど、アフリカ独特の動物があり、ローマ帝国内のほかの地域に円形闘技場での競技用にエキゾチックな動物を交易する拠点。
▶ Jacopo De Grossi Mazzorin, Claudia Abatino (2023) The exotic animal trade from Roman provinces. The results of animal remains study from the Roman town of Thamusida (Kénitra, Morocco). Journal of Archaeological Science: Reports, Volume 51, October 2023, 104116. [ScienceDirect] - ペルー
- ビエホ・サンガヤイコ遺跡(Viejo Sangayaico)の、先スペイン時代の屋外プラットフォームは、踏んだ時に音が鳴るように作られたダンスフロアの可能性。雷や稲妻の神の崇拝に関連。1000〜1400年に作られ、インカ帝国・1400〜1532年にも用いられ、スペイン人支配の初期にも用いられた可能性。[The Art Newspaper]
▶ Kevin Lane (2023) Pounding the ground for the thunder god: Sounding platforms in the Prehispanic Andes (CE 1000–1532). Journal of Anthropological Archaeology, Volume 71, September 2023, 101515. [ScienceDirect]
2023年7月19日(水)
- 岩手県
- 花巻市・山ノ神II遺跡(やまのかみ2いせき)で縄文時代の落とし穴や平安時代の炭窯。公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センターの調査。[公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター]
- 滋賀県
- 大津市・穴太遺跡(あのういせき)で、角材に加工された柱を用いた古墳時代の建物跡。大津市の調査。7/22現地説明会。[NHK]
- 福岡県・佐賀県・大分県
- 福岡県・佐賀県・大分県で、6月末からの大雨で少なくとも15件の文化財被害。福岡県筑前町・仙道古墳では石室内部の壁や床から水が湧き出て、墳丘にひび割れ。うきは市・塚花塚古墳や重定古墳で石室内に浸水。みやこ町・永沼家住宅では、隣接する裏山の一部が崩れ、押し寄せた土砂が基礎部を覆った。大分県中津市・耶馬渓橋の欄干の一部が流失。[共同通信]
- 鹿児島県
- 西之表市の馬毛島で、砂浜から軍人の認識票とみられる金属プレート。太平洋戦争時に沈没した民間徴用船「りま丸」に関連する遺留品の可能性。西之表市教育委員会の調査。[朝日新聞]
- 韓国
- 梅雨の集中豪雨による国家遺産への被害は7月19日17:00現在で50件。慶尚北道で被害相次ぐ。慶尚北道 奉化・晩悔古宅では周辺戸土砂崩れ。双碧堂宗宅と晩山古宅では屋根の雨漏り。瑞雪堂古宅で地盤沈下。京畿道 利川・魚在淵古宅では塀が崩れる。全羅南道 順天・松広寺天子庵では石積みが一部崩れる。聯合ニュース]
- ロシア
- ハカス共和国(Хакасия;Khakassia)アスキスキー地域(Аскизский район;Askizsky District)のカミシュタ(Камышта;Kamyshta)で、後期青銅器時代・ルガフ文化(Lugav culture)・3000年前の無傷の墓。被葬者の腰の位置から、帯と手綱を結びつけるための金具が出土。被葬者は戦車の御者で、当時この地域にウマの引く戦車が存在したことを示す。同様の遺物は中国やモンゴルでも出土している。ロシアでは従来用途不明の遺物とされていた。また、銅剣や装身具も出土。[LiveScience]
▶Новосибирские археологи нашли в Хакасии древнего колесничего, жившего три тысячи лет назад [Институт археологии и этнографии] - ルーマニア
- ノジョリド(Nojorid)で、土器に納められた中世の硬貨4860枚。ボヘミア・ハンガリー・クロアチアの王ウラースロー2世(Vladislaus II)の治世のもの。[LiveScience]
- スペイン
- ギプスコア県(Gipuzkoa)メンダロ(Mendaro)のアイスコルチョ遺跡(Aizkoltxo)で、後期旧石器時代・マドレーヌ文化の末・紀元前11000年の肩甲骨製のペンダント。2頭の動物像を線刻。[Noticias de Gipuzkoa]
- スペイン
- テルエル県(Provincia de Teruel)のバランコ・ゴメス岩陰遺跡(Barranco Gómez)で、ロープなどの道具を用いて蜂蜜を得るため登山する人物の壁画。当時の登山技術を示す。[Heritage Daily]
▼バランコ・ゴメス岩陰遺跡関連記事→2021年6月16日 - スペイン
