1999年12月10日(金)
- 北海道
- 北海道内の縄文人の骨の分析から,彼らが雑穀類を食べていたと判明。南川雅男・北海道大学大学院地球環境科学研究科教授の分析。12/11-12シンポジウム「北東アジアの自然と文化史」で発表へ。[北海道新聞]
- 青森県
- 階上町・滝端遺跡(たきはたいせき)で縄文晩期後半のクマの石製品。泥岩製。弥生には例があるが,縄文のクマ形石製品は全国初。階上町教育委員会の調査。
町教委「縄文から弥生へのつながりを考える上で貴重」。[河北新報]
▼青森県三戸郡階上町
▼滝端遺跡関連記事→1999年12月9日 - 新潟県
- 朝日村・奧三面遺跡(おくみおもていせき)の保存問題が新潟県議会で議題に。[新潟日報]
▼2008年4月1日から村上市 - 新潟県
- 十日町市国宝館・火焔の都計画策定委員会が本田欣二郎・十日町市長に中間答申。施設着手は2003年になりそう。[新潟日報]
- 滋賀県
- 多賀町・敏満寺遺跡(びんまんじいせき)で15世紀ごろ敏満寺周辺に形成されていた町屋跡。滋賀県教育委員会の調査。12/11現地説明会。[中日新聞]
▼滋賀県犬上郡多賀町
▼敏満寺関連記事→1999年10月2日 - 京都市
- 京都市考古資料館が開館20周年で常設展示を入れ替え。[京都新聞]
- 鳥取県
- 淀江町・大山町・妻木晩田遺跡(むきばんだいせき)の弥生墳墓に台状墓と区画墓。このうち6号墓は従来墳丘墓とみられていたが,盛り土はせず,尾根を削りだしたものだった。[日本海新聞]
▼鳥取県西伯郡淀江町→2005年3月31日から米子市 - 島根県
- 三刀屋町・馬場遺跡(ばばいせき)で棺槨二重構造の古墓。鉄刀を副葬。平安中ごろ,10世紀後半。島根県埋蔵文化財調査センター12/9発表。12/12現地説明会。[中国新聞]
▼馬場遺跡関連記事→2000年6月22日
▼2004年11月1日から雲南市 - 鹿児島県
- 鹿児島市・鶴丸城(つるまるじょう)石垣の底から1602年ごろの胴木。[南日本新聞]
- 南米
- アンデスの500年前のミイラの親類をDNA分析で確認。[信濃毎日新聞]
1999年12月9日(木)
- 青森県
- 階上町・滝端遺跡(たきはたいせき)で縄文晩期後半のクマの石製品。縄文では初。江坂輝彌・慶應義塾大学名誉教授と岡村道雄・文化庁主任文化財調査官が12/8確認。階上町教育委員会(はしかみ…)が昨年調査。[東奥日報]
▼青森県三戸郡階上町
▼滝端遺跡関連記事→1999年3月1日 - 新潟県
- 加茂市・馬越遺跡(うまこしいせき)で分銅・木簡・墨書土器。律令期「青海郷」の繁栄示す。加茂市教育委員会の調査。12/11現地説明会。[新潟日報]
▼馬越遺跡関連記事→1999年12月5日 - 京都市
- 立命館大学国際平和ミュージアムに「無言館」所蔵作品の常設コーナー12/8開設。[京都新聞]
- 福岡県
- 太宰府市・大宰府政庁跡(だざいふせいちょうあと)で政庁I期の並行する溝と柵列。政庁の外周か。II期遺構に匹敵する規模で,当初から役所的機能?九州歴史資料館12/8発表。[西日本新聞]
▼大宰府政庁跡関連記事→1999年5月28日 - 福岡県
- 来年度にも「歴史の道」整備事業着手。歴史的な街道ルート確認し,沿線の文化財調査・保存も。福岡県教育委員会12/9発表。[西日本新聞]
- 福岡県
- 久留米市・西小路遺跡(にししょうじいせき)の竪穴住居跡で縄文後期後半の石冠。中部地方の文化が波及か。久留米市教育委員会の調査。[共同通信]
- 沖縄県
- 中城村・中城城跡(なかぐすくじょうせき)で15世紀に護佐丸が増築したとされる排水路と城壁根石。中城村教育委員会の調査。[琉球新報]
▼中城城跡関連記事→1999年5月22日・2001年1月4日
1999年12月8日(水)
- 青森県