- メリダ(Mérida)の円形闘技場の家(la Casa del Anfiteatro)で、ローマ時代の巨大な浴場跡。[El Diario]
- UK(イングランド)
- ウィルトシャー州(the county of Wiltshire)ハーナム(Harnham)で、青銅器時代の墳丘墓。鉄器時代の段状の地形。[BBC]
- ブラジル
- トカ・ド・オリョ・ダグア・ダス・アンドリニャス遺跡(Toca do Olho d'Água das Andorinhas)で、300年以上前の若い先住民女性の埋葬。腰の部分で脊椎に重い二分脊椎(spina bifida)を患い、歩くことができなかった可能性。周囲の世話がなければ生存できなかった。種子とみられるもの1000個からなるブレスレットを着用。[Newsweek]
2023年7月18日(火)
- 宮城県
- 松島町が、「町史」を作るために使用し個人が所有する史料が散逸していないか、その所在を確認する調査を開始。災害に被災した時に捨てられたり、代替わりで処分される例、ネットオークションへの出品などが各地で起きている。[NHK]
- 長野県
- 山形村・殿村遺跡(とのむらいせき:第2次調査)で縄文時代中期の集落跡など、さまざまな時代の集落跡。山形村教育委員会の調査。[市民タイムスWEB]
- 滋賀県
- 大津市・坂本城跡(さかもとじょうあと)の本丸推定地で出土した暗灰色と赤褐色の瓦のうち、赤褐色の瓦は火災で変色したものではなく、軒瓦の3割程度は最初から赤褐色。2色の瓦で飾られていた可能性。[読売新聞]
▼坂本城跡関連記事→2020年1月23日 - 島根県
- 安来市・勝山で、戦国時代の山城を訪れようとした60代男性医師が、駐車先の寺の住職から忠告されたにもかかわらず7/17午後4時ごろ入山し、遭難。翌日の捜索で、滑落して動けなくなっていたところを救助。[BSS山陰放送]
- 山口県
- 下関市・六連島の観音堂が大雨によるっ土砂で押しつぶされたが、3連休の間に島民が観音像を見つけ出す。[日テレNews]
- 韓国
- 韓国の国家遺産(国指定文化財)に対する梅雨の集中豪雨による被害は7月18日午前11時現在で41件。南原・万人義塚では、排水路の一部が流失。観覧客の立ち入りを禁止に。万人義塚は丁酉再乱(慶長の役)のとき、1597年に南原城を守って戦死した1万人を祀った墓で、1981年に史跡指定された。[聯合ニュース]
- パレスチナ(ガザ地区)
- ガザ地区でローマ時代の墓地から2000年前の鉛棺。[JNS]
- フランス
- セーヌ=サン=ドニ県(Seine-Saint-Denis)サン=ドニ自治体(Saint-Denis)で、考古学者が被っているハラスメントに反対するキャンペーン実施。2018年以降性的侮辱は犯罪となり、2023年に強化されたが、発掘作業に従事する女性たちに対する侮辱的な態度・言動はキャンペーンにより鎮静化した。[Le Point]
- フランス海外県
- マヨット(Mayotte)のツィンゴニ(Tsingoni)でモスク跡を国立予防考古学研究所(INRAP: Institut national de recherches archéologiques préventives)が調査。13〜14世紀に最初の居住とモスクの跡。
▶La mosquée ancienne de Tsingoni (Mayotte) [INRAP: Institut national de recherches archéologiques préventives] - ペルー
- クスコ県(Región Cusco)エスピナール県(Provincia de Espinar)アルト・ピチグア地区(Distrito de Alto Pichigua)のカナマルカ遺跡(K'anamarca)のうちクタ・カサ(Kuta Qasa)、イロカンチャ(Irokancha)、インカ・ピルワ(Inka Pirwa)の3地区で、プレインカ時代、インカ時代、植民地化のインカの埋葬遺構120基。[Andina]
▼カナマルカ遺跡関連記事→2023年4月19日
2023年7月17日(月)
- 韓国
- 韓国での集中豪雨による国家遺産(国指定文化財)の被害39件に。慶尚北道12件忠清南道・全羅南道が各7件、全羅北道4件、江原道3件、忠清北道2件、ソウル市・京畿道・釜山市・光州市で各1件。慶尚北道での被害が相次ぐ。栄州・浮石寺の祖師堂近くで土砂崩れ。醴泉・青竜寺では境内で盛土が崩れ、石造如来坐像と毘盧遮那坐像の安全管理にも影響。名勝・醴泉・仙夢台は一帯が浸水。名勝・醴泉・回龍浦ではマツが流失し、村の一部が浸水。全羅南道霊光にある昌寧曺氏観海公家屋では塀が2か所で崩れる。[聯合ニュース]
- 中国
- 北京市・周口店北京人遺跡の第15地点で、更新世後期・20万年前の人骨、石器、ほ乳類化石など。1973年の周口店第4地点以来、50年ぶりに更新世の人類の化石が出土。
▶周口店北京人遺址新發現古人類頂骨化石 [中国科学院] - ポーランド
- ルブリン県(Województwo lubelskie;Lublin)ルブリン(Lublin)で、中世にさかのぼる未知の塔を確認。[Nauka w Polsce]
- UK(イングランド)
- ノース・イースト・リンカンシャー自治体(North East Lincolnshire)ヒーリング(Healing)のラークスパー通り(Larkspur Avenue)で、ローマ時代・2〜4世紀の「はしご形集落」(ladder settlement)。主たる区域に4つの区画が接続。獣骨や製粉具など、牧畜や農耕の存在を示す。
▶Remains of Roman ‘ladder settlement’ discovered during archaeological dig in North East Lincolnshire [North East Lincolnshire Council] - ペルー
- 北部海岸地域のワンチャコ(Huanchaco)にあるパンパ・ラ・クルス遺跡(Pampa La Cruz)で、後期中間期(Late Intermediate Period)から後期ホライズン(Late Horizon)の初めにかけての6回にわたる生贄行事。チムー王国(Chimú)のころの生贄の性格や目的は多様。
▶ Gabriel Prieto, John Verano, Ann Pollard Rowe, Feren Castillo, Luis Flores, Julio Asencio, Alan Chachapoyas, Victor Campaña, Richard Sutter, Aleksalia Isla, Khrysthyne Tschinkel, Rachel Witt, Andres Shiguekawa, Jordi A. Rivera Prince, Celeste Marie Gagnon, Carlos Avila-Mata, Fuyuki Tokanai, Claver W. Aldama-Reyna & José M. Capriles (2023) Pampa La Cruz: a New Mass Sacrificial Burial Ground during the Chimú Occupation in Huanchaco, North Coast of Peru. Ñawpa Pacha. [Taylor & Francis Online]
▼ラ・リベルター県(Región La Libertad;La Libertad region) トルヒージョ郡(Provincia de Trujillo;Trujillo Province)
▼パンパ・ラ・クルス遺跡関連記事→2022年9月23日
2023年7月16日(日)
- 兵庫県
- 加古川市・行者塚古墳(ぎょうじゃづかこふん)から出土した甲冑形埴輪の一部が、たつの市立埋蔵文化財センターの収蔵庫に来歴不明の破片として所蔵されていた。[毎日新聞]
▼行者塚古墳関連記事→2001年3月7日 - 韓国
- 梅雨の豪雨により、7月16日(日)11:00現在で国指定文化財の被害は31件に。全羅南道霊光新川里三層石塔(高麗前期)で、周辺の石組が10m程度崩壊。慶尚北道では民俗文化財の安東河回村で建物4棟の塀が破損したほか、聞慶、奉化で被害[聯合ニュース]
- インドネシア
- スラウェシ島(Sulawesi)のゴア・トポガロ遺跡(Goa Topogaro)の調査により、4万年前にはホモサピエンスが居住していたことがわかったほか、更新世後期と完新世のヒトの痕跡。
▶ Rintaro Ono, Harry Octavianus Sofian, Riczar Fuentes, Nasrullah Aziz, Alfred Pawlik (2023) The Goa Topogaro complex: Human migration and mortuary practice in Sulawesi during the Late Pleistocene and Holocene. L'Anthropologie. [ScienceDirect] - ドイツ
- バーデン=ヴュルテンベルク州(Land Baden-Württemberg)の4つの墓地から出土した人骨の歯の特徴に基づいて分析。紀元前3千年紀〜前2千年紀初めにかけて生物学的な多様性が減少し、新石器人とステップ地域由来の人々との同化が進んだことを示す。紀元前750年〜前450年には再び多様性が生まれる。
▶Zahnanalyse ermöglicht neue Erkenntnisse zur Bevölkerungsentwicklung in Südwestdeutschland von der Steinzeit bis zur Eisenzeit [Archaeologie Online]