- 八戸市・是川中居遺跡(これかわなかいいせき)で種類の違う粘土を組み合わせた“象嵌文様”の縄文晩期注口土器。八戸市教育委員会の調査。12/7縄文是川フォーラム'99「縄文是川遺跡−新しい出土品が語る魅力」で江坂輝彌・慶應義塾大学名誉教授が指摘。[東奥日報]
▼是川中居遺跡関連記事→1999年10月4日 - 新潟県
- 新井市・観音平古墳群(かんのんだいらこふんぐん)を坂井秀弥・文化庁文化財調査官が12/7視察。調査支援を表明。[新潟日報]
▼観音平古墳群関連記事→1999年11月27日
▼2005年4月1日から妙高市 - 長野県
- 諏訪市・四賀普門寺地区で7世紀の古墳。「赤津川古墳」と命名。諏訪市教育委員会12/7現地説明会。[信濃毎日新聞]
- 岡山県
- 大原町・今岡廃寺跡(いまおかはいじあと)で大型建物の柱穴。県内唯一の法隆寺式瓦も出土。大原町教育委員会の調査。岡山県古代吉備文化財センターが協力。
亀田修一・岡山理科大学助教授「畿内との強い結び付き。鐵が経済力の背景か」。[考古学通信所引・山陽新聞12/8]
▼2005年3月31日から美作市 - 広島県
- 東広島市・安芸国分寺跡(あきこくぶんじあと)講堂付近から海獣葡萄鏡の破片。地鎮のためか。財団法人東広島市教育文化振興事業団文化財センターの調査。[中国新聞]
▼安芸国分寺跡関連記事→1999年10月22日 - 愛媛県
- 八幡浜市・元城跡(もとじょうあと)の二の曲輪の建物跡で中国製の青磁や備前焼。戦国時代摂津氏の山城。12/8発表。[愛媛新聞]
▼元城跡関連記事→1999年8月18日 - 長崎県
- 長崎県の政策創造会議「諏訪の森部会」12/7最終提言案。長崎県立美術博物館の敷地に「歴史文化博物館(仮称)」新設を求める。[長崎新聞]
▼長崎県立美術博物館は2002年12月末閉館
▼歴史文化博物館(仮称)関連記事→2000年5月9日 - 韓国
- 韓国ソウル市・風納土城内で「大夫」の銘文入り土器。韓神大学校博物館の調査。[朝鮮日報に載ったらしい(伝聞)]
百済王宮の可能性。百済の銘文土器は初。[KBS]
▼ソウル市松坡区
▼風納土城関連記事→2000年5月14日
1999年12月7日(火)
- 北海道
- 苫小牧市埋蔵文化財調査センター編「苫小牧東部工業地帯の遺跡群」が,委託者である苫小牧東部開発の破綻のため刊行継続困難に。新会社「苫東」も費用支出できず。未刊行部分に縄文中期の静川環濠遺跡(しずかわかんごういせき)も。[北海道新聞]
- 石川県
- 志賀町・猪之谷貯水池付近で鎌倉後期の瓷器系中世陶器片。「加賀焼」か。七尾高校郷土研究部の調査。[北國新聞]
- 大阪市
- 難波宮跡(なにわのみやあと)の16世紀の土層から犬の土製品102点。大阪府教育委員会などの調査。[産経新聞]
▼難波宮跡関連記事→1999年11月23日 - 佐賀県
- 鳥栖市・柚比本村遺跡(ゆびほんむらいせき)で頭部のない人骨を納めたかめ棺。弥生中期前半。人骨左肩に石剣のきっさき。佐賀県教育委員会・鳥栖市教育委員会の調査。[佐賀新聞]
- 沖縄県
- 西表島の旧「舟浮要塞」が竹富町教育委員会の伐採により姿をあらわし,戦争遺跡として保存整備の声。[八重山毎日新聞]
- エジプト
- 放射光施設「スプリング8(SPring-8)」で12/6から放射光による古代エジプト遺物の元素分析。山花京子・東海大学文学部講師らが財団法人高輝度光科学研究センターなどの協力により。[朝日新聞]
- ミャンマー
- ポンダウン丘陵(Pondaung)で昨年・発見した化石霊長類は新種か。原猿類(Strepsirhini)的な要素も残し,真猿類(Haplorhini)アジア起源の証拠か。京都大学霊長類研究所の調査。[読売新聞]
▼マグウェ管区(Magwe division)
1999年12月6日(月)
- 仙台市
- 仙台市による仙台城(せんだいじょう)本丸跡艮櫓(うしとらやぐら)の再建について,予定地に伊達政宗築城時の石垣など見つかっており,地固めで遺構を壊すおそれ。[河北新報]
- 石川県