▶ Hannes Rathmann, Stephanie Lismann, Michael Francken, André Spatzier (2023) Estimating inter-individual Mahalanobis distances from mixed incomplete high-dimensional data: Application to human skeletal remains from 3rd to 1st millennia BC Southwest Germany. Journal of Archaeological Science, Volume 156, August 2023, 105802. [ScienceDirect] - ドイツ
- バイエルン州(Freistaat Bayern)シュトラウビング=ボーゲン郡(Landkreis Straubing-Bogen)イルルバッハ(Irlbach)で、古代の墓から青銅容器シトゥラ(situla)が出土。ほかにエトルリアの青銅容器や、金の指輪も[BR24]
- フランス
- アルザス地方(Alsace)のロスハイム(Rosheim)にあるピュルピュルコフ城(Purpurkopf)で、長さ19m、幅12m、高さ10mの遺構。また、周囲に城壁。9世紀に教皇レオ9世の家族が築城したアルザス最古の城。軍事機能のほか、税関として用いられた可能性。[France bleu]
- スペイン
- ソリア県(Provincia de Soria)で、2000年前のケルトイベリア人(Celtiberian)の都市。セルトリウスの反乱(Sertorian Wars;紀元前1世紀)のときのケルトイベリア人の拠点ティティアコス(Titiakos)とみられる。武器や硬貨が見つかり、セルトリウスの造幣所を守る砦とみられる。[Heritage Daily]
2023年7月15日(土)
- 韓国
- 梅雨の集中豪雨により、7月15日(土)17時現在で韓国の国指定文化財27件に被害。忠清南道の公州・扶余で豪雨被害相次ぐ。公州・公山城(コンサンソン)で城壁の一部が流失し、楼閣に浸水。公州・石壮里遺跡(ソクチャンニいせき)でも発掘調査区に浸水。付近の石壮里博物館は出入りを制限し、所蔵品を安全な場所に移動。公州武寧王陵と王陵苑(宋山里古墳群)では一部地域に土砂流出。公州・水村里古墳群(スチョンニこふんぐん)で一部磬斜面が崩壊。扶余王陵苑西古墳群(陵山里西古墳群)では2号墓の一部が流失。扶余・扶蘇山城(プソサンソン)の軍倉跡と散策路の一部が毀損され交通制限。[聯合ニュース]
- イタリア
- シチリア島(Sicilia;Sicily)西部モンテ・イアト(Monte Iato)の内陸集落から出土したアルカイック時代(Archaic)・紀元前6〜前5世紀の土器162点を分析。多様な土器を含み、在地の伝統に加えて、ギリシャやフェニキアの影響も。
▶ Kai Riehle, Erich Kistler, Birgit Öhlinger, Johannes H. Sterba, Hans Mommsen (2023) Mirroring Mediterraneanization: Pottery production at Archaic Monte Iato, Western Sicily (6th to 5th century BCE). Journal of Archaeological Science: Reports, Volume 51, October 2023, 104111. [ScienceDirect] - ドイツ
- ノルトライン=ヴェストファーレン州(Land Nordrhein-Westfalen)ペータースハーゲン市(Petershagen)ラーデ(Lahde)で、後期青銅器時代〜中期鉄器時代・紀元前1200年〜前400年の壺棺墓と、後期鉄器時代〜前期中世・紀元前3世紀〜紀元後6世紀の火葬土坑。
▶Brandgräber unter dem alten Schulhof in Petershagen-Lahde entdeckt[Archaeologie Online] - スペイン
- イベリア半島北東部の銅石器時代〜青銅器時代・紀元前3500年〜前1500年の石器について研究。長大なブレードや槍先は、遠方の原材料を用いて専門的に製作され、葬送に用いられた。ブレードは穀物の収穫や調理にも使用。
▶ Juan F. Gibaja, Niccolò Mazzucco (2023) The use of long blades and projectile points in the Western Mediterranean. Examples from the domestic and funerary sphere. Journal of Archaeological Science: Reports, Volume 51, October 2023, 104109. [ScienceDirect] - UK(イングランド)
- エセックス州(the county of Essex)ミストリー(Mistley)で、中期青銅器時代・紀元前1300年ごろの金製トルク。[BBC]
2023年7月14日(金)
- ロシア
- ノヴゴロド州(Новгородская област;Novgorodskaya oblast)のヴォルホフ川(Волхов;Volkhov)沿いにあるユリエフ修道院(Юрьев монастырь;St. George's (Yuriev) Monastery)で、13〜15世紀の住居跡から、ノヴゴロオド大司教・スピリドン(Спиридон;Spiridon;1229〜1249年)の鉛製印章。ユリエフ修道院はノヴゴロド公国(Новгородская республика;Novgorod Republic)の宗教センター。[Heritage Daily]
- イタリア
- ヴェネツィア(Venezia;Venice)のサン・マルコ聖堂(Basilica di San Marco)の、11世紀と12世紀の青銅製の扉を、原位置のまま非破壊的に分析。扉はカラマツととヨーロッパモミが多層構造になっており、これに鉛・錫青銅と、銅・錫・亜鉛・鉛合金で作られた金属部分がかぶせられていた。カラマツの一部の板の年輪年代は1965年以降。
▶ Marianne Mödlinger, Mauro Bernabei, Jarno Bontadi, Marco Fellin, Martin Fera, Giorgia Ghiara, Martino Negri, Judith Utz (2023) Multidisciplinary analyses on the 11th-12th century bronze doors of San Marco, Venice. PLOS ONE, 18(7): e0288094. [PLOS ONE] - エストニア
- イダ=ヴィル県(Ida-Viru maakond)ペーテリスティ(Peeterristi)で、第二次世界大戦中の1944年に破壊されたペーテリスティ教会の跡や、成人男性の人骨。[Eesti Rahvusringhääling]
- ポーランド
- クヤヴィ=ポモージェ県(Województwo kujawsko-pomorskie)カチュコヴォ(Kaczkowo)に円状遺構「ラウンデル(Roundel)」はなかった。ドローンでは円形が見えていた。[Nauka w Polsce]
▼カチュコヴォ関連記事→2023年6月25日 - ポーランド
- ワルシャワ(Warszawa;Warsaw)のブリュル宮(Pałac Brühla;Brühl Palace)跡で秘密のトンネル。第一次世界大戦、第二次世界大戦のころの弾薬や薬莢も。[The First News]
- ドイツ
- ブランデンブルク州(Land Brandenburg)ブランデンブルク・アン・デア・ハーフェル(Brandenburg an der Havel)で前期中世・1000年ごろの墓18基。スラブ人のものとみられる。豊富な副葬品を持つ。[Stern]
- UK(イングランド)
- ドーセット州(the county of Dorset)ポートシャム(Portesham)のヴァレー・オヴ・ストーンズ自然保護区(Valley of Stones National Nature Reserve)で、新石器時代・5000年前のサルセン石(sarsen stones)製の石器製作のための磨き岩。かく乱されず原位置で確認されたのはイングランドで2例目。[Dorset Echo]
- UK(イングランド)
- ウェスト・ヨークシャー州(West Yorkshire)ウェザビー(Wetherby)のウォルトンロード(Walton Road)付近で、環濠から鉄器時代〜ローマ時代のドラゴン形のブローチ(Dragonesque Brooch)出土。従来は、金属探知機により、考古学的コンテクストの不明瞭な状態で発見されることが多かった。
▶ Elizabeth Foulds & Harry Francis (2023) The Dragonesque Brooch from Land off Walton Road, Wetherby, West Yorkshire. Yorkshire Archaeological Journal. [Taylor & Francis Online] - UK(ウェールズ)
- バリー(Barry)でローマ時代・3世紀半ば〜4世紀後半のエリート男性の埋葬。21〜25歳。剣や銀のブローチを伴うが、顔を下に向けて埋葬され、頸、背中、足の近くに大きな釘が出土しており、被葬者は死亡時に拘束されていた可能性。[LiveScience]
- ケニア
- トゥルカナ湖(Turkana)周辺の、5000年前〜4000年前の最初の牧畜民による埋葬遺跡のうち、ロタガム北遺跡(Lothagam North)、マネマニヤ遺跡(Manemanya)、ジャリーゴール遺跡(Jarigole)の3遺跡で、石やダチョウの卵の殻製のビーズ。このうち石製ビーズの産地を推定。在地の石材のほか、200km以上の距離を運ばれてきたアマゾナイト(amazonite)や蛍石(fluorite)を含む。