- 金沢市・金沢城(かなざわじょう)天守閣は1587年には築造?石川県五学会連合研究発表会で石川郷土史学会の下郷稔さんが発表。[読売新聞]
- 石川県
- 金沢市・金沢城(かなざわじょう)で慶長・寛永の2度にわたる大造成。築城以前の地形わかり,尾山御坊(金沢御堂)解明のきっかけにも。財団法人石川県埋蔵文化財センターの調査。[北國新聞]
▼財団法人石川県埋蔵文化財センターは2013年4月1日から公益財団法人石川県埋蔵文化財センター - 鳥取県
- 青谷町・青谷上寺地遺跡(あおやかみじちいせき)の弥生時代四本結合銛が米子市立山陰歴史館所蔵のミクロネシアの銛に酷似。[日本海新聞]
▼鳥取県気高郡青谷町→2004年11月1日から鳥取市
▼青谷上寺地遺跡関連記事→1999年9月9日 - 沖縄県
- 旧立法院建物12/6解体開始。「立法院を再生させる会」は沖縄県知事に面談要求したが県側は拒絶。[琉球新報]
- 北朝鮮
- 高句麗古墳群の世界遺産登録支援について,日本の超党派の国会議員団が朝鮮労働党と合意。[毎日新聞]
1999年12月5日(日)
- 新潟県
- 加茂市・馬越遺跡(うまこしいせき)で分銅か錘とみられる石製品。加茂市教育委員会の調査。[新潟日報]
▼馬越遺跡関連記事→1999年12月9日 - 岡山県
- 建設省岡山河川工事事務所が岡山市・岡山城(おかやまじょう)石垣の根固め補修工事開始。昨年の大水で石が大量流失していた。[山陽新聞]
▼2009年4月1日から岡山市北区
1999年12月4日(土)
- 北海道
- 恵庭市役所1階ロビーで12/9までカリンバ3遺跡の写真展。12/10-24は市民会館で。[苫小牧民報]
- 長野県
- 中野市が前期古墳・高遠山古墳(たかとおやまこふん)を保存の方針。[信濃毎日新聞]
▼高遠山古墳関連記事→1999年10月1日・1999年10月2日 - 岐阜県
- 可児市・柿田遺跡(かきだいせき)で古墳時代の大規模土木工事跡。川の流れを変え,堰の木組には木製農具転用。財団法人岐阜県文化財保護センター12/3発表。12/11現地説明会。[中日新聞]
▼財団法人岐阜県文化財保護センターは2009年4月1日から岐阜県文化財保護センター - 静岡県
- 静岡市・登呂遺跡(とろいせき)で弥生後期の集落と溝。遺構の重複関係から,集落の存続期間が従来考えられていたより長そう。静岡市教育委員会の調査。[朝日新聞]
▼登呂遺跡関連記事→1999年10月6日
▼2005年4月1日から静岡市駿河区 - 兵庫県
- 芦屋市・芦屋廃寺(あしやはいじ)で伽藍の一部発見。法起寺式。白鳳〜室町の瓦が出土。芦屋市教育委員会12/3発表。12/5現地説明会。[神戸新聞]
▼芦屋廃寺関連記事→2001年7月3日 - 奈良県
- 斑鳩町・藤ノ木古墳(ふじのきこふん)の再調査方針は,阪神大震災による石室崩壊の進展への考慮も。崩壊状況調べ,石室保存の方法検討へ。[奈良新聞]
▼奈良県生駒郡斑鳩町
▼藤ノ木古墳関連記事→1999年12月3日 - 岡山県
- 佐伯町・小坂八ヶ奥遺跡で平安末期の筒形製鉄炉跡。時期は付近出土の須恵器による。岡山県古代吉備文化財センターの調査。[山陽新聞]
▼2006年3月1日から和気町 - 愛媛県
- 大洲市・大洲城(おおずじょう)天守閣復元のための寄付について,大洲市は12/3「違法でない」の見解。「オンブズえひめ」が,寄付の地域割り当てについて地方財政法違反の疑いを指摘していた。[愛媛新聞]
▼大洲城天守閣跡関連記事→1999年11月13日
1999年12月3日(金)
- 青森県
- 青森市・三内丸山遺跡(さんないまるやまいせき)の公園センター(仮称)の模型12/2公表。[東奥日報]
- 山形県
- 鶴岡市・山田遺跡(やまだいせき)で奈良末の「駅(うまや)」に関する木簡。出羽国田川郡に駅が存在と実証。財団法人山形県埋蔵文化財センターの調査。[考古学通信所引・山形新聞]