▶ Carla E. Klehm, Mark A. Helper, Elisabeth Hildebrand, Emmanuel Ndiema & Katherine M. Grillo (2023) Mineralogy and Sourcing of a Stone Bead Industry Found in Communal Cemeteries Associated with Eastern Africa's First Pastoralists, ca. 5000 b.p. Journal of Field Archaeology. [Taylor & Francis Online] - ブラジル
- アングラ・ドス・レイス(Angra dos Reis)沖で沈没した奴隷船を発見。米国の奴隷商人ナサニエル・ゴードン(Nathaniel Gordon)が1851年にモザンビークからブラクイ(Bracuí)に奴隷500人以上を輸送中に沈没。[ARTNews]
2023年7月13日(木)
- 山形県
- 南陽市・長岡南森遺跡(ながおかみなみもりいせき:第6次調査)で、丘陵の頂上部に人工的な整地。周囲から集落跡や堀跡。近くにある稲荷森古墳と関連ある豪族居館跡の可能性。南陽市教育委員会の調査。[河北新報]
▼長岡南森遺跡関連記事→2022年7月7日 - 茨城県
- 茨城県内で新たに300か所の中世城館を確認。都合1135か所に。茨城県教育委員会の調査。[茨城新聞]
- 京都府
- 舞鶴市・田辺城跡(たなべじょうあと)で、石垣や虎口を確認。舞鶴市7/12発表。[京都新聞]
7/15現地説明会。
▶田辺城跡第33次発掘調査 現地説明会を開催します[舞鶴市]
▼田辺城跡関連記事→2018年9月14日 - 兵庫県
- 姫路市・姫路城城下町跡(ひめじじょうじょうかまちあと:姫路城跡第480次調査)で、姫路城外曲輪の西部から姫路城外堀を確認。複数回に及ぶ石材の積み直しが行われ、船場川の氾濫による被害を受けるたびに急いで復旧していた可能性。姫路市埋蔵文化財センターの調査。7/22現地説明会。
▶福中町で姫路城外堀を調査。現地説明会を開催します。 [姫路市] - 佐賀県
- 佐賀市・築山古墳(つきやまこふん)で、盾持人埴輪。体の前面に独立した盾を表現した造形は珍しい。顔には入れ墨。築山古墳は6世紀後半の前方後円墳、60m。佐賀市の調査。[佐賀新聞]
- 黒海
- 黒海沿岸の27遺跡で出土した中石器時代・新石器時代〜中世の動物考古学データを集成。25遺跡でクジラ目(Cetacea)の骨を含んでおり、新石器時代から中世まで8500年にわたってクジラ漁がおこなわれた。銅石器時代とローマ時代に、クジラ目の開発のピークがみられる。
▶ Magie Aiken, Elena Gladilina, Canan Çakırlar, Serhii Telizhenko, Youri van den Hurk, Luminita Bejenaru, Morten Tange Olsen, Pavel Gol'din (2023) Prehistoric and historic exploitation of marine mammals in the Black Sea. Quaternary Science Reviews, Volume 314, 15 August 2023, 108210. [ScienceDirect] - ドイツ
- ザクセン=アンハルト州(Land Sachsen-Anhalt)ヴェルニゲローデ(Wernigerode)のヒンメルプフォルテ修道院(Kloster Himmelpforte)で、500年前の金貨4枚。1525年の農民反乱の際し隠匿したか。さらに13〜16世紀の日用品。[WELT]
- フランス
- ランス(Reims)で、ローマ時代・2〜3世紀の住宅。国立予防考古学研究所(INRAP: Institut national de recherches archéologiques préventives)の調査。[42MAG]
- UK(イングランド)
- グロスタシャー州(the county of Gloucestershire)グロスター(Gloucester)で、グロスターシャー大学(University of Gloucestershire)の新キャンパス予定地から、1750年ごろ建てられ1960年に取り壊された聖アルデート教会(St Aldate Church)の一部。また、関連する12基の埋葬。Cotswold Archaeologyの調査。
▶New archaeological discoveries at City Campus, Gloucester [Cotswold Archaeology] - UK(イングランド)
- ウェスト・ヨークシャー州(West Yorkshire)ウェイクフィールド(Wakefield)のメスリー(Methley)で、丘陵の頂部に鉄器時代の集落。青銅器時代にさかのぼる可能性あり。さらに南斜面には、ローマ時代・2世紀中ごろ〜後半と、3世紀中ごろ〜5世紀前半の集落。
▶ Kevin Moon, Diane Alldritt, Ann Clarke, Ruth Leary, Phil Mills & Blaise Vyner (2023) Iron Age and Roman Settlement at Land North of Newmarket Lane, Methley, Wakefield, West Yorkshire. Yorkshire Archaeological Journal. [Taylor & Francis Online] - エジプト
- テーベ(Thebes)の墓地の葬祭殿で、ラメセス時代の絵画2点の細部を化学画像技術(Chemical Imaging Technology)で調査。細かい修正の跡などを確認。[Heritage Daily]
▶ Philippe Martinez, Matthias Alfeld, Catherine Defeyt, Hishaam Elleithy, Helen Glanville, Melinda Hartwig, François-Philippe Hocquet, Maguy Jaber, Pauline Martinetto, David Strivay, Philippe Walter (2023) Hidden mysteries in ancient Egyptian paintings from the Theban Necropolis observed by in-situ XRF mapping. PLOS ONE, 18(7): e0287647. [PLOS ONE] - 南アフリカ
- ライジングスター洞窟(Rising Star Cave)の石灰岩の壁に、335000年前〜241000年前の人類ホモ・ナレディ(Homo Naledi)が岩に刻んだ刻線。
▶ Lee R. Berger, John Hawks, Agustin Fuentes, Dirk van Rooyen, Mathabela Tsikoane, Maropeng Ramalepa, Samuel Nkwe, Keneiloe Molopyane (2023) 241,000 to 335,000 Years Old Rock Engravings Made by Homo naledi in the Rising Star Cave system, South Africa. Life, 12:RP89102. [eLife]
▼ライジングスター洞窟関連記事→2020年4月2日 - ペルー
- チャビン・デ・ワンタル遺跡(Chavín de Huántar)で、チャビン文化(Chavín)・3000年前の通路「コンドルの通路」を発見。[Reuters]
▼チャビン・デ・ワンタル遺跡関連記事→2022年5月31日
2023年7月12日(水)
- 宮城県
- 大崎市・大吉山瓦窯跡(だいきちやまかわらがまあと:第3次調査)で、地下式窖窯3基とそれに伴う灰原、木炭焼成土坑1基。平瓦・丸瓦を中心に軒瓦、鬼板など各種の瓦が出土。宮城県多賀城跡調査研究所の調査。7/22現地説明会。
▶国史跡 大吉山瓦窯跡第3次発掘調査・現地説明会 開催 [大崎市] - 福岡県
- 広川町の久留米絣の工房で、大雨により染料に土砂が入って使えなくなるなどの被害。[NHK]
- 大分県
- 日田市・皿山地区の小鹿田焼の窯元に豪雨被害。[TBS]
- 沖縄県
- 糸満市にある戦争遺跡の自然壕「シーガーアブ」の開口部近くに、鉱山開発にかかわる仮設道路の計画。沖縄戦の遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の具志堅氏らが別ルートの検討を沖縄県に要請。[琉球新報]
- 韓国
- 国宝「蔚珍 鳳坪里 新羅碑」の第1行の最期の文字は、練習で書かれた「練習刻字」の可能性。南山新城碑(591年)などにも類例。碑文が完成すると、字画の溝に黒や赤の色を塗るので、色を塗らない練習刻字は無視される。「蔚珍 鳳坪里 新羅碑」は、新羅の法興王の時代に建てられたとされる碑文で、貴重な同時代史料。[聯合ニュース]
- ギリシャ
- クレタ島(Κρήτη;Crete)のイエラペトラ(Ιεράπετρα;Ierapetra )で、青銅器時代・ミノス文明後期・紀元前1400年〜前1200年の石灰岩に掘りこんだ地下墓を偶然発見。被葬者を陶棺ラルナクス(λάρναξ;Larnax)に納める。[Archeologyworldwide]
- UK(ウェールズ)
- ベール・オブ・グラモーガン(Vale of Glamorgan)のバリー(Barry)で、中期青銅器時代・紀元前1300年〜前1150年の火葬墓から副葬品の木製櫛と金製ヒアリング。英国最古級の木製櫛。[The Guardian]
- ブラジル
- マトグロソ州(Estado de Mato Grosso)のサンタ・エリナ岩陰遺跡(Santa Elina)で、ナマケモノの皮骨板に孔をあけて作ったペンダントと、石器。南米に25000年以上前の人類がいた可能性。[LiveScience]