▼財団法人山形県埋蔵文化財センターは2012年4月1日から公益財団法人山形県埋蔵文化財センター - 長野県
- 岡谷市・清水田遺跡で縄文中期前半の黒曜石・石器の集積。各地に供給された黒曜石の集散地か。岡谷市教育委員会の調査。[中日新聞]
- 石川県
- 金沢市・観法寺谷遺跡(かんぽうじだにいせき)で鎌倉時代の木彫りの鳥。羽毛を墨でリアルに表現。財団法人石川県埋蔵文化財センターの調査。12/4現地説明会。[読売新聞]
▼財団法人石川県埋蔵文化財センターは2013年4月1日から公益財団法人石川県埋蔵文化財センター - 石川県
- 小松市・小松城(こまつじょう)二の丸跡で前田利常入城前の井戸。入城の際に城内の機能区分したか。財団法人石川県埋蔵文化財センターの調査。[お城の好きな北國新聞]
▼財団法人石川県埋蔵文化財センターは2013年4月1日から公益財団法人石川県埋蔵文化財センター
▼小松城跡関連記事→1999年8月18日・1999年9月2日 - 奈良県
- 平城遷都後の建立とわかった興福寺(こうふくじ)。飛鳥・厩坂寺を移建したはずの藤原不比等は720年に死去しており,不比等と興福寺の関わりに一石。[奈良新聞]
▼興福寺関連記事→1999年12月2日 - 奈良県
- 奈良県立橿原考古学研究所が斑鳩町・藤ノ木古墳(ふじのきこふん)の閉塞石部分を2000年度調査へ。[時事通信]
▼奈良県生駒郡斑鳩町
▼藤ノ木古墳関連記事→1999年8月23日 - 福岡市
- 鴻臚館跡(こうろかんあと)で筑紫館北側区画を示す塀の跡確認。中核施設の規模が東西74m,南北56mと判明。鴻臚館跡調査研究指導委員会12/2発表。[西日本新聞]
▼鴻臚館跡関連記事→1999年10月15日 - 熊本県
- 相良村・野原遺跡(のはらいせき)で縄文後期の竪穴住居跡。南福寺式土器・市来式土器・瀬戸内系土器・漁網錘など出土。川辺川ダム建設による水没地域で相良村教育委員会調査。[熊本日日新聞]
- ミャンマー
- ポンダウン丘陵(Pondaung)で茂原信生・京都大学霊長類研究所教授らが発掘した真猿類(Haplorhini)化石は4000万年前のアンフィピテクス(Amphipithecus)の頭蓋骨。[毎日新聞|朝日新聞|中日新聞|共同通信]
▼マグウェ管区(Magwe division)
1999年12月2日(木)
- 北海道
- 恵庭市・カリンバ3遺跡発掘調査12/1終了。遺跡は今月中に消滅。[苫小牧民報]
- 石川県・海外
- 古代・中世の竪形炉の源流は渤海か。小嶋芳孝・財団法人石川県埋蔵文化財センター調査部長の研究。[北陸中日新聞]
▼財団法人石川県埋蔵文化財センターは2013年4月1日から公益財団法人石川県埋蔵文化財センター - 岐阜県
- 関市・深橋前遺跡(ふかばしまえいせき)で弥生末〜古墳初頭の竪穴住居跡,都合86棟に。一大集落と判明。財団法人岐阜県文化財保護センター12/1発表。[岐阜新聞]
12/4現地説明会。[中日新聞]
▼財団法人岐阜県文化財保護センターは2009年4月1日から岐阜県文化財保護センター
▼深橋前遺跡関連記事→1999年3月8日 - 奈良県
- 奈良市・興福寺(こうふくじ)中金堂院回廊跡から五七桐文様の金箔軒丸瓦。[共同通信]
豊臣秀吉が寄進か。[毎日新聞|時事通信]
また,回廊跡の下から平城京(へいじょうきょう)条坊道路の側溝。興福寺の遷都後建立を実証。[読売新聞]
興福寺と奈良国立文化財研究所12/2発表。[毎日新聞|時事通信]
12/4現地説明会。[毎日新聞] - 鳥取県
- 倉吉市・大御堂廃寺(おおみどうはいじ)で木組みの溜め枡。7世紀後半〜8世紀初。倉吉市教育委員会12/2発表。12/4現地説明会(長靴持参)。[日本海新聞]
▼長靴の必要を記すのはいいが,「倉吉市」の名が出る以前に「同市駄経寺町二丁目」と言われてもねぇ。
▼大御堂廃寺関連記事→1999年8月24日 - 鳥取県
- 淀江町・大山町・妻木晩田遺跡群(むきばんだいせきぐん)のイメージソング「おいで ここへ みんな」のCDが12/1発売。売り上げの一部は「むきばんだ基金」へ。[日本海新聞]
▼鳥取県西伯郡淀江町→2005年3月31日から米子市 - 島根県
- 松江市・客山墳墓群(きゃくさんふんぼぐん)1号墓は弥生終末の貼石持たない墳丘墓。島根県埋蔵文化財調査センターの調査。[考古学通信所引・山陰中央新報]
- 島根県
- 大田市・三瓶小豆原埋没林(さんべあずきはらまいぼつりん)が12/1クレーンで引き上げ。[中国新聞]
- 広島県
- 東広島市・吉光谷遺跡で弥生後期前半の掘立柱建物。柱の最大直径35cm。財団法人東広島市教育文化振興事業団文化財センターの調査。12/5現地説明会。[中国新聞]
- 訃報
- 古生物学者・井尻正二氏12/1死去。86歳。[共同通信]
1999年12月1日(水)
- 富山県
- 小矢部市・桜町遺跡(さくらまちいせき)で初めて民有地の発掘調査。桜町遺跡発掘調査団が11/30から年度中。[北日本新聞]
- 石川県
- 金沢市・金沢城跡(かなざわじょうあと)の五十間長屋を宝暦13年(1763)修築したのは正木甚左衛門。財団法人石川県埋蔵文化財センターが「後藤家文書」調査し判明。[北陸中日新聞]
▼財団法人石川県埋蔵文化財センターは2013年4月1日から公益財団法人石川県埋蔵文化財センター - 石川県
- 金沢市・観法寺遺跡(かんぽうじいせき)で奈良後半の古代北陸道。幅約10m。木簡・瓦も出土し,付近に官衙も所在か。[北國新聞]
鎌倉時代の土師器大量出土。古墳の墳丘が中世の祭祀場に。[北陸中日新聞]
財団法人石川県埋蔵文化財センターの調査。12/4現地説明会。[北國新聞|北陸中日新聞]
▼財団法人石川県埋蔵文化財センターは2013年4月1日から公益財団法人石川県埋蔵文化財センター - 三重県
- 嬉野町・貝蔵遺跡(かいぞういせき)の「田」字墨書土器について,
嬉野町教育委員会「堰を造る時まじないの意味で埋めた」。上田正昭・京都大学名誉教授「意思を伝える文字というより,呪字の可能性」。[中日新聞]
▼貝蔵遺跡関連記事→1999年11月30日
▼2005年1月1日から松阪市 - 滋賀県
- 信楽町・宮町遺跡(みやまちいせき)の太政官あて木簡は,紫香楽宮(しがらきのみや)の官制の充実ぶりを示す。[読売新聞]
▼滋賀県甲賀郡信楽町
▼2004年10月1日から甲賀市
▼宮町遺跡関連記事→1999年11月30日 - 兵庫県
- 新宮町・新宮宮内遺跡(しんぐうみやうちいせき)は紀元25年。考古磁気探査による。土器による弥生中期に一致。新宮町教育委員会11/29発表。[こまこさんのニュース掲示板書き込み所引・朝日新聞播磨版]
▼考古磁気探査では当時の地磁気がわかるだけで,年代は考古学の相対年代から引いてきたものだったはず。(1999年12月2日,はにまるさんの指摘により一部修正)
▼2005年10月1日からたつの市 - 広島市
- 東広島市・三ッ城古墳(みつじょうこふん)に樹立された素焼きの復元埴輪が寒さで傷んだため,東広島市教育委員会がFRP製に取り替えへ。宮崎産で寒さに弱かった。[中国新聞]
- 人類の拡散
- アフリカからアジアに人類が拡散したルートに,従来知られた地中海東部経由ルートに加え,エチオピア付近から海岸沿いにアジアに広がった経路も。イタリア・パビア大学(Università degli Studi di Pavia)などのミトコンドリアDNA(Mitochondrial DNA)分析。[共同通信]
- ミャンマー
- ポンダウン丘陵(Pondaung)で真猿類(Haplorhini)の化石新たに発見。京都大学霊長類研究所とミャンマーの合同調査隊の調査。真猿類アジア起源説に説得力。[読売新聞]
▼マグウェ管区(Magwe division)
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