▶ Thais R. Pansani, Briana Pobiner, Pierre Gueriau, Mathieu Thoury, Paul Tafforeau, Emmanuel Baranger, Águeda V. Vialou, Denis Vialou, Cormac McSparron, Mariela C. de Castro, Mário A. T. Dantas, Loïc Bertrand and Mírian L. A. F. Pacheco (2023) Evidence of artefacts made of giant sloth bones in central Brazil around the last glacial maximum. Proceedings of the Royal Society B, Volume 290, Issue 2002. [The Royal Society]
▼サンタ・エリナ岩陰遺跡関連記事→2017年9月5日 - アルゼンチン
- カタマルカ州(Provincia de Catamarca)エル・ボルソン谷(El Bolsón)で出土した500年〜1300年の人骨6体と、ロス・ビスコス遺跡(Los Viscos)で出土した1200年前のラクダ科の獣骨5体のコラーゲンについて、炭素と窒素の安定同位体比を分析。ラクダ科動物は在地のC3植物を食べ、ヒトは主にC4植物を食べており、ラクダ科動物は主な食料ではなかった。
▶ Camila Neveu Collado, Violeta Anahí Killian Galván, Mariana Mondini, María Alejandra Korstanje (2023) Human and camelid paleodiets in El Bolsón valley (NW Argentina): A stable isotope approach. International Journal of Osteoarchaeology. [Wiley Online Library]
2023年7月11日(火)
- 群馬県
- 安中市・町北遺跡(まちきたいせき)で見つかった古代の道路遺構と建物跡について、飛鳥時代・7世紀の東山道駅路と奈良時代・8世紀の正倉の可能性が高い。碓氷郡家の関連施設。安中市の調査。7/30現地説明会。[上毛新聞]
- 京都府
- 亀岡市・法貴古墳群(ほうきこふんぐん)で、古墳時代後期・6世紀中ごろの北部九州系の横穴式石室の特徴を持つ古墳など。また、奈良時代・8世紀前半の火葬墓。公益財団法人京都府埋蔵文化財調査研究センターの調査。7/15現地説明会。
▶法貴古墳群現地説明会のご案内 [公益財団法人京都府埋蔵文化財調査研究センター] - 大阪府
- 柏原市・大県郡条里遺跡・山ノ井遺跡で方形周溝墓、弥生土器、石包丁、石器など。公益財団法人大阪府文化財センターの調査。7/15現地公開。
▶大県郡条里遺跡・山ノ井遺跡の『現地公開』を開催します。 [公益財団法人大阪府文化財センター]
▼大県郡条里遺跡・山ノ井遺跡関連記事→2023年3月7日 - 山口県
- 防府市・周防国分寺の土塀や、武光家屋敷跡の土塀が、大雨のため崩れる。[山口朝日放送]
- 沖縄県
- 琉球人遺骨返還問題を巡り、米国人類学会のメンバーが現地調査。「謝罪や遺骨の返還、対話に応じない日本の人類学者が琉球民族を傷つけている」と指摘。[沖縄タイムス]
- 中国
- 山西省 太原市・晋陽古城で、唐時代中期の手工業の工房が集中。[中国新聞網]
▼晋陽古城関連記事→2022年4月19日 - ニュージーランド
- ニュージーランドの海岸が、海面上昇による浸食を受け、文化遺産が危機に瀕している。既知の全遺跡のうち12%(9054遺跡)が海岸線から1000m以内の軟弱な地番の上にある。沿岸遺跡の55%は貝塚、25%程度は盛土。沿岸の遺跡の22%(1954遺跡)は海面情報の影響を受けやすい。
▶ Benjamin D. Jones, Mark E. Dickson, Murray Ford, Daniel Hikuroa & Emma J. Ryan (2023) Aotearoa New Zealand’s coastal archaeological heritage: A geostatistical overview of threatened sites. The Journal of Island and Coastal Archaeology. [Taylor & Francis Online] - トルコ
- キュルテペ遺跡(Kültepe)で、紀元前3300年ごろの大型建物群。鉱物資源の交易で繁栄。メソポタミアの都市ウルクの形成とほぼ同時期。[山陽新聞]
▶【プレスリリース】人類史における都市の起源を探る旅−トルコ共和国キュルテペ遺跡調査15年の成果− 岡山大学・アンカラ大学・ノートルダム清心女子大学共同発表|現代社会学科 紺谷亮一教授 [ノートルダム清心女子大学] - UK(イングランド)
- ドーセット州(the county of Dorset)ウィンターボーン・キングストン(Winterborne Kingston)で,青銅器時代・4000年前の墓。また、鉄器時代・紀元前100年ごろのドゥロトリゲス族(Durotriges)の集落も。[itv]
